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9月終了アニメ雑感1

アニメを押さえるだけでなく,ゲームをプレイしたり関連書籍を購入したりと割とちゃんとした「.hack」シリーズファンである自分.書店で「.hack//G.U.キャラクターファンブック」(中の人設定がわかるよ!)を見つけたんで購入し,ぱらぱらと眺めてみたんですが,気をつけろ! 中に今晩のネタバレが(苦笑)! ストーリーに深く関わる部分はなんとか回避したんですが,キャラ紹介部分でもネタバレております.なのでどれだけ読みたくても今日の30分遅れ+2話連続の最終回が終わるまでは我慢するべきです…でも,熱心なファンは昨日のうちに購入して,罠にひっかかってる可能性が高そうだ(苦笑).

てなわけで! 9月終了番組のシリーズ雑感第1弾! まだ追いきれていませんが….

3:2:1 コヨーテラグタイムショー
ユーフォーテーブルらしく折角画が美麗なのに! 動きだってアクションだって抜群なのに! キャラだってあざといけど魅力的なのに! 物語全体の構成と各話の展開の両方がどうにもダメで,素敵な画にまったく釣りあってないのが勿体なさすぎてたまりません.これで2クールあったらまた評価が違うと思うんですが,たった1クールでは登場人物たちは皆ナルシストで自分勝手に自分たちに浸っていて,視聴者どころか現状すら見ちゃいない.大好きな制作会社だからこそこの状況が悲しい.ぜひとも次回作では鉄板で面白い原作を持ってくるか,脚本面を大幅に刷新・強化していただきたい.足りないのは明らかにそこだけなんだから,他は今のままで構わないからお願いだから….

4:3:2 ガイキング
3クール目はぎちぎちに詰め込んだけど,よくぞここまで頑張った! 序盤こそ作画や物語に東映らしい崩れが見られたものの,中盤以降の品質は文句なし.特にメカアクションが最高に美しい作品で,ハッタリ効きまくりの艶っぽいメカアクションはCG全盛の現代では希少な宝でありました.大量の仲間をしっかり立てたキャラへの愛や,可能な限りの全力で物語を描ききった構成力も素敵で,最後の占いや凄いギャグ回で笑いを忘れなかったところも正しかった.全体として無駄に大人にコビないところも良かったなぁ.あ,エンディングは前期と後期を入れ替えるべきかなとは思った(笑).時間帯に恵まれなかったのは残念でしたが,そんな逆境だからこその作り手の意地の超高品質も見物.メカアクションの歴史を語る際にはぜひとも触れてあげたい秀作です!

4:3:1 ARIA The NATURAL
前シリーズの倍の話数で,前シリーズよりももっと深いところまで! 前シリーズの事前の視聴が必須となるので一般向けとしてはどうしても敷居が高くなっていますが,個人的には猫がらみの部分が増えたこのシリーズの方が前よりも好きかもしれない.時折の作画の乱れは隠せないけれど,そんな瑕疵を演出・絵コンテの良さで全部補ってしまうのが凄まじい.ここぞという時には作画も良くなっていて,シリーズ全体としての力の抜き方と入れ方が良かった.常に高品質が一番望ましいけれど,それを続けると小組織では作り手が消耗しすぎてしまうもんなぁ.前シリーズ視聴者ならば視聴は必須.前シリーズの視聴なくしては分からないようないい話もあるのでセットでどうぞ!

3:3:2 スクールランブル2学期
現状でも深夜アニメとしては十分な品質.ここまで出来てればファン向けとしては十分なんだけど,それでもどうにももの足りない.あらゆる意味で奔放でやりたい放題の傑作な前シリーズと比較されることにより,すっかり割を食ってしまった感じ.女性陣の愛らしさや恋愛要素はこのシリーズの方が濃いんだけれど,一番見たかったのはそういうまともなものじゃなかったからな…前監督はやっぱり凄かったんだなぁ.あ,小林ゆうの暴走については前シリーズを明らかに超えていました.以前の己を越えて彼女は一体どこに行くのだろう(笑).

3:2:2 シムーン
あまりにも急加速すぎるスタートで視聴者を散々振り落としたあと,それでもなお真っ直ぐに飛び続けた少女の青春の物語.やってることは最初から最後まで真っ直ぐ同じで,途中で作品の質が変わったわけではないから「化けた」とは言えないけれど,このバカ高な敷居に負けずよく訓練されてしまった視聴者には,最終的に大変に面白い作品になりました.人と人の繋がりを描く中で,シビュラたちが女性であり男性にもなり得る,性別差を無意味とする設定が華麗に機能したところが最大の見所.これだけ奇妙な満足感を感じる,詩的な作品はとても珍しい.…こうなると本当に序盤の敷居の高さが悔やまれるけれど,今より親切な「シムーン」は「シムーン」じゃないし,終盤にはもっと敷居が高くなるし…じゃ,これでいいか(苦笑)! 今から見る奴は頑張れ.最初は相当きついけど,必死でついていく価値はあると思うぞ!

4:4:3 桜蘭高校ホスト部
五十嵐監督神を連れてきた時点で勝負が決まった麗しき傑作,この半年間に放映された作品の中でも全体的な完成度の高さは折り紙つき.メインターゲットとなる原作ファンや女性アニメファン以外にも十分アピールできる,普遍性の高い娯楽作品です.特に演出面は贅沢この上ない作品で,途中「監督部」みたいになってましたからね(苦笑).ギャグ・コメディとシリアスの両面で見所があり,ギャグでは思い出し笑いを誘うほどの爆発力を,シリアスでは繰り返し視聴に耐える端正で暗喩に満ちた描写力を如何なく発揮しています.最後はいかにも監督神らしい真面目さが勝って,むしろ本作らしくない雰囲気でまとめちゃってますが,自分はそんな監督神の根本的な不器用さが大好きなためまったく問題ありません(笑).
作画は総じて良好,声も脇役,ゲストまで全員きれいにハマって文句なし.原作では空気に近いれんげさんを重用するなどかなり原作をいじるタイプの作品でしたが,そんなアレンジが大抵効果的であったということが素晴らしい.また,主題歌が作中でも効果的に使われ,正しく「テーマ」曲として機能していたのもポイント高い.好みの回を上げるだけでも1話3話8話10話13話16話20話22話23話…とずらっと並べてしまえるあたり,本当に満足度の高い作品です.年齢性別を問わず,あなたが幸せな時間を過ごしたいなら,ぜひ「ホスト部」を訪れてください!

とりあえず見終わったのはここまで.今期分はまだまだ続きます.

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