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古代王者恐竜キング#13

解決編は明るく楽しく!

アクト団の基地の中で捕まってしまったリュウタたち.ガブたちの恐竜カードを全て敵に奪われ八方塞がりの状況を救ったのは,レックスが拾っていたケラトサウルスのカードだった.恐竜を実体化させ暴れさせ,そのどさくさに紛れてなんとか逃げ出したリュウタたち.けれどすぐにまた,今度は融通のきかないタルボーンヌに捕まってしまう.
子どもは勉強の時間だと,逃走中のリュウタたちを勉強部屋に押し込むタルボーンヌ.同じ部屋にはアクト団のロトやロアたちも閉じ込められ,タルボーンヌが見張るこの部屋からは出られないと忠告される.けれどリュウタは掃除用具入れに入っていた工具を使ってトイレを壊し,タルボーンヌを修理に釘付けにすることでまたも逃げ出すことに成功する.

素晴らしい緊迫感の前編の後に,実に緩くて爽快な後編を繋げる「恐竜キング」.幼い子どもが見ていて楽しいキッズ向け作品というのは,何カ月に渡って伏線を駆使して主役を追い詰めるようなもんではないので(笑)主役たちは自主的な行動と頼りになる人の助力によってあっさり危機から脱していきます.作画に平岡正幸,脚本に平野靖士と,1クール目の最終話らしい強い顔揃えも当然見所.
敵に捕まる大ピンチから救ってくれたのはレックスが拾ったカードで,タルボーンヌによる監禁から救ったのはリュウタの悪知恵.その逃げ方はお前ら真似するな的な方法だけど(笑)こういう他愛のない不謹慎さはいたずら盛りの子どもの心を強く掴むもの.それに前回のどうでもいいエピソードをきっちり使ってくるところもまた気持ちがいいんだよなぁ….絵コンテ・演出は名手ヤマトナオミチ.父のはっちゃけ具合が本当に素晴らしい!

