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古代王者恐竜キング#10

だからカードの取り合いに警戒しろと!

パラパラに姉の大事なスカーフを破られてしまったマルムは、同じようなスカーフを買うためにリュウタたちを誘って原宿へと出掛けた.アクセサリーに目が行ってパラパラを逃がしてしまったマルムが出会ったのは,露店でカードの収められたバインダーを売っているじいさんだった.しかも彼の売っていた大量のカードは,ディノホルダーで恐竜に変わる本物の恐竜カード!
実は以前スイスでアクト団を墜落させていた不思議なじいさん.パラパラたちもすぐに懐いた恐竜好きの彼が持つバインダー入りのカードをリュウタたちはぜひとも譲ってほしいのだが,カードの存在に気づいたウサラパたちまでこの場に現れてバインダーを欲しがる.2組の間に挟まれたとぼけたじいさんは,カードを譲る相手としてどちらかを選ばねばならなくなった.

ちまちまと流れてきた物語にかなり大きな転機が訪れた…はずなんだけど,あまりにその転機が杜撰に表現されるので本当に重要なのかどうかも怪しい「恐竜キング」(笑).今回の物語はゲーム・スカーフ・バインダーと質の異なる複数のエピソードが中に組み込まれていて,しかもそれぞれがきちんと完結するなかなか凝った美しい作り.…でも,バインダーエピソードのあの完結ぶりは凄く不本意(苦笑).もっとしっかり持ってろよ!
一見他愛なく見えてもなかなか凝った今回は,映像面もいつもの調子で整っている上に上手い! 子どもたちが電車の中で3人で座っているところとか,地味に見えても案外難しそうなシーンが凄く自然に見えるように描かれてるんだよなぁ.あくまでも子ども向けなので艶や色気は極度に薄いけど,決して手を抜かない端正な作画が毎週のように作れるのは,制作側のスケジュール的な余裕のせいか,キャラに対する素敵な愛着ゆえなのか….

