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古代王者恐竜キング#8

子どもは早く帰ればいいのに

元気だったはずのガブが急に食欲がなくなってしまい,理由がわからずその身を心配するリュウタたち.古代博士や動物病院をやっているマルムの父にも見てもらうのだが,恐竜博士でも獣医師でも,現代には存在しないはずの恐竜の病気のことまではよくわからない.食あたりなのかあるいは風邪か.ガブは薬は飲まず,せんぶりを少し食べるだけだ.
そんな時でも恐竜は構わず出現する.調子の良くないガブを連れて,リュウタたちは恐竜の回収に南国の島,ハワイへと向かった.美しい島の光景を観賞するのもつかの間.牛の群れを追ってきたスティラコサウルスがいきなりリュウタたちに向かってきた.転んで逃げられないリュウタとガブに大きな角竜が迫る!

ゆっくり穏やかに大らかな物語を積み上げていく「恐竜キング」.1クール目も後半に入り,そろそろ物語的な加速がはじまっても良さそうな雰囲気…の割にはハワイでリゾート.ガブは調子が悪いけど,お前ら本当にお気楽でいいなぁ(笑).絵コンテ井内秀治,脚本平野靖士という気合の入った面子ではあるけれど,終盤では作り手の狙いとはまったく別の教訓が思い浮かんでしまってたまらねえ.
絶滅してしまったために想像するしかない恐竜の生態ですが,本作では徹底して犬と似たようなもんだという豪快な前提で押していくようです.言葉を持たない上に精神構造自体も人とは異なるに違いない動物たちは,ペットとして側にいたとしても内面がわからないことに変わりなく,だからこそそんな存在と通じ合うことは面白い…わかんないと言えば恐竜ジャンケン.チビ恐竜の手を見た段階では何出してるんだかわかんないよな(笑)!

前半.先日のパックンパックンのおかげでついに敵組織に面バレしちゃったリュウタたち.とはいえ個人情報を盗まれて自宅に押しかけられてガブたちを強奪され…なんて厳しい展開にはなりようがないのが本作のいいところ.相手がはっきりしてしまい子どもなんかにカードを何度も持っていかれてるウサラパたちの無能もまたはっきりしたため,ドクターはそりゃもう本気で叱ります.
今度カードを奪われたりしたら「この電流よりも凄いお仕置きをしてやるから覚悟せい!」と3悪党に両手に握ったビリビリ電流棒を見せつけるドクター! しかしその直後に島に大きな雷が落ちて全員でビリビリお仕置き状態!…どうしようもないなぁ君たちは(苦笑).そんな巨大落雷を屋外で受けてしまったタルボーンヌ.ちょっと帯電したくらいでまったく平気なあなたは一体何で出来てるんですか?
さて,南洋ではそんな洒落にならない事態が起きているとも知らず,本日も古代家はとってものどか…なはずなのにガブが元気ない.さっきまで森で木をかじっていたくらい食欲があったはずなのに,いつもならむさぼり食っているドッグフードに手をつけようとしないのです.父の舌で確認した結果ではドッグフードがまずいせいではないらしい.一体どうして元気がなくなったんだろう? …あと,草食恐竜にドッグフードなんか食わせてて本当にいいのかなぁ(苦笑).
恐竜博士は化石などから推測される恐竜の過去の生態については詳しいけれど,実際に生きている恐竜の病気についてまではわからない.…化石からわかるという点では,むしろ怪我の方が詳しいかもしれないな.ともかく生きている恐竜の病気について熟知している奴は,この現代には一人としていないはずなのです…アクト団は別かもしれないけれど.不調の原因はリュウタが食わせてるニンジンやピーマンのせいとも思えず,医師の診察を受けることになります.
実家はペットショップ&動物病院であったマルムさん.そこにガブを連れていって診察してもらうわけですが…このペットショップであのドッグフードを買っていたのか(笑).もしマルム母を怒らせたらどんなことになるんだろうなぁ.ちょうど診察から戻ってきたマルムの父に早速診察を頼むリュウタたち.事前に古代博士から恐竜について話が通っていたらしい彼は,いつもならガブガブするガブがしないことからその不調を悟ります.
とはいえ動物の専門家でもわかるのはここまで.そもそも正常な状態がどうなのかもよくわからない恐竜の場合,いくらきちんと診察しても風邪か食あたりかもわからない.…恐竜の存在を黙っていてくれる医者がいるのは,この先怪我したときのことを考えるととてもありがたいことだけど.ちなみにマルム父は新しい道具使いたい病の患者であるらしく(笑),たかが栄養剤の注射に馬用の注射器を持ち出すのはどうだろう.そもそも患畜として馬なんか来るのか?
さてその頃,南国・ハワイの海岸では新たな恐竜がその姿を見せておりました.砂浜に埋まっていた例の卵カプセルが割れて出てきたのは2枚のカード.そのうち波にさらわれなかった1枚が落雷のエネルギーを受けて実体化し,トリケラトプスのような派手な角竜が姿を現しております.もちろんアクト団ではアクトホルダーでこの出現を察知.けれど今回はさっきの落雷で島全体の機能が停止中….
機械の故障を総出で修理するしかない気の毒な悪の組織.おかげで恐竜の場所がわからないわ,乗り物も動かないわとなかなか悲惨.しかも非常用電源ときたら人力で,ノラッティ~たちはせっせと走らなきゃならない(笑).やっぱし極小組織であんだけのハードの維持はきつかろう.サボリたいウサラパたちを許さないドクターは電撃棒で追い掛け回し,変なところに激突して部屋の明かりがついた! …でもまた機械は壊れちゃった.コントローラーとかも使えないのかな.
恐竜の出現をリュウタたちも確認! しかも行き先がハワイで大喜び! マルムなんか水着まで持参して回収とか戦闘じゃないことをやる気満々だ(苦笑).ただしリュウタは薬も飲まず不調のガブのことで一杯一杯で,古代博士はガブに食欲不振に効く薬草らしきものを持ってきてくれます.本能が欲していたのかガブがちょっぴり食べたので,そのまま彼らもハワイへ同行することに….ちなみに食わせたのは実はせんぶり.確かに薬草で効き目も定評あるけれど,恐竜に効くのかどうかは不明だ(笑).
転送された先は常夏の憧れの島,虹も綺麗な…「ハワイじゃなくても」とレックスはいいツッコミ体質(笑).ディノホルダーの転送機能は優秀で比較的恐竜の近くに彼らを運んでくれるわけですが,今回はさらに恐竜の方からもやってくる! 爆走してくる牛の群れ.その背後からやってくる角もド派手なスティラコサウルス! …見るからに強そうなこの恐竜はリュウタたちに気づいて方向転換.慌てて逃げて不調のガブを抱えて転んだリュウタの間近に迫る,大きな角竜の顔!