前半.ちょっとした油断といたずら心で深入りしちゃってさあ大変! 分断された上に2頭で1頭を叩かれて,子どもたちの大切なカードは全てアクト団の手に落ちた! 「ワシの恐竜がまた戻ってきたぞい!」とドクターは言う.カードになったのは全て彼の恐竜で,彼の恐竜王国で彼のために働く…なんてのはあまりに勝手と子どもたちは猛反発! 恐竜は道具なんかじゃないぞ「このゾイジジイ!」…リュウタ,ドサクサにまぎれてDr.ソーノイダにあだ名をつけました.
島の秘密をばっちり見ちゃった子どもたち.どうやら人間の洗脳装置までは持ってないアクト団は,半ば面白がりながら子どもたちの今後について協議.「ミーたちの子分にすればどうザンス?」とノラッティ~たちが立候補して,10年早いとウサラパ様に叱られる(笑).でも子分たちの気持ちはよくわかる.これまであまりにも下っ端で辛かったからなぁ….
そんなこんなですっかり内輪もめしているアクト団.この隙を子どもたちは見逃さない! レックスがケラトサウルスのカードをスラッシュ! …ここでドクターがレックスの胸のでかい牙のペンダントに驚いてますが,直後の恐竜実体化によりエピローグまでうやむやに(笑).「いじめられた仕返しをしてやれ!」とけしかけられたケラトはアクト団を追っかけ回し,その隙に子どもたちは俊敏に危機から離脱! 一時はどうなることかと思ったけれど,もう一度逃走開始!
何とかエレベーターへと逃げ込んだものの,ガブたちのカードが未だドクターの手の中.絶対に取り戻さなきゃ帰れない子どもたちがやってきたのは…島の最下層? 巨大な上に螺旋に光る柱,謎の機械たち.とても人間のものとは思えぬデザインに「まさか…アクト団って」「宇宙人ってか…まさか」とリュウタたち.…異様に賢いし異常に丈夫だし,普通の人間ではないアクト団.彼らはたぶん時を越えてきてるから,恐竜から進化した恐竜人間あたりじゃないかと思ってたんんだけど.
この巨大なフロアにいたのが滅多に出てこないレアなノーピス.子どもたちを目ざとく発見しすぐにロボットをけしかける顔は酷く冷たくて…たぶんこいつがアクト団の中で一番怖い相手だな.リュウタたちは再び追われてエレベーターに.今度は上昇していって到着したのは…ノーピスとはまったく別の意味で大変に怖い相手.アクト団の誰もが彼女には頭が上がらない,あのタルボーンヌの目前だ!
怒ると怖い上に凄まじくマイペースなタルボーンヌに捕まって,そのまま首根っこ掴まれて引きずられていくリュウタたち(笑).「子どもはお勉強の時間です!」と厳しい態度は侵入者であるリュウタたちでも,捕まってやんの!と上で笑うアクト団の子どもたち相手でも等しい…のが異常.この融通の利かなさ,なんだかロボットっぽいよなぁ.かくして子どもたちは全員でお勉強の時間.敵と同じ部屋に閉じ込められてしまいました.
部屋には子供用のコンソールが置かれているけど,画面に浮かぶ文字はリュウタにはちんぷんかんぷん.「一般相対性理論に使うリーマン幾何学だよ」とアクト団の少年,ロトは実に軽く言うけれどリュウタには全然わからず…「へえ,面白い」と横のレックス! このわけわからん内容を隣の仲間が理解してる!とリュウタはビビるけど,「わかるの?」「いいや,全然」…面白いだけで内容はまったくわかっていなかった(苦笑)!
天才でもなんでもない普通の子どもたちを逃がしてしまったドクターことぞいジジイ.部屋に戻って奥歯がたがた言わしたる!と大人気なく怒っておりますが,それでもリュウタたちのカード4枚の成果にはご満悦.これで邪魔もできないだろうと余裕で笑っていたら…「ワシの大事な恐竜カードがぜーんぶないぞい!」…実はタルボーンヌに掃除されてカードが部屋から消えてるんだけど,リュウタたちの仕業だとすっかり勘違いしてしまうのです.
さて,すっかり濡れ衣を着せられてしまったリュウタたちですが,あっという間に勉強に飽きて,部屋からの脱出に挑戦しております.「勉強をサボろうったって無駄だよ」とロトが親切にも忠告してくれた通り,タルボワンでもタルボワンヌでもタルボウンナでもないタルボーンヌは,部屋を出ようとしたら駆けつけるから出られない(笑).トイレすら室内に別に設置されているという徹底ぶりで…「だから無駄だって言ったろ?」と偉そうなロト.
けれどリュウタはくじけない.彼は大変に子どもらしい馬鹿なんですが,どうしても自分がやりたいことについては案外と悪知恵の働くタイプなのです.本当にトイレに行ったリュウタは名案を思いつき,勉強サボリたかったらお前らも手伝えと,敵のはずのロトたちまで誘って実行! 来る前に起きた不快な事件を参考に,トイレの掃除用具入れに入っていた大きな工具を使って彼がやらかしたのは….
またも扉を開きタルボーンヌを呼ぶ子どもたち.彼らは全員頭からずぶ濡れ.さっきの工具でトイレをがっつりぶっ壊し,タルボーンヌがその修理をはじめることで部屋に釘付けにしちゃうのだ! …子どもだろうと大人だろうと,当然ながら絶対真似すんな(苦笑).さすがに彼女のポケットに入っているカードの束までは奪えなかったけど,全員で部屋から出ることには成功!

