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金色のガッシュベル#146

「今,本当に必要な行動の巻」

ファウードの侵攻は未だ続くが,ついにアースとエリーのタッグがメインコントロールルームの直前の部屋に到達した.2人を待ち受けていたのはファウードの支配者・リオウ.ファウードを封印した一族であるアースはファウードを守る一族であったリオウの誘いを断り,呪いすらもパートナーとともに越えて今ここに敵として立ち向かう.
パートナーの姿なしに術を放つリオウと,ここまで仲間の助力で力を温存してきたアースの戦い.圧倒的な攻撃力と冷静なエリーの判断のあるアースの戦いぶりは凄まじいが,ファウードの力は底無しの回復力をリオウに与える.リオウを殺すか彼の本を燃やすか,アースが勝つための道はごく限られている.

長い物語の終盤で必死に畳みまくっている「ガッシュ」.下手するとファウード編だけで収まらなさそうな分量の敵と味方と伏線を一気にやっつけなければならないわけだからかなりの無茶を重ねなければならないのは仕方のないこと.てなわけで今回もかなり一杯一杯な展開が続くわけですが,作画は総じて良く,特にアース対リオウのバトルが実に本作らしい豪快な技の撃ち合いになっているのがうれしい.原理不明の凄い技がどっかんどっかん炸裂する,これもまた本作の大切な魅力の1つだと思うのです.

ファウードが未だ元気に泳いているのと対照的に,それを止めるべく体内を走るガッシュ組の消耗は次第に激しくなっていきます.特にウォンレイの穴を埋めるべく清磨チームに追いついてくれたテッドときたら,いきなりチェリッシュとファウードの心臓のために眠り込むほど消耗してしまう始末.…確かに念願の再会で大切な人で結果的には道が開けたわけだけど,ここで個人的な感情のために時間を使うってのは(苦笑).
しかもバトル終了後のテッドは置き去りにしなきゃならないほどの消耗ぶり.一刻を争うんだからジードが背負ってでも一緒に移動してもらわないと困るんだけど,もしかして本当に消耗しきっているのはジードの方か? 最上級術の発動によるパートナーの消耗は相当大きいはずだしな.
だからといってここにテッドを置いていくのは,しかもティオたちと一緒に置いていくのは絶対間違っている.ここはジードにサイフォジオをかけてでも移動を続け,チームの人数と戦力を出来る限り維持するのが正しいはず.ファウードという場自体を敵がコントロールできる以上,一度チームを分断されたら再会できない可能性が高い.…それでもテッドとティオなどを置き去りにする判断を下してしまうのは,疲れてるんだね,皆(苦笑).
さて,もう一方のアースチームが今回の主役.こっちのチームもいろいろあって(笑)分断されてしまっています.今もフォルゴレたちが追ってきてくれてはいますが,先走るアースたちが仲間の到着を待たずに次のステージに踏み込んでしまったのがまずかった.コントロールルーム直前の部屋に,ついにリオウが登場!
ここで明らかとなる興味深い2人の過去.アースは登場当初ガッシュのバオウの力を消すべく戦いを挑んで来たわけですが,なんで一介の魔物の子がそんなことをやってたのかと思ったら,ファウードに封印を施した一族の一人で,職務を全うしようとしていたわけですね.そしてリオウは封印を守る一族であったものの,一族が腐って封印された力を私利私欲のために使おうとしたってことか.千年前のどこぞの流派と似ているな.
ファウードの力を借りて王になろうとするリオウは,同じようにファウードの力について知っているアースを腐った道に誘おうとしたわけですがあっさりふられて,そのつれない態度がリオウのプライドをいたく傷つけてしまいました.そして二人の関係に巻き込まれたエリーが呪いを受けて苦しんだのは皆様ご承知の通り.アースとエリーは呪いに苦しみながらも世界を守るために意気投合してついにここに来たわけです.…アースはリオウが良からぬ考えを抱いていると知った時点で彼を殲滅するべきだったんでしょうが,あの段階ではまだパートナーがいなかったんだろうなぁ.
過去が必死に封印した危険な力に引かれるのは人間も魔物も同じであるらしく,ファウードを誰かが使うために守られていた力と曲解するリオウは,ファウードは使ってはならない力だと正しい解釈で動くアースを倒しにかかります.たった1組でこの部屋に飛び込んできた間抜けたちを後ろから追うものたちから分断した上で始まる決闘! これは2人の魔物の行動原理の是非をかけた戦いです.

