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デジモンセイバーズ#14

「どんなときでもこいつのペースの巻」

暴走したガルダモンを新たなる進化で倒したマサルとアグモン.この件の陰にいると思われるメルクリモンを倒すため,そして行方不明となったマサルの父を探すため,マサルたちはデジタルワールドに赴くことを決意する.
翌朝,十二分に装備を整えて,デジタルワールドへと転送されるマサル・トーマ・ヨシノと彼らのデジモンたち.しかし到着直後,折角持ち込んだ全ての装備が消し去られてしまう.ブーメランで他人の荷物を消したのは身の軽い人間の少年.人間はデジモンの敵と言う彼は,しゃにむにマサルたちに襲いかかるのだった.

凄い盛り上がりの果てに1クール目を終了し,新章に突入した「セイバーズ」.ピヨモンの件で人間たちはメルクリモンこそが元凶と考え,討伐のためにデジタルワールドに向かうんだけど…人間たちとデジモンの間には既にかなりの誤解が発生しています.その理由には人間側の推測の誤りだけでなく,人間たちの知らない事実が存在しているようで,その事実に深く関係してきそうなのが今回冒頭の10年前の事件.人間側,特に大門家からすれば行方不明者を出した悲劇的な事件なんですが,この件かこの件の前後に起きたことが諍いの元凶になっている可能性が高い.でもってそれに間違いなく関わっているのが今回登場の謎の少年.彼の年齢とその両親が大変気になるところですが…お前「Nitro」のレオンみたいだな(笑).ちなみにオープニングではこの回から完全体解禁.

己の足りぬものを知って新たな力を手に入れたマサル.これまでは殴った手から出ていたデジソウルは全身から噴出するようになり,次をどうするのかがもう気がかりだ(笑).完全体・ライズグレイモンの最大の利点はやはり行動範囲の広さ.これまでかなり苦心していた空中の敵相手でも,今後は互角以上に戦えるはずです.そしてピヨモン事件はあくまでも発端.マサルたちがこれから目指す先には,現在首謀者扱いのメルクリモンの姿があるはずです.
そしてついにマサルに対し明らかにされる,デジモンと大門家の因縁とは…10年前に父が失踪したのはデジタルワールド.発見されたデジタルワールドを探索する専門家チーム6人の中に,マサルに似た風貌の父が含まれており,その探索の最中に行方不明になったというのです.ここで隊長の回想として描かれる10年前のデジタルワールド探索の場面は,今後に大きく影響するに違いないのでよく見ておきたい.
困難を極め,デジモンの襲撃を受けてキャンプが壊滅し人間界にも戻れなくなった…という映像は,この間マサルたちが行ったばかりのデジタルワールドの姿とは掛け離れてます.探検隊の六人の中には女性っぽい影や,オールバックと眼鏡,背の低いヒゲというどっかで見た感じの2つのシルエットも混じってるな.でもって大門スグル博士が以前つけていて,今はマサルが下げてるペンダント.これはどのようにしてマサルの手に渡ったんだろう?
父がそんな経緯で行方不明となったことは,もちろん母も知っていました.衝撃の事実を聞かされて泡食って帰ってきたマサルは,母からも話を聞くことになります.デジモン研究の第一人者でともに平和に暮らせる方法を探してたという父.この家には,マサルがアグモンに逢うずっと前からデジモンを受け入れる体制ができていたわけです.…ただし母はデジモンと父のことに関しては,マサルまでデジタルワールドに取られてしまうようで話せなかった.話を聞いたマサルは「俺は消えたりしねえ!」と約束するわけですが…こんなこと言い出す奴は絶対行方不明になるのが世の理ってなもんですね(苦笑).
メルクリモンを探し父も探し出す!と能天気に力むマサルを見て「やっぱりスグルさんの息子ね」とサユリさん.父も相当ポジティブな性格だったのかな? そして「約束して,必ず戻ってくるって」とマサルにお願いする母.既に一人失っている彼女はもう一人失うことには耐えられないだろうから,「母さんを悲しませるようなことは絶対しないさ!」とマサルは請け負うんだけれど….ちなみに大門博士の件についてはDATS本部でもトップシークレット.あのバカの父が博士というのは相当意外ですが,マサルは頭悪いわけじゃなくて使ってないだけだしな.
ピヨモンの敵を討つために,そしてマサルの父を探すために,DATSはデジタルワールドにすぐに踏み込まねばなりません.事を急ぐのはデジモン被害を減らすことに加えて,組織そのものの存続がやや怪しくなってきているのも影響してるんだろうな.最悪の場合父と同じように帰れなくなりますが,それでもマサルたちは覚悟を決めて行くことを選びます.
翌日の朝8時半.結構深刻な場面だからこそ!マサルは母渾身のでかい弁当を持ち込みます.もちろん中には特に少年たちを魅了するサユリさんの卵焼きが入ってますんで,食べたかったら余計なもの扱いしちゃいけません(笑).…卵焼きが当たらないことになって地味にショックを受けているトーマ.そうか,そんなに好きなのか….
まだまだ未知のデジタルワールドに踏み込む彼らには,メルクリモンの位置がわかるデジモンレーダーや世界を越えて通信できる超空間通信機や転送してもらえる転送マーカーといった便利装備も説明されて準備万端.ただし人間とは別の便で送らねばならなかったのが,悲劇のはじまりだったのですが(苦笑)…かくしてDATSの3人は狭い筒中で背中合わせで一度に送られ,オープニングのあのシーンが何を表現していたのかがわかります.
トラブルもなくデジタルワールドに到着した3人.マサルとアグモン,トーマとガオモンは以前こっちに来ているので,ヨシノと人間界で孵化したララモンだけがこの世界を初体験.けれどマサルたちだってたかだか1回余計に来ただけなので,この世界に対する理解度は全員ほとんど変わらないはずです.
彼らを追いかけて機材の入ったコンテナも到着.何よりも中のお弁当のため(笑)皆走って回収に向かいます.相変わらずアグモンは勝手にデジヴァイスから抜け出して卵焼き1番乗りを果すために先頭を走るわけですが…到着直前にブーメランが弁当ごと全てを消して,凄く便利そうだった機材が活躍する前に消えるだなんて(苦笑)! せめて弁当…じゃなくて転送マーカーだけは,手持ちで現地入りするべきだったなぁ.
突然の敵の手痛すぎる攻撃に,デジモンたちをリアライズさせて警戒する一同.彼らをいきなり遭難させたのは,木の上にいて大きなブーメランを自在に操る謎の少年.それを発見したマサルは即座に追いかけ,仕方なく他の連中もマサルを追いかけて森に入っていきますが,これが迷惑のはじまりだったのでありました.