前半! 本日の主役は一応マルムさん.自宅でパラパラにスカーフをつけさせてご満悦なんだけど,当のパラパラは自分の体に巻きついた布を嫌がって食い破ってしまう.着せられた黄色い服も嫌がってるなぁ….そこに来たのが姉のリアスさん.実はパラパラが破いたスカーフは彼女の持ち物! マルムは思いっきりとぼけるけれど,「買ったばかりのお気に入りなのよね.とっても高かったし」なんてわざとらしく言い残す彼女は…当然わかってるよな(笑)?
ペットの粗相は飼い主の責任.パラパラが破ったスカーフをなんとかするため,マルムさんは原宿に代替品を探しに行くことに…前回に引き続き今回も近場での活動です.とはいえ原宿まで一人で行く勇気まではなかった彼女は,恐竜フィギュアもあるからとリュウタたちを誘う.しかも恐竜コスプレ病も継続していて,ガブやエースにも犬用の洋服を着せちゃう! …エースのブレザーはいいとして,ガブはそんなに可愛くていいのか? リュウタも「似合ってんじゃん!」じゃねえよ(笑).
衣装をそれほど嫌わないガブたちに対し,パラパラは本当に着るのが嫌らしい.…飼い主のエゴで無駄に飾られている気の毒なペットが時折見受けられますが,彼らにとっては着ない状態こそが自然なので,その自然を無理に曲げて不要なストレスを与えるのは問題があるでしょう.いくら原宿に行くからお洒落して当然…と思っても,そんな当然は動物には理解できないし通用しないということはよく認識しておきたいところです.
かくして電車で原宿に向かうことになったDキッズたち.ここでマルムさんは案外あっさり,しかししおらしく事の顛末を白状.そんな失敗すぐに謝ってしまえばいい,リュウタたちには割と軽い出来事に聞こえるけれど…「うちのお姉ちゃん,めちゃくちゃ怖いのよ!」とすっかり脅えてるマルム.確かに物静かで辛辣な物言いの彼女.でも,実の姉の一体どこがどう怖いのか?
「確かに,怖いね」とレックスが言ってはじまる回想シーン…絶妙の下手絵! リュウタとレックスが研究所でやかましくしていたら,限界突破の時点で問答無用で爆発物をリアスさんに投げられて眼鏡が光り怖かった…っていうかリュウタも一緒にいたなら怖さを学習しておけよ(苦笑).でも,そんな面倒ごとに巻き込まれても,「まあ,俺たちは恐竜グッズ買いたいからいいけどさ」と許容してくれる友達は心が広くていい奴だなとか思ったら…(笑).
原宿駅はともかくお店が一杯で,いつもと違う環境にやっぱし興奮してるのか,ガブはガンダムみたいな奴をがぶがぶとやり,エースは真っ白なバルーン人形に頭突きをかまして大失敗.さらに少年たちは化石やオーパーツの店を見つけてもう夢中! …一応同情してつきあってくれたのかと思ったら,本気でマルムさんのことなんかどうでもいいんだなお前らは(笑)! 子ども達の意外とクールな人間関係には改善の兆しすら見えません.
目先のことに目が行けば,周囲なんてまったく見えなくなるのが子どもってもの.リュウタたちに困るマルムもまた子どもであり,ついつい可愛いアクセサリーに気を取られてパラパラの手綱を手放してしまう.おかげでパラパラは雑踏の中を勝手に走り,マルムさんはそれを追いかけることになり…1つの出会いにつながっていきます.
逃げ出したパラパラが華麗に狙い跳んで奪ったのは,露店を出してるじいさんの食おうとしていたハンバーガー.横取りした上に野菜だけ食い,肉は捨てるわパンズは残すわと実に食い汚い様を見せるパラパラに,買い主のマルムはびっくり! 弁償します!と頭を下げる殊勝な買い主に「いいっていいって」とじいさんは心の広い返事を返します.
餌をもらってすっかりじいさんになついたパラパラ.ここでは犬ということで押し通しているディフォルメ恐竜に向かって「可愛い恐竜だなぁ」とか言い出したじいさん! 真実を言われたマルムは慌てて恐竜じゃないと否定しまくるわけですが,ありえない恐竜の存在をあっさり看破する不思議なじいさんは絶対にただ者ではない.彼の売りに出しているバインダーがもう,大変なことになっていた!
カードの沢山収まったバインダー.「それも恐竜だな」とじいさんが言う通り,中に収まっているのはどれもこれもあの恐竜カード! とんでもないものを見つけたマルムさんは「パラパラ見ててください!」と慌ててリュウタたちを呼びに走りますが…ディノホルダーには確か通信機能があったはずなので,これは気が動転して間違って探しに走ってしまったな(笑)?
恐竜カード満載のバインダー.こんなものを欲しがるのは現在のところDキッズとアクト団のみのはずだけど,そのアクト団も実は既に現地入りしています.しばし前,例の島では鳥同士を戦わせるゲームで子どもたちにやられまくっいた3悪党.アホウドリVSイーグルというスペックの差は圧倒的で,必殺キックを出すタイミングを狙っても負け98敗.敗北にウサラパ様がハンカチをかみ締めてみたり(笑).
そんな基本呑気な彼らがわざわざ原宿に出向いたのは,エドが仕事をさぼってネットサーフィンばかりしてたから.秋葉メイドに原宿ゴスロリ,人のことは言えないけれど,エドは典型的なオタだよな(笑).…アクト団ってどこの国の人なんだろう.実はこいつらが人間かどうかすら,本当はまだわかんないんだけど….エドの見ていた画面に出ていたのが,あのときの飛行機のじいさん! おんぼろ飛行機で墜落させられたじいさんがなぜか原宿にいて,恐竜カードを売っている!
…てなわけでウサラパたちも原宿へと既に到着.ただしこの街は基本若者のための街であり,若い上にメイクもばっちりのゴスロリ様たちに「おばさん邪魔」とか言われてしまうくらいにウサラパ様にはアウェー.しかも日本の常識に疎い彼らは,安いからと子ども用の切符を買って出ようとして当然ひっかかる(苦笑).一体今回ウサラパたちはどんな方法で現地入りしたんだろう.なんで高田馬場から乗ってるのか?…つうかそもそも入場の段階でひっかからないか(笑)?
こうして現地入りはしたものの鉄道警察に3悪党がしょっぴかれていたおかげで(笑)無事マルムさんはリュウタたちをじいさんのところに連れてくることに成功! バインダー一杯の恐竜カード.ちょっと試してみようと風のカードをレックスのディノホルダーでスラッシュしたら…実体化! 本物だ! …ところがこの実体化がちょっとまずかった.鉄道警察で叱られているいい大人たちが,じいさんとバインダーの位置を見つける目印になってしまったのです.
とんでもないお宝を売りに出していたじいさんに,これどうしたんですかと聞くリュウタたち.けれどとぼけたじいさんの返事は「…忘れた」の一言っきり.…どんな相手だろうとこの調子は変わらないのか…(苦笑).もちろんこのバインダーが欲しいリュウタたちに加え,ウサラパたちもやってきてこちらも購入希望! 3人と一緒のスイスまでのデンジャラスフライトなんか「…知らん」とそっけないじいさんですが,大人の財力は子どもには怖い.「子どもはお家に帰ってアニメでも見てな!」というウサラパさんは酷い(苦笑).で,挟まれたじいさんがどうしたかというと….