後半! 突如やってきた牛を追う凶暴な恐竜に襲われる!…のかと思ったら,リュウタの守るチビなガブを舐めている角龍.リアルなガブとよく似た形のスティラコサウルスは,同類の仲間と思い側に駆け寄ってきたらしい.ガブを懐かしがるのはまあいいとして,いくら角つきでも牛を仲間と思うのはさすがに無理があるのでは…(苦笑).そして同類ならば意思の疎通が可能らしく,ガブの不調の原因もスティラコが教えてくれるのです.
ガブの掌を触るスティラコ.不思議に思ったリュウタが掌を確認してみると棘が刺さってる! これを取ってやったらいきなりガブが元気になってくれました! 棘が刺さっていては歩くだけでも痛いだろうし,特にエサを食べようとして前足に体重をかけるたびにひどく痛んでいたんだろうな.たかが棘とは言え甘く見てはいけないけれど…たぶん食欲のツボには関係ないと思うよレックス(苦笑).
大問題が解決した上に目前には美しい海と自然! そりゃもう子どもたちは早速遊ぶ気!…スティラコは先にしまった方がいいんじゃないかな.観光客とか一杯いるだろうし…(苦笑).一応ここまでの展開で学習している子どもたちが気にしているのはアクト団.いつも恐竜探しで鉢合わせするあの3人組がいないことがやや気がかりであるわけですが,一応「おばさん」と言ってもキーキー聞こえてこないから大丈夫…なのか?
本日は敵不在なので早仕舞いの上,ハワイの海岸で遊びはじめる子どもたちとチビ恐竜…とスティラコサウルス.だからでかい恐竜はしまおうよ…(苦笑).サーフボードも現地調達し,夕食までには戻ると保護者に告げてそのまま遊び呆けるわがままで勝手な子どもたち.父はひたすらうらやましいし,夕飯までには戻ればいいとリアスさんもクールであるわけですが…この判断が後で悲しい結果を招くことになります.
波乗りするリュウタたち,ガブ,それに新入りのスティラコサウルス(笑).エースはどうやら水が怖いらしく波から逃げており,マルムさんとパラパラは優雅にパラソルの下でジュースを嗜んでおります.…折角水着持ってここまで来たんだから一緒に海で遊べばいいのに,日焼けしないようにずっとパラソルの下で優雅に過ごすだなんて,本当に勿体無い小学生だなぁ(苦笑).
同じ角竜,スティラコサウルスは仲間が欲しかった.ガブも前から仲間が欲しそうだったから近隣種でも親戚気分ですっかり仲良し! …自然の中では食い物やテリトリーの似通う近隣種同士はしばしば激烈な生存競争の相手となり,こんなほのぼのはまずありえない気がするのだけれど(苦笑),仲間に逢えてうれしいガブの気持ちは大事にしてやりたい.スティラコは必ずカードにして一緒に連れ帰ろうとリュウタは思うのです.
しかし!ここまで何もなくて一緒を願うのはもちろん別れのためのフラグ.波乗りしているガブたちの背後に,大きなボードに帆かけてやってくるティラノにスピノにアクト団! しかもウサラパ様ことおばさんはさっき子どもたちが叫んでいた「おばさん」をしっかり聞きつけていて,風力だけでここに駆けつけたんだから大したもんだ.悪口あるいは真実ってのは千里くらい楽勝で走るのか,随分遠くまできっちり伝わるもんだなぁ….
ドクターにカード持って帰らないとおしおきだとキツく言われた3悪党は気合十分で,最初から恐竜2匹を惜しみなく投入!…したおかげで自分たちが水中に沈んでますが,そもそも3悪党がいなくても恐竜たちの方が戦い方を心得ているんだから特に不都合はない(苦笑).間近まで敵に迫られたスティラコサウルスは同じボードの上のガブを角で高く遠く跳ね上げて,戦場に1匹残って2匹の肉食恐竜を引き受けるという男気を見せてます!
早速はじまる水辺の戦い.リュウタもガブを大きくして戦場へと送り出したから数の差だけは均等に…さらにレックスもエースも実体化させるんだけど,さっき海辺で波から逃げていたレックスは,でかくなってもやっぱり水が怖いのか.そんな穴を塞ぐのがマルムさんとパラパラ.今回はちゃんと実体化する出番があってよかった! …エースは技的には遠距離攻撃が十分可能なんだから,水に入れなくてもできることはいろいろありそうだけどなぁ.
ガブにはスピノがついて牽制,主力のティラノはスティラコを狙う.さっき2頭がかりで入れたでかいダメージが残っているスティラコサウルスを救うためにパラパラが癒しの風を送ろうとするけれど…ティラノは素晴らしいタイミングでそれを妨害! …とりあえず溺れたり大波にやられたりしていてウサラパたちの指示がない状態だと,ティラノもスピノも凄くいい連携をするなぁ.ウサラパたちの指示がない方が強い気がするなぁこいつらは(苦笑).
絶体絶命の事態をひっくり返すのはやはり技カード! リュウタはエレクトロニックチャージの準備に入るんだけど,ウサラパがアクトホルダーを使って恐竜たちに必殺技を放たせて対抗! 2対1は圧倒的で気合だけでは勝ちようがない.ガブはティラノに吹っ飛ばされて仲間の側に転がって…スティラコサウルスは力尽きてカードに戻ってしまい,アクト団がカードを回収! …やっぱしカードの回収方法は研究するべきだよDキッズ!
久しぶりにカードを手に入れ,これでお仕置きされずに済む!と喜ぶどうしようもないアクト団を襲う大波(笑).結局連中はボードに捕まって必死で泳いで去っていくわけですが,これだけ距離を広げられるとカードを回収する手段がなくて悔しい! ガブのためにもスティラコのためにも死守しなきゃいけないカードだったのに,おめおめとそれを奪われてしまったことがどうにも痛い….