後半! リュウタの悪知恵によって部屋脱出! 地中の基地から出て島の上に戻ってきた子どもたち.なぜかのんびりアクト団の連中と一緒にのこのこ歩いてるのが…危機感ねえな(苦笑).「あんなこともやってみると楽しいわねー」などと,アクト団の子どもたちは大量カードゲットの機会を失いがっかりするリュウタたちよりもずっと大人びている.あのタルボリンコは普通じゃないから,それを出し抜けたことは相当愉快であるらしい.
「いつもあんなことしてるのか?」と少年に聞かれ,リュウタはね,と答えるマルムさんは実に正しい.トイレで水遊びは好きじゃない!とリュウタ自身は凄く不本意そうだけど(苦笑)まったく歯に衣着せない仲間たち.ドライでべたべたしてないところがいいよなぁ(笑)! ちなみにここでリュウタたちはロトとロアの名前を知り,さらに相手が自分たちをちゃんと調べていたことを知ります…やっぱしテレビに出たからな!
ロトとロアも一応アクト団.あのぞいジジイ,Dr.ソーノイダの孫! 祖父は世界中に散らばる恐竜カードを集めて…「恐竜王国を作って,恐竜キングになるんだってさ!」 島を適当に歩きつつ,偉くあっさり内部情報をリュウタたちに教えるロトたち.ただしあの恐竜がドクターのものであるという意見には異論が.「カードを作ったのはおじいちゃんじゃないし!」でも作ったのは「ヒ・ミ・ツ!」…あのロアたちの笑顔っぷりからすると,2人の親あたりかな?
てなわけで,「おじいさまの楽しみだから」邪魔しないでくれと軽くお願いされるリュウタたち.けれどアクト団がやっているのはそんなに軽いことではないのだ.恐竜は助けてくれとリュウタたちに言った.無理やり恐竜を捕まえて,無理やり恐竜に戦わせるアクト団のやり方は虐待にしか思えない…ゆえに交渉決裂で,「残念だね」「ほんとね」とロトたちが言ったときには,既にリュウタたちはアクト団にまたも包囲されている!
リュウタたちを取り囲むのは,「おばさんって言いかけたでしょ!」と猛るウサラパ様以下3悪党.アクトホルダー越しのぞいジジイと,沢山のロボットたち.当然のようにロトは現在位置を仲間に連絡していて,やっぱしこいつらの方がウサラパたちよりずっと難敵だ.今回3度目の大ピンチ.もはや隠し持っていたカードもなく,壊しがいのあるトイレもなく…けれど猛スピードで飛来して牽制していく水上飛行機!
「リュウタ!」「父さん!」…古代博士がリアスとともに,連絡の途切れた子どもたちを助けにやってきた! …それはたぶんロトたちにはいない存在で.驚いたような寂しいような顔をしているのが可愛そう…彼らの父はまともな人間なんだろうか? 父の父あるいは義父がアレってことは,ハジケちゃってて始末に負えない奴だったらどうしよう.あとラスボスに乗っ取られてたらどうしよう(苦笑).
古代博士は水上飛行機からパラシュートをつけて降下! ただし逆様(笑)! ジャングルに墜落して木から垂れ下がる古代博士は,あんだけ酷い目に遭わされて骨も折れてない.本当に丈夫で素晴らしいなぁ! 「助けにきたぞ! …けど,その前に助けて」とぼやく父のあまりの情けなさに,息子を含めた子どもたち3人はお前何しに来たとすっかり呆れてしまうのです.
程なくやってくるアクト団.その前に立ちはだかるたった今助けられたばかりのヒーローは! 「俺は恐竜博士,古代ケンリュウ! 悪を憎み,恐竜を守る正義の使徒!」…無駄に濃い(苦笑).あんだけかっこ悪い様を他人の目に晒してもなお,「馬鹿者!」と一喝できる博士.悪党にはわからんだろうが「父親たるもの,命を懸けても息子の危機を守ろうとするものだ!」…偉そうに(笑).けれどかっこ悪い父の姿にロトたちは結構複雑な気分の様子.
アクト団から子どもたちを守るため,いつものカメレオン鞭を振り回そうとするけれど…後ろの木に引っかかっちゃって台無しムードをたっぷり撒き散らす古代博士(苦笑).しかもアクト団側が脅迫の上3悪党が恐竜を召還したら,すぐさま逃げることを選択.確かに真正面から立ち向かって勝てる相手じゃないんだから,時間を稼ぎ反撃のチャンスを窺うためにも逃げるのは間違ってはいないんですが…博士ならもうちょっと何か持ってこい(苦笑).
彼らが逃げ込むのは島の外ではなく,最初に落ちた通気口の中.少なくともガブたちのカードだけは取り戻してから脱出しないと,この物語自体が終わりかねないので仕方がありません.…ドクターが自分のカードをリュウタたちが持っていったと勘違いしているのも幸運かな? 相手がカード持ちでいつ反撃してくるかわからないとなれば,わずかでも追跡も慎重になるはず.リュウタたちは実に手早く,2度目の侵入を果たします!
この状況で侵入者たちに最悪のダメージを与える行為は,彼らのカードをアクト団の手駒にしてしまうこと.これまではアクトホルダー経由で追跡に参加していたドクターはガブたちのカードを洗脳にかかる…んだけど連絡が.ノーピスが島の動力の一部が稼動可能になったから試運転したいと連絡.この状況でこのマイペースっぷりも相当だけど,それを許可してしまうドクターもどうかしてる(苦笑).やっぱし油断は最大の敵だ!
今度こそ洗脳されそうになるトリケラトプスのカード.1クール持たずに終わってしまいそうな大ピンチを見事救ったのは父の鞭! 普段はまったく役に立たない古代博士のカメレオン鞭が見事装置からガブのカードを回収! 「ドクターゾイ! 悪事はそれまでだ!」…勝手にあだ名が進化させられてる(笑).
どういう理由でここにガブたちのカードがあると悟ったのかはわからないけど,子どもたちは大事なカードをついに回収.けれど3悪党も駆けつけて,タルボーンヌも食事を運んできてまた周囲は敵ばかり.この4度目の危機を救ったのは…間合い良く揺れた島.ノーピスが島を動かした振動で全員がバランスを崩します.
全員がふらついたのを好機と見て,リュウタはまたもタルボーンヌのポケットのカードの束に手を伸ばし…もうちょっとで届かないのを,飼い主の意向を察したガブが噛みついてポケットを破る! さらに散らばるカードを父の鞭が回収! すげえ,本当に今日は役に立ってるよ! さっきの振動だけでアクト団のロボットたちは総崩れ.タルボーンヌもどこまでもマイペースで,食事や裁縫仕事を優先してくれてよかった(笑).
またも島の外に逃げ出したリュウタたち.島の中まで大体2周したリュウタたちのことをリアスさんの飛行機が待っているはずなんだけど…飛行機はなく,船にしてはあまりにもでかいこの島が動いてる! 間抜けではあるけれどアクト団の底知れぬ科学力に地味に驚くのもつかの間,3悪党が恐竜連れてやってきた!
いつものティラノとスピノとサイカに加え,ちゃんとスティラコも持ってきたアクト団.ガブたち3頭では4体3になっちまいますが,レックスはケラトを忘れてない! さらに入手したカード束から博士が技カードを渡してくれるから,一気にカタをつけられる! エースはニンジャアタック.分身してサイカを幻惑し連続攻撃! パラパラはストンピングハンマーで態勢を崩したスピノにダイブアタック! ケラトも誰も見てないところで頑張ってる(笑)!
そしてガブの新技,ライトニングスラスト.一気にティラノを地上から上空へと突き上げて,反撃もできず地面に電気も流せないような状況で宙を震わすような凄まじい放電! …やられたアクト団の恐竜たちは皆カードに戻ってバトル終了.で,ここからはいつも失敗しがちなカード回収なんですが,ガブがちゃっかりスティラコを回収! 何度も危機を迎えながらも,リュウタたちは素晴らしい成果とともに凱旋するのでありました.

