« 金色のガッシュベル#148 | トップページ | 焼きたて!!ジャぱん#69 »

3月終了アニメ雑感2

泣いても叫んでもあと一息で3月も終わり…なんだけど,こりゃ4月までずれ込むなぁと苦笑いしそうな年度末を皆様いかがお過ごしですか? 最近は長文更新はさすがに厳しいので,サイドバーに新設した「連絡板」を毎日更新しています.皆様には最新の記事しか見えませんが自分は過去の記事を読めるので,時間変更メモが存外役立っていたりしますよ.あと,記事にするには短すぎる心の叫びをぶつけたり.短いのは書きやすくって楽だ.

自分は客観的に見ると悪球専門に当たるのは否定しようのないところ.…本人としてはあれは極狭なストライクゾーンに入ってきた貴重な絶好球であり,見逃す方がぶっちゃけ勿体無いと思うのですがどうか.悪球打ちには悪球打ちなりに,見ること以上に選ぶことや書くことに対する相当なこだわりがあります.自分専用としか思えない凄いのを見出すために数を見て,一度見定めたらどんな変化をしようと確実にスタンドに運んでやろうという,作品に対する超攻めな心意気がポイントです.

さて,3月終了番組のシリーズ雑感第2弾! 次から次に終わっていくな.

4:3:4 焼きたて!!ジャぱん
料理バトルものの冷笑的なパロディであり,ネタ的にも大変にチャレンジャーな原作をうまく消化し時間的な制約を毎度全力で乗り越えて,ゴールデンタイムのアニメとしてのアレンジを果敢に繰り出した上に1年半を維持しきった制作側,サンライズの体力がともかく凄い.「それは無理だろ」としか思えなかったネタがアニメとして放映されてしまう恐ろしさと面白さは,きっと原作既読者でなければ味わえなかったものではないかと思います.…大麻ジャぱんやごはんですよは絶対諦めると思ったのに!
作画は時折不安定ながらも女性と野郎の逞しい裸体に関しては安定.原作を上手に解釈し再構築された動きの楽しさなど画の見所も多かったわけですが,特に褒めたいのは声と音楽.子安氏の怪演はハジケリストとしては当然なんだからスルーして,ベテランの間で揉まれて立派な関西弁ヘタレツッコミとして確立した阪口周平氏の成長ぶりと,毎度のリアクションにあわせて作られたすごくどこかで聞いたことのあるパロディ音楽の贅沢な使いっぷりが素晴らしかった! 原作由来の間口の狭さが改善しきれなかったことや焼きたて9編でのテンション低下ってな問題もあったけど,ともかくちゃんとまとめたんだからもういいじゃないですか(苦笑).面白かったです!

3:2:2 怪
ショートシリーズを3話連続で放映したので,評価全体については平均を取るようにしています.特に最終シリーズの「化猫」の出来が良く,「化猫」単体なら「おもろ」をつけたいんだけど残りの2つが凄く足を引っ張って「普通」に.大人向けで実写でもやれるものをアニメでわざとやっちゃうノイタミナ枠としては,「化猫」以外2本の作画の貧弱さがどうにも痛かった.雰囲気を語るならそれに相応しい画がどうしたって求められるもの.その要求に最後の最後で応えた「化猫」は,下地の上に半透明のセルを重ねたような画面が実に豪奢で,DVDを買いたくなるくらいに良かった.

4:2:3 陰からマモル!
短期シリーズで大変にお金もなさそうなこの枠としては,かなりしっかりと見られるものをつくってもらえたところが好印象.原作のキャラクターと設定の力を上手に使い,絵が間に合わない部分は物語(特に台詞回し)と見せ方で補うというバランス感覚が素晴らしかった.声優も凄く頑張っていたよ…特にバナナの歌とか(笑).美少女モノの命である絵の面での力が足りていないので一般は2.ただし,ほんわりとしてモテモテな忍者コメディを御所望ならば必ずやその期待に応えてくれるんじゃないかと思います.妙にシリアスになってみるラスト2話を含め,芸術的なエッジはまったく立ってないけれどその分嫌味のない楽しい深夜アニメです.