森の木を伝って素早く逃げ,森にあるものを利用してマサルたちを攻撃するのは変な格好をした人間の子ども.しかも人間を憎む彼の傍には,ピヨモン事件に大きく関わったファルコモンの姿があります.あのマサルに樹上から襲いかかるだなんて,命知らずにも程がある.もちろんこの手の喧嘩なら敵なしのマサルはしっかり攻撃を止めるんだけど,ファルコモンが空中から飛び道具で支援するからややこしい.
ファルコモンと一緒ということはこの少年もどうやらメルクリモンの仲間.彼はマサルたちをデジモンの敵呼ばわりしてきます.彼の言う,人間はデジタルワールドの平和を壊すってのは,一体どんな根拠で言われているんだろう? メルクリモンの仲間で人間の敵である少年がブーメラン持って人間とデジモンの混成チームの真ん中に飛び込んで攻撃を仕掛ける,そのアクションが画として凄く面白い! 結構派手に暴れまわるようには見えるけれど,当たってはいないんだよな….この肉弾戦はファルコモンの煙幕で一時休止し,森からは謎の霧が沸き上がります.
霧とともに森から響く「出ーてーゆーけー」の声.さらに森からは蔓も飛び出してきます.そして「愚かで傲慢な人間どもよ,とっととこの森から出てゆくがよい!」と姿を現したのは,森の主みたいな巨木型デジモン.完全体のジュレイモン.人間を敵視しているのは間違いないわけですが,あくまでこの森の主であり,メルクリモンの味方ではなさそうなのがありがたい.ファルコモンたちと連携されちゃ洒落にならないですからね.てなわけで彼はこの森の主として,全員に即時の撤退を求めます.
ところが謎の少年と来たら,「人間,デジモンの敵!」と頑張ってデジヴァイスまで出してきます! その形はマサルたちが持っているのと同じ.一体誰がいつ彼にこれを与えたんだろう? つうかデジヴァイス自体,一体誰が作ったんだろう? ファルコモンのパートナーな少年は進化させペックモンとして仕掛けてくるので,マサルたちもこれに進化で対抗.ちなみにこれまでは直接敵を殴らないと進化させられなかったマサルですが,敵のブーメランをぶん殴ることでもチャージが可能になったようです.
「知らねえだろうから教えとくぜ! お前が喧嘩を売った相手は,日本一の喧嘩番長だってことをよ!」と今回初対面の少年に見得切って弟分をジオグレイモンに進化させるマサル.進化したデジモン同士の大喧嘩は周囲に対して甚大な被害を及ぼす迷惑なもの.いきなり自分の縄張りを戦場にされたジュレイモンが怒るのも無理はありません.…さらに事態をややこしくするのが,上空からヤンマモンに乗って見ていたゴツモン.完全なメルクリモンの部下である彼は,勝手に攻撃を仕掛けている少年の味方ではない御様子.彼へのきついお仕置きとして,空中の岩をその能力で下へと導き全てを押し潰すつもりです….
我慢しきれないジュレイモンが全員にチェリーボムをお見舞いしたため,地上での戦闘はゴツモンのお仕置きを待たずに中断.ジュレイモンが必死だったのはその体の下に沢山の幼年期のニョキモンたちを守っていたためだということもわかったわけですが…ここでようやく,上空からお仕置きの岩が落ちてくる!
大岩の雨のような落下はさっきまでの戦闘よりもずっと迷惑.広範囲に渡って森の木々は折れ,隠れているニョキモンたちも大ピンチ.これを助けるために動いたのが地上にいたDATSの面々.困ってるときはお互い様というわけで,総出で落ちてくる岩を壊します.潰されたら絶対死にそうな巨岩を前にしても,決して逃げることのないマサル.「男が魂込めた拳には,不可能なんかねえんだ!」と全身からデジソウルを噴出させてフルチャージ! ジオグレイモンをライズグレイモンへと進化させ,頭上の驚異を爆砕します.…2段目のデジソウルは「守る」という思考に反応して噴出するのかな?