本当にいろいろあってやっと訪れた帰還の夕方.リュウタは「今日ほど父さんを見直した日はないよ!」と大感謝! …特にカード回収では古代博士とは思えないほどの大活躍だったもんなぁ.普段からこうなら,ぜひいつもついてきて欲しいくらいだ(笑).「あんまり心配をかけるなよ!」と言う父.思わず頷きそうな暖かい言葉だけれどその続きは…「お前が帰ってこないとトイレがびしょびしょのままだからなぁ!」
最後の最後できっちり前回の展開を継承してオトす小粋なエピローグ.約束は約束.3日間のトイレ掃除の罰はこの程度では免除されないのです.…その一方でレックスは島を見て物思います.今日出会ったアクト団の子どもたち.間違った大人たちに囲まれた天才児たち,「パパ…ママ…」と寂しく飛行機を見送った2人のことがなんだか妙に気になるのです.
あれほど優勢でありながらも結果的には大負けしちゃったアクト団.ドクターはレックスのペンダントにまさか…と伏線を張っております.レックスのつけている大きなペンダント…ロトとロアの両親の持ち物あたりか? そんなことはないはずとドクターは否定しておりますが,真実というのは壊れたトイレから噴出する水のように,簡単に止められるものではないはず.その元栓が姿を現し止められる日はいつになるのか….次回に続きます.

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