3:3:1 ふしぎ星のふたご姫
1年かけて大量のメインキャラクターをしっかり立てたところはやっぱり凄い.あの量の設定を管理して話に組み込むのは相当の手間が必要だったはず.特にアルテッサの見事な立ちっぷりとブライトのどうしようもないヘタレっぷりは必見.しかしあの7+1の世界観についてはさすがに量が多すぎて消化不良になってしまった感じ.次のシリーズは学園という1つの世界をベースにするようだから,この問題が解決されるかもしれません.幼児女児向けとしては特段の破綻がないところが最大の長所…であり同時に短所.本作が一番不運だったのは,同時期に類似の構造を持ちながらも常識はずれにハジケていた「マイメロ」があったことだと思います(苦笑).

4:3:3 金色のガッシュベル!!
時折の瞬間最大風速が凄い作品だった「ガッシュ」も,3年のシリーズ全体を通しで評価するならこのくらいではなかろうか.素晴らしい着想と展開に恵まれた原作に比べると,アニメ化して物語と作画が致命的に追いついていない面が多々見られたところが辛かった.もちろん原作以上に良くなった時もあったけれど(特に3年面前半の頑張りは素晴らしかった)ここぞという場面がほとんど原作以下に留まってしまったのが勿体無い.原作未完の作品としては精一杯にまとめてくれたのはよくわかるんだけど,人と時間の足りないことがあまりにもあからさまな回が多かったアニメは,どうしても他の人には勧めにくいんだ.
個人的には実に長いつき合いの作品で,ずっとレビューを書いてきたから愛着はあるし終了するのも凄く残念.珍妙なキャラや言動に対するスタンダードでクラシカルな櫻井氏のツッコミぶりはお手本のようだったし,チチもげに代表されるバカ歌や豪華声優の演じるバカキャラの競演は脳裏にこびりついて消えません(苦笑).迫力あるバトルの中でもギャグを絶対忘れてくれない,そんな根本的に間違ったバランス感覚も大好きでした.
最後に.ガッシュという素敵な主役を2年半以上も演じてきた大谷氏がクライマックス直前に離脱せざるを得なくなったというのは,ご本人はどれほど無念であったかと思います.ぜひとも元気になっていただいて,DVDやOVAでリベンジをお願いしたいんですが…だめですか(笑)? 1ファンとして,一日も早い復帰を心よりお待ちしております!

4:4:4 おねがいマイメロディ
まさに今期最強のダークホース!ウサギのぬいぐるみだけど! 長い歴史の中ですっかり消費されつくしてしまった古く愛らしいキャラクターに,注いではならない危険な血を注いでしまった制作側も制作側ですが,それを許したサンリオもサンリオだと思います(笑).一か八かの大輸血は見事にハマり,幼児や大きなお兄さんたちだけでなく,子どもにつき合わされて見ているノーマルな視聴者の心すらも掴む珍作となりました.愛らしい外見から放たれるとんでもない猛毒や,コロリとやればリセットされる設定をいいことに展開された毎度毎度の乱痴気騒ぎに,愛や恋や憧れのような明るくて真面目な感情をほほえましい感じにトッピングした味付けも見事.素晴らしい仕事です.
キッズ向けの極端に濃いギャグをやろうとすれば,どうしても異様なキャラがメインになりがち.そこに毒気皆無のキャラを放り込むことによって,ただの濃いギャグでは掴めない客層にまでアピールできる一般性を手に入れたところが素晴らしい.用兵の妙によってギャグアニメの歴史に残るに違いない傑作なので、次期が大変に心配で(笑)楽しみです!

今のところはまずこの程度.今週はこの先もまだまだ続くぞ.

|

« 金色のガッシュベル#148 | トップページ | 焼きたて!!ジャぱん#69 »

「アニメ終了雑感」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5112/9276637

この記事へのトラックバック一覧です: 3月終了アニメ雑感2:

» Gash anime ends [why.sigh?]
After three years of air time, Koniji no Gash Bell!! anime ended today at 150 episodes. I still remember falling in love with the anime series because of Kiyomaro. It was the interaction between Gash and Kiyomaro that made this anime so memorable ove... [続きを読む]

受信: 2006.03.27 11:18

« 金色のガッシュベル#148 | トップページ | 焼きたて!!ジャぱん#69 »