実に真面目なアース対リオウが上の方で展開しているその下の方では,キース対バリーというマニア垂涎の,つまり本筋にはまったく関係ない熱戦が繰り広げられておりました.あのバリーの宿命のライバルを気取るキースの過去の実績は!…いも天大食いバトルかよ(笑).確かに一種の勝負ではありますが白田さんの腕っ節が強いという話は聞いたことがありません.それでも畑違いの勝負に必死で頑張ったバリーは実に偉いので,たとえキースに負けたとしても決して恥じることはない.とはいえ大食いの勝利を延々と自慢されたら,腹は立つよなぁ.
まともな術勝負ではいくら持久力のあるキースでもバリーの憎しみ溢れる防御と攻撃にはかなわない.ついでにバリーには笑いが一切通じないので,いくらいも天で逃げようとしても許してくれるわけがない(笑).バリー怒りのギガノゾニスに吹っ飛ばされて,キースたちのおふざけもここで終幕.エンドロールがコントロールルームに指示されてはいますが…本は燃えてないので大変に不安です(苦笑).
舞台は真面目な方に戻ります.未だ本の使い手の姿なしに術を放つことのできるリオウと,ここまで体力を出来る限り温存してきたので呪文をフルに使えるアースの決闘.アースの剣には相手の力を吸い取る特殊効果があるために,並の魔物なら初撃を耐え切れない上に耐えても持久戦に持ち込まれた段階で確実に負けるわけです.実際にリオウも力に押されて一気に劣勢に追い込まれるわけですが,これはあくまでファウードの力を見せ付けるために喰らってやったんだと言い張るあたりが憎々しい.ファウードで無尽蔵に力を補給できるリオウ相手では,アースの剣の追加能力は意味を失ってしまいます.
持久戦に持ち込んでしまえば自分たちが不利になるばかりと悟ったエリーは即座に戦術を速攻に切り替え.リオウに回復する隙を与えずに攻め切れば勝てると踏んだわけですが,実際のリオウの回復役が奥の部屋にいて止まらないのが悩ましい.いくら大技の打ち合いで圧倒してもリオウは無尽蔵のエネルギータンクを背負って戦っているわけで,このままでは技を出すアースの消耗ばかりが増していくばかり.
回復装置の位置こそ決まっているようですが,エネルギー充填できているリオウと消耗した上に肉体的には弱いパートナーを連れているアースではどうしても差がありすぎる.心の力に限界のあるアース側は大技の連続も次第に耐え切れなくなり,折角間近まで接近してもエリーが限界に達して術が出ない! …ああ,もうリオウなんかと悠長に遊んでいるからこんなことに! 敵が随時回復可能とわかった時点で勝負は捨てて,ファウードを止める事に全力を尽くせばここまで何も出来ずに消耗するなんてことはありえなかったはずなんだけど…やっぱし疲れてるのかなぁ….
自分のパートナーの心の力はついに尽き,通路に足止めされている仲間たちもどんどんファウードの防御機構のために消耗していく.通路の連中も呪文で扉や壁をぶっ壊せばいいのに,下手にパネルがあるから時間を食ってしまうんだよなぁ(苦笑).とはいえアースの力が尽きかけている今となってはファウードを止められるのはガッシュの持つバオウと仲間たちのみ…らしいので,ならばとアースは今必要なことのために決意します.やっぱしバオウはただ強い術ってわけじゃないようですね.

アースが決意したのはこれから来る仲間達のために道を開くこと.エリーすら置き去りに敵に背を向けて,それでも扉を開くために力を尽くします.彼の最後の行動は賢明で,2つの通路を進んできた仲間たちはついにアースたちが戦う部屋で合流するものの,その目前ではアースがリオウの大技を喰らって消えていきます.…アースはガッシュに後を託し,最後の最後で役目を果たした上で魔界へと帰還.こうしてまた,王を巡る闘いの終わりが近づきます.
ついに最後のステージに達したはずのガッシュたち.消耗した6組対回復装置つきの1体のバトルはこれからどのように展開するのか.ガッシュたちは折角無傷でここまで来たんだから優先順位を間違えずに,今本当に必要な行動であるファウードを止める方に頑張って欲しいんだけど…疲れてるから無理かもなぁ(苦笑).予告ではここまで雌伏してきたあいつらがついに表舞台に出てくる様子.リオウ対ガッシュたちという現在の構図はどう変化するのか.次回に続きます.

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