夕方.カードを取られ親戚を奪われてしまったガブは可愛そう.もちろん悪いのは海に入れなかったエースじゃない.ここに居残って遊んでしまった全員が悪いはずなのだ.遊ばずにすぐ帰っていればこんなことにはならずに済んだはず….リュウタは言う.「俺たちの力が足りなかったんだ」…あ,あれ(苦笑)? 力量以前に早く帰ってれば何の問題もなかったはずなのに,自分たちの態度の問題は完全無視でいいのか(笑)?
友達を連れ去られた波打ち際にはカードが1枚.スティラコのカプセルに同封されていた雷の技カード…子どもたちはきっと置いていってくれたんだなどとファンタジーな理由づけで納得した上,形見の技カードを使ってアクト団を倒し,スティラコを助けてやろうと決意するのです.…とはいえスティラコを救うには,ウサラパたちがスティラコを戦いに持ち出してきたところを狙うか,アクト団の本拠地に攻め入らなきゃならないはずだけど….
例の島ではがきんちょどもからカードを奪ったウサラパたちの成果に博士は上機嫌! でも投げキッスのご褒美は,全然ご褒美じゃないどころかむしろ罰ゲーム(笑).その上タルボーンヌが落雷の影響で夕食の準備ができていないため,戻ってきた3悪党がおさんどんをやらされるというやるせなさ…ハラヘリヘリハラってこりゃまた渋いフレーズだ(苦笑).勝っても負けてもいいことなしじゃ,アクト団にいる理由なんかなさそうだよなぁ.スティラコの行く末だけでなくウサラパたちの明日についても気にしつつ,次回に続きます!

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