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2007年3月終了アニメ雑感・2

前からわかってはいたけど3月は,あまりにも凄い勢いで作品が終わっていくのでなかなか追いつけない(苦笑).しかも新番組が明日からはじまりやがるので,とりあえず凄い量になる前にまたまとめておこうかと思います.1回目分はここ.今回分で一番気に入ったのはやっぱし「ヤマナデ」の後半かな?

今回短評を出した作品は以下の通り.

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[終了短評] ※私見:一般:電波で各5点ずつ

3:2:3 大魔法峠
飛び飛びで放映されてきたけれど一応今回が区切りだったようなので.原作既読者から見ると,血と爆発と筋肉を魔女っ娘モノでコーティングする異形の原作に由来する面白さばかりで,アニメならではの面白味にはどうしても欠ける出来であったのが不満.アニメとして最低限のところは一応こなしてるんだけど,くだらない話であればあるほど高水準の作画がないと笑えないんだよなぁ….オープニングとパヤタンの声が凄く良かっただけに,特に映像面でもう1段上の品質が欲しかった.原作が勿体なかったなー.

4-:2+:3 Master of Epic
ゲームの世界をネタにした小品の詰め合わせによるバラエティアニメ.作画は良好.声もベテランを揃えただけのことはあり抜群.小品の詰め合わせアニメは古くから時折やられてきた形式だし,今だとFlashアニメを放映する場合はこの詰め合わせパターンが基本になっているんだけれど,この作品が珍しいのは,同じ世界とキャラデザインと文化を共有している上に各話の長さが変則でしかも短いところかな.
小ネタ集のはずなのに連続シリーズだったり前説がついてたり,説明を後回しにしてゲーム内でしか通用しないネタを堂々とやったり.普通の30分アニメとはかなり違う不親切さがこの作品の敷居の高さであり,他作にはない魅力や可愛らしさであったりもします.1回だけあったシリアスっぽいのも結構いい感じにハマっていたので,コメディ以外の展開がもっとあってもよかったかも….ゲームのプレイヤーでなきゃわからないネタ満載.でも,わからないなりに結構面白かったです!

3:2+:4 ファイテンションデパート
全体としてはアニメじゃなくてバラエティ.最近流行のフラッシュ詰め合わせの30分番組だけど,本格的なバラエティパートを加え地上波夕方に民放局が放映した意義というのは,将来相当大きな足跡として評価されそうな気がします.…要するに「やったもん勝ち」って意味なんだけど(笑).インディーズアニメに関しては遅れをとっていたテレ東だけど,アニメの殿堂としては置いていかれてるこの状況にかなり危機感を抱いてたんだろうなぁ.
デパート内で放映されたショートアニメはどれも秀作だったけど,中でも「かくざ父さん」は凄くずるくてよかった.「アームズラリー」は浦沢御大本来の持ち味が出るにはやっぱし短すぎたか.バ閣下のダメっぷりは好きだったけど.…でもインパクトとしてはバラエティ部分の突き抜けっぷりに到底及ばない.凄いよホリケン(笑)! 面白かった!

4-:2+:4 ヤマトナデシコ七変化
監督らしくやっぱし今回もスロースタート.でも2クール目は尻上がりに素晴らしい! あまりにもセンスが突き抜けているため,監督以外がその意図を正確に理解するのに時間がかかってしまうナベシン監督らしく,シリーズ前半はどうにも滑って今一つノリきらない話が続いたけれど…やっぱし長丁場のナベシンは凄かった! スタッフがノリに慣れた後半はもうやりたい放題の省略し放題.省力できる上に笑いも取れる不気味なディフォルメでひたすら押していくのはとってもずるい(笑)!
開始当初は美形揃いの主役たちを動かすことだけに力を取られ過ぎたけれど,2等身のディフォルメが定着した段階で作画面での力の入れどころと抜きどころが確定.不安定な状態で安定した作画に,原作由来の強くて魅力的なキャラたちと声優たちのノリまくりで崩れまくりな台詞が重なって凄まじいことになっていましたよ(笑).ダメな序盤を耐える根性は必要ですが,2クール目のハジケを楽しむためにもぜひ堪えてくれ! 特に電波好きにとってはなかなかの秀作です.

3:3-:2 武装錬金
作画は端正で鋭角的.原作の雰囲気を極力再現しようとするなかなかの力作であるだけでなく,原作では描写の足りなかったお色気や戦士たちもさらに濃く描き出すために果敢に原作に手を入れていく意欲作!…だけど,やっぱし2クールでまとめきるには原作の分量が多すぎた(苦笑).この品質であと1クールあれば,凄く座りのいい作品になったんだろうけど….2クールに物語を詰め込むことを優先したため各話の区切りが収まり悪くなってしまった回があったのも,結構勿体無かったな.
ニュートラルで真っ直ぐな少年が男として株を上げていく様を熱演した福山潤,実に激しいツンデレヒロインを見事演じきった柚木涼香,そしてハマリ役としか言いようがないほどにパピヨンであった真殿光昭と,声優面でも大変に恵まれている作品.原作を読んでいないとややわかりにくい展開も見られたため一般を低めにつけていますが,原作を読んでいるならぜひとも見ることをお勧めしたい.読者が夢見たあんなシーンやこんなシーンが実際に動く感動は格別です.

3+:3-:1 少年陰陽師
地方局放映の割にはかなり品質高めの秀作.キャラの魅力に大きく依存する構造は「マ王」や「彩雲国」を彷彿とさせますが,男女比が他の2作ほど極端でないために女性向けの雰囲気がそれほど露骨でないのは優れたポイント.いかにも女性好きしそうなキャラさえ大丈夫なら,男でも強い嫌悪感なく最後まで見ることができたんじゃないかと思います.…特に人外のデザインは秀逸で,もっくんも妖怪たちも実に愛らしい!
主要キャラだけでも相当の人数がいて覚えるのが一苦労であることや,味方側の魅力に対し敵側の魅力がどうにも薄いというこの手の作品につきものの問題点も残ってはいますが,決してスーパーマンではない主役が相当痛い目に遭いながらも,自分の仲間や好きな人のために前を向いて立ち向かう様がしっかり描かれているなかなかの佳作です.

3-:3-:4 ネギま!?
監督の個性と作品の個性,もうちょっと歩み寄れるかと思ったけどやっぱしうまくいかなかった….状況の中で美少女たちの魅力を引き出すという大前提は同じ.でも,監督を含め各話完結の小編でこそ最大の力を見せるスタッフたちにシリーズものをやらせたことが間違いだったのか.もちろん前シリーズに比べたら雲泥の出来ではあるんだけれど,そもそもこの作品に期待されるレベルはこんなもんじゃないよな? 中盤の閑話休題な話はやっぱり面白かったので,いっそメインストーリーを捨ててでも毎日夏休みみたいなどうでもいい話を続けるべきだったのかもしれません.…でも,それやっちゃうと子どもは確実についてこないだろうしなぁ…誰だこの時間帯にこの作品持ってきた奴は(苦笑)! 次があれば,次こそは,深夜で本領を発揮してもらいたい!

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70万アクセス,どうもありがとう!

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