大岩の雨も止み,ニョキモンに気づいたペックモンの促しで謎の少年も撤退.ようやく森に平和が戻ってきます.助けてやったにも関わらず「愚かで傲慢な人間ども」という表現を改めてくれないジュレイモンにも,普段からバカ呼ばわりに慣れているマサルは余裕(笑).確かに人間はバカばっかりだけど,バカだからこそ熱くなれる,見ず知らずのデジモンを助けたりできる…と実に彼らしい言いぶりで人間の良さをアピール.もちろん個体差はありますが,人間がその存在からして邪悪ってわけではないのは本当…のはず.たぶん.
なんとか驚異は退けられたものの,マサルたちは未だ装備のロストという大問題を抱えています.おかげでメルクリモンの居場所もわからなくなったし,人間界に戻るマーカーもなくしてしまったし.しかし情けは人のためならずというわけで,ニョキモンを助けた礼として,ジュレイモンがいいことを教えてくれました.メルクリモンの宮殿にはデジタルゲートがあり,その宮殿は山の向こうの無限氷壁にある….
全てを解決し生きて帰るためには偉く高いハードルを越えねばならなくなったわけですが,それでもマサルはまったく負担に思ってないようです.他の2人は何かあればすぐに戻るつもりでこの世界に来たわけですが,マサルは最初からメルクリモンを倒してから人間界に戻ることしか考えてなかったんでしょう.「わかりやすくていいじゃねえか!」なんて,お前…(苦笑).
てなわけではじまったデジモンワールド編.マサルに喧嘩を売った命知らずの謎の少年ことイクトの行く末や,ゴツモンの報告を受けても動かないメルクリモンの意図も気がかり.それと,個人的にはヨシノのことが気になってます.マサルとデジタルワールドには深い関連があり,トーマとデジタルワールドの間には研究者と研究対象という関連があるわけですが,ヨシノにはそういうものが今のところ見当たらないのが逆に気になる.あとは…弁当消えちゃったけど,食料どうするんだろう? 前途多難,作画も微妙な次回に続きます.

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