« 美少女戦麗舞パンシャーヌ#11 | トップページ | Shining Tears X Wind#8 »

[雑記] 7月開始新番組とか / 開始雑感・終了雑感

どんなに忙しくても時間は待ってくれない昨今,皆様いかがお過ごしですか? ついにはじまった新番組週間! 作品リストはこのあたりでいいかな?

まんたんウェブ:夏のアニメ新番組:久々の井上雄彦原作,PEACH-PITのオカルトに鉄子,もえたんも
MOON PHASE:アニメ予定表

個人的に期待してるのは,「ふぁいなるあぷろーち」が素晴らしかった山本天志監督作品の「ななついろ★ドロップス」,原作が本当に洒落にならない展開と聞いている「School Days」,お前らもう帰ってきちまったのか!ストックあるか?大丈夫か?の「ファイテンション☆スクール」,どこまで世間に角が立ちまくってウニみたいになってる原作を再現できるかが見ものの「さよなら絶望先生」,前作は神だったけど今回は脚本小中千昭が最大の不安要素となった「モノノ怪」,そしてこの夏最大の問題作候補筆頭としててらてらと輝く「シグルイ」! …あたりかな.他も一応目は通すけど,こことしては「シグルイ」「モノノ怪」「絶望先生」あたりが期待作筆頭になるかなぁ.
この先はかなり忙しくなる予定なので,今期はレビュー作品を2本まで絞って合間を短評で繋ぐつもり.1本でいいから,楽しく書ける面白そうな奴が出てくるといいなぁ….

今月は「時をかける少女」もテレビ放映されるので楽しみだ.試写会で見たきりだから今見直すと結構面白そうだし,地上波全国放映した後なら,前のネタばれなしレビューよりももっと踏み込んだものを書いてもたぶん許されると思うんだ.

---
今回短評を出した作品は以下の通り.

---
[開始短評] ※事前の期待→1話視聴後の印象

○→△ 鉄子の旅
原作一部既読.コミックでは評価が高いんだけどアニメにするのはどうだろう…という難作を老舗がアニメ化.マニアがどこまでもどこまでもツッコんでくることが確実であるこの題材に果敢に挑んだ挑戦心は買いますが,1話の段階ではその原作の良さを十二分に生かせていたとは言いにくい…というか,原作そのものが回を重ねるごとにテンションが上がるタイプなので,この段階では真価が全然発揮できなくても仕方がないとも言えるかな.作画はこの会社としては比較的良好なので,作り手が慣れ原作もこなれてくる2,3話経過するあたりまでは評価を待ってあげたい.


---
[終了短評] ※私見:一般:電波で各5点ずつ

3+:2+:1 ポリフォニカ
…あんなに面白そうなのに,なんであんなに勿体無いことに(苦笑)! 嫌味のないキャラクターが演じる定型だけど優しくて心温まる物語は,もっと多くの人に支持されておかしくない素晴らしい素材だったはずなのに,なんであんなに作画が…作画が…(苦笑).いくら購買者が限られているとしても,放映自体はDVDを買わせるための広告だとしても,いくらなんでもあの品質はないだろう.きっと凄く急な話でお金もなくて,原作者にもアニメ制作側にも迷惑をかけたに違いないから「製作」側を責めたいと思います.お前らこんないい子をこんな目に遭わせて申し訳ないとは思わないのか!
てなわけで,作画に難がありまくりなので万人にはお勧めできないものの,画の悪さをキャラへの愛情や妄想力で乗り越えられたら絶対に幸せになれます.目を奪う刺激や振り回される面白さはないけれど,こんな真っ直ぐで暖かなファンタジーは現在には凄く珍しい.…案外,今のアニメの画質を見慣れていない人の方が受け入れやすいかもしれないなぁ.明らかに人は選びますが,選ばれれば結構幸せな作品です.

