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7月開始新番組チェック

暑くてたまらないここしばらく,皆様いかがお過ごしですか? 自分は試写会に行って以来,仕様外のいろいろにやられてぐったりです.忙しさのために折角買ったおもちゃもろくにいじれず,新番組のチェックもままならず…というわけで今になってようやく今月はじまった新番組について短評が出せそうですよ.
今期は大改編期の合間なので数は多くないですが,癖が相当強いのが数本.でもなんか微妙に食い合わせが悪くてどっぷり感情移入するには一味足りない.特に短期シリーズでは冒頭で客を掴めなければ鳴かず飛ばずで終わる確率が高いので,切られる前に更なる奮起を見せてくれることを期待したいんだけど….
おなじみの通り,作品名前の記号は事前の期待→視聴後の印象.

△→△ 貧乏姉妹物語
原作未読.「神様家族」に続く東映の萌え狙い作品.キャラは手堅く愛らしく,邪魔な野郎はさくっと切り捨て,ともかく姉と妹の愛らしい様をひたすら見てもらえればいいという最近の流行に乗った構造です.しかし複雑ゆえにドラマづくりしやすい恋愛要素をあえて切り捨てるこの構造を取るならば,物語に普通でないひねりを加えるか,圧倒的な画の力で押しつぶすべきだと思うんですが…東映の芸風って元々それほど濃くはないんだよな.一般の人に見てもらうには適度な濃さかもしれないけれど,競争者の多すぎる深夜帯では埋もれていきそうな気がする.

○→△ 出ましたっ!パワパフガールズZ
前作未見.「シュガルン」の後釜として登場した本作もまた東映.かなり前から発表されていた期待の企画なんですが…浦沢御大が関わっていてスタートダッシュに成功するはずがないとは思ってたんですが(笑)今回は海外向けなためなのか,御大脚本らしい刺さったら死にそうなエッジが相当丸まってますね.もちろんスロースターターな御大が本領を発揮されるにはしばらくかかるはずなので,それまではちゃんと見守っていきたい.3人の中では素敵なボケ祭りを見せてくれそうなバブルスがいいな(笑).

△→△ おとぎ銃士 赤ずきん
前作未見.なんかいろんなものが物凄く深夜枠向けなんですが,キッズ向け作品での石山監督への信頼度はかなり高いので,この先時間帯に合った方向に作風もどんどん更正されていくに違いない…と信じたい(笑).これもまたいい感じに話が回るようになるまでには時間がかかりそうなのでのんびりと見守っていきたい.敵だけで話が回せるくらいになるといいんだけど….ちなみに主題歌は今期開始の作品の中ではかなりのお勧め.お気に入りです.

-→○ ゼロの使い魔
原作未見.題材の選び方やキャラ造形や物語の展開に無理がなく,最重要な作画や声にはしっかりと手間がかかっている.この作品に期待されることにさらりと答えた自然体ぶりが素敵な1作.当たり前のハードルを忠実に全てクリアしている作品はそれほど多くないから,この先作画が崩れることさえなければいい線行きそうですよ!
ご主人のツンデレをはじめ,脇の皆さんも割と見た目どおりのキャラなんですが,飼われた主役の少年がただただ服従して流されていくわけでもエロにまかせて行動するわけでもないところが面白い.この手の作品で主役少年を微笑ましく見守ることができるものは珍しいので,この先ツンデレと少年の関係がどんな風に変化していくのかを楽しみに見守りたい.主題歌もなかなか!

△→△ コヨーテ ラグタイムショー
コミック未読.「シノブ」までで名を上げて「フタコイ」で下げた(苦笑)ユーフォーテーブルの挑むオリジナル作品.原作つきだと折角儲けても関係各社とかに相当持っていかれるらしいので,小さい会社だからこそオリジナルをメインに据えたいって気持ちはわからなくはないんだけど…クリエイターとしての折角の力量がもう空回りしちゃってるのが勿体無い.足りないのはシリーズを通した構成力のはずなので,そこがなんとかなればいいんだけど….

△→△ 無敵看板娘
原作ちょっとだけ既読.抜群の動画力を誇るテレコムの手がけるアクション作品…なんだけど,これまた随分とマニアックなところから原作を持ってきたなぁ(笑).立体的で正確で清潔な動きを得意とするスタジオなので,迫力優先で満載なデタラメアクションをどう描いていくのかが気になります.正直,原作との相性がいいとは思えないけれど,これを手がけたことがスタジオとしての芸風を広げる大きな力になるといいなぁ.

-→× 内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎
原作未読.だっぽん! 他の作品と比較するのが大変申し訳ないクオリティとなっておりますが,こういうおっさん臭い作品としてはこのベタさはぎりぎりでアリなのではないかと思います.ただし問題はおっさんがどうやってこの深夜アニメに気がつくかという一点だけで…(苦笑).きっと安いに違いない制作費を回収できるかどうかが今後の鍵.アニメの未来のためには回収できない方が望ましいに違いない微妙な1作です.

○→△ N・H・Kにようこそ!
春をかき回していった「ハルヒ」去りし後の大本命と目されていた期待作.タイトルからして実に攻撃的な原作をアニメ化できただけで相当の話題性があり,そんな冒険作に美麗な画とテンポのいい動きと贅沢な音楽で飾ることができたなら勝ったも同然!…のはずなんだけど,直前までアニメすげえ美少女すげえと踊っていた連中を取り込むには題材があまりにも苦すぎる(苦笑).回を重ねるごとにテンションや美少女割合は上がってきてるんですが,ダークサイドの塊みたいなこれを祭り上げて踊るのはあまりに辛いに違いない.評論家ばかりに評価されるように作品になるとつまらないぞ?

今のところ,書けそうなのはこんな感じかな?

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