後半.アクト団とDキッズの間に挟まれたとぼけたじいさん.恐竜カードが大量に収められたバインダーをどっちに売るのかと思ったら…どうやら彼は恐竜の味方であるらしく,空気を読まない大好きな恐竜たちの意向を最優先.カードの意味を理解しているのかバインダーに集まり触る3匹に…「ほら,やるよ」とバインダーをくれました!
大量のカードはガブたちの買い主であるリュウタたちのもの!「いいんですか!」「うん.オラ,恐竜大好きだ」と,他はともかくそこだけははっきりしているじいさんもにっこり.大変な目に遭わずに沢山のカードを入手した一同は「ありがとうございます!」と大喜び…なんだけど,そんな喜びを横から長い手が持って行く.ノラッティ~のマジックハンドでバインダーごと取られてしまう! …だからカードはしっかり掴め!そして掴んだらすぐ帰れ(苦笑)!
すぐ取られる子ども達に比べるとアクト団のカード収集の態度は素晴らしく,ひっ掴んだらそのまま逃走!雑踏を逃げるずるい3人を子ども達が追いかける時に便利なのが「おばさん」という言葉.見失ってもこの言葉さえ連呼すれば返事が戻ってくるので便利(笑).「おめえらわざと言ってんだろこら!」ってウサラパさん,素は相当ガラ悪いねぇ(苦笑).
人一杯の雑踏で大人と子どもが本気の追いかけっこ.3悪党がコスプレしているのを探したり逃げたり…その中でノラッティ~がバナナの皮でコケてカードを手放し,子どもたちはこいつを頂き今度は逃走!…無理に取り合わなくても最初からこれでよかったんじゃないのか(苦笑)? しかも子どもたちはいい逃げっぷり.あっと言う間に大人を巻いた!
しかも子どもたちは策まで弄する.リュウタたちをオトリにしてマルムさんにバインダーを運ばせる作戦に出た! …でも,この作戦がどうしようもないくらいに大失敗.こういう作戦に出るならば,最低限でもバインダーはどこかに隠すか,カードだけにしてバインダーは捨てるか,バインダーから中のページだけは取り外して腹にでもいれて置くべきだと思うんだけど…まあ,子どものやることだから仕方ないと諦めるしかない(苦笑).
3悪党に追われるバインダー持ったマルムさんは近くの公園に逃げ込みます.…細い隙間をするっと抜けて行くマルムさん.スレンダーな体でなければ絶対できない芸当で大人には無理! ここでバインダーからカードが1枚落ちてしまいましたが…まさかこのカードだけとは(苦笑).バインダーを公園の噴水の河童像に持たせ,一人で3悪党を食い止めるつもりのマルムさんは大間違い.パラパラに持たせて逃がしマルムさんが時間を稼げば,あんな情けないことにはならなかっただろうに.
頭の空洞を共鳴させて不思議な音を出して牽制する小さなパラパラに,大人気ないウサラパさんはたまらずティラノを召喚! 事情を知らない普通の人達がうろうろしてる公園でこんなことをやらかすなんて「子ども相手に大人気ないわよ!」…でも,そんな大人気ないウサラパさんたちよりも子どもの頭は抜けているもの.すぐにバインダーが河童像にあると見つかってしまって,噴水に妨害されたりはするけれど(苦笑)取られるのはもう時間の問題.
この状況をなんとかするには,マルムさんのパラパラで粘ってリュウタたちの到着を待つしかない! ディノスラッシュでパラパラをでかくしたならば…なんと通常のバトルフィールドではなく,恐竜の時代へのタイムスリップが発生! …この現象,きっと2クール以降まで引っ張る重要な現象になりそう.パラパラもティラノも白亜紀後期,北米大陸に分布していたってのが鍵になるんだろうなぁ.
恐竜の時代で戦うティラノサウルスとパラサウロロフス.力溢れる肉食恐竜相手では,いくらパラパラが頑張ったとしても当然及ばず力負け.頭の突起を噛まれて投げられ,岩に激突! しかしここでリュウタとガブが参戦.ガブは参加した直後に横からド突き!倒れたところを太い前足で踏んで踏んで踏み付けて! けれどティラノが発したボルケーノバーストでこんがりと焼かれてしまう!
このままじゃティラノに負けてバインダーどころか全部取られる!大ピンチのマルムさんが発見したのがさっき自分が落としたカード.「お願い,助けて!」とホルダーにスラッシュすれば飛び出す3匹の翼竜,プテラノドン! …恐竜は出てきたけれど,これは恐竜カードではなく技カードの発動.プテラ3体はティラノの上に一度に迫り…ここで来る前にやっていたゲームなんか思い出すから負けるんだ(苦笑).
ウサラパが思い出したロトのゲーム.アルバトロスは何度やってもイーグルには勝てなかったけれど,今度こそ!とカウンター気味に蹴りを指示! …けれどやっぱしそんなに簡単に上手くいくわけがないんだ.結局プテラたちに吹っ飛ばされて,さらにそれをガブたちが吹っ飛ばして岩にぶつけちゃう! …5体がかりでやられていくのは,敵恐竜でも気の毒だなぁ(苦笑).
しかし,結局勝ったのがどちらかと言えば,しっかりバインダーを奪い去ったウサラパたちなのは間違いない.…あいつらの逃げ足が早いのはわかるが,ハワイのときも思ったけれど,子どもたちは諦めるのがあまりに早すぎる! 特に今回はエースが無傷で残ってるんだから,もうちょっと粘って何かをできたはずなのに…これもリュウタたちの現代っ子らしい執着心のなさの現れなんだろうか.

大量のカードを一気に取られて残念な夕方.結局手に入れたのはマルムさんの拾ったプテラの技カードのみ.確かに結構強いカードだったのはうれしいけれど,いくらカードは取り戻せばいいと気合を入れても,お前ら一度としてアクト団の手に入れたカードを取り返せたことなんかないだろう(苦笑).…恐竜カードをずっと欲しがっていたアクト団はあのカードたちで次に何を仕掛けてくるんだろう.十分数があるからと,無理にカプセルを集めなくなる可能性もあるよなぁ.
そして物語は冒頭に戻って,結局原宿まで出向いたもののスカーフは買えず,恐竜カード1枚になったマルムさん.姉に不審がられた妹は仲間たちにも白状しちゃえと促されてついに…「ごめんなさいお姉ちゃん! 私,お姉ちゃんの大事なスカーフ,破いちゃって…」と謝罪.パラパラが破いちゃって買いに行こうとしたのだと詫びる妹に当のお姉ちゃんは…「なんだ,そんなこと」と異様にあっさりした返事(笑).
しかも「あれ,ワゴンセールで買った安物よ」と彼女もまた白状してマルムさんはびっくり! 様子がおかしくて気づいたのか,あるいは破いたところを陰から見てたのか,当然全部知っていて…「あなたが素直に謝れば,許してあげようと思ったけど」といつもの冷静な顔でいじわるなことを言われてしまってマルムさんはがっくり! …本当にツッコミどころの多い話ではあったけど,物語のパターンが変化する気配を感じつつ次回に続きます.

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