4:4:3 DEATH NOTE
緻密で艶のある原作をアニメとして動かしただけでも結構偉いのに,シーンによっては異様な狂気が原作以上の迫力で見事に表現されていたのが凄まじい作品.しかも3クールに跨る長丁場で,あんだけ線の多いアニメを頑張ったのは本当に偉いよ(笑).原作でもテンションの落ちたシリーズ後半はかなり圧縮されて駆け足気味になってしまいましたが,その分時系列に沿って出来事を並べてくれたので,原作では理解するだけで一苦労だったラストのペテンがわかりやすくなっていたかも.
ラスト以外はどぎつくてきわどい展開から逃げず,人間の白さと黒さを原作そのままに描き出した映像をさらに価値の高いものとしたのは,狂気を孕んだ美形を最後まで演じた宮野真守の力量.特徴ある声なので演じられるキャラの幅は狭いけど,「ホスト部」で能天気演技を極めた彼がここまで徹底して狂ってくれるとは思わなかった! 他の声優たちもハマリ役や芸達者が多すぎて,平野綾が浮いてしまっていたもんなぁ…(苦笑).
一般視聴者に強くアピールすることを常に念頭に置いているこの枠らしく,アニメ終了後のミニコーナーも結構手間がかかってたり,声優の顔が見られたりとサービス満点で面白かった.この先スペシャルも放映されるということで完全終了ではないものの,一般向けとしては現時点でも他の作品より頭1つ以上上でしょう.ただノートに記入するのがこんなにかっこいいアニメはこの作品だけ! お勧めです!

3:3+:2 のだめカンタービレ
一般向けだとこれくらい温いのが一番受け入れやすいんだろうけど…肝心のところで作画の力が足りてないのが凄く勿体無い印象を受け続けた作品.普通のシーンもかなり圧縮展開でめまぐるしいんだけど,それ以上に画がちっとも動かなくて寂しくなったのが演奏シーン.楽器を演奏するシーンに手間が物凄くかかるのはわかってるけど,同時期にアニメ化された「金色のコルダ」は結構ちゃんと演奏してたんだ(苦笑).
高速展開のために山場が見えにくく,肝心の演奏シーンも止め絵で処理されちゃって悲しくなってしまったものの,原作やドラマ以上に良いとはっきり思えたのは音楽面.映像と音声の全てが人為的に操作されているアニメだからこそ,演奏される音楽の上手さ下手さはとてもよく聴き取ることができました.ドラマでキャラに余計な色がつくのが嫌だったコアな原作ファン以外に,音楽ファンにもお勧めかな.実はこの後の展開を映像化できるのはアニメだけのはずなので,続編も当然期待…というか正直,続編にこそアニメ化の最大の価値があるので,完結したここから先が正念場.まだまだ頑張れ!

4-:3:3+ Saint October
意味不明のタイトル,ゴスロリ少女隊という直球極まって変化球になってるネーミング,可愛いキャラに不似合いなちょっとグロめの変身バンク,階調飛びさせた背景に,文字が踊る絶妙のオープニング! 放映当初は地方局深夜帯でこんな子ども向けとも大人向けともつかないようなのをよくやるなぁ,どこ狙ってるんだろうなぁと思ってたんですが…明らかに中盤で化けました!
キャラや世界観の愛らしさが作品全体に浸透するまでに2ヶ月くらいかかってしまったけれど,1クール目終盤から先の展開は凄くいい形で安定.原画動画を結構色々な制作会社にまいていて,それが案外と出来良く上がってきていたのも品質の安定に一役買ってました.当初はちょっとグロ入った変身シーンに違和感も感じたけれど,回を重ねるごとに短くなったりバンクになったり,暗い設定と一緒にあからさまにギャグとして扱われることも多くなって…違和感とかどうでもよくなったな(笑).
人形のような少女たちが繰り広げる物語はあらゆる面で現実離れしていて,けれどそんな世界の中で頑張ったり苦悩したりしていた少女たちや,そんな彼女たちを支えていた顔触れ豊かなサブキャラたちの愚直で誠実な魂には,不思議なほどの現実感がありました.本来命のないものたちに見事血を通わせたのは,作り手,特に女の子たちを作中で苦しめることに容赦のない女性を中心とした脚本家たちがこの作品に注いだ愛情の力と思うので,序盤がやや辛いものの視聴をお勧めしたいと思います.見始めたら絶対に最後まで見ないと,凄く勿体無いぞ!

4:2+:4 (特撮)美少女戦麗舞パンシャーヌ
浦沢御大のお家芸である素っ頓狂な変身ヒロインものが今になってなぜか復活! しかもヒロインが人妻で,テレ東の夕方枠ということでろくに予算も時間もないはずで,あらゆる意味で無理がありすぎることを楽しみに見ていたら…本当にその予想通りに物語が転がっていって大笑い.ないもんはない!といさぎよくかっこよく馬鹿を貫く浦沢魂に,自分のような浦沢耐性者は最後まで大喜びだったんだけど…一般視聴者に受け入れられたかどうかは最後までさっぱり見えなかった.でも自分は楽しかったからもうどうだっていいや(笑)!
御大作品でなくても純粋なギャグ作品というのは,意図して品質を落として笑いを取るところ以外は,通常の作品以上に映像的な完成度の高さが求められるものです.作画が不安定だとどうしても安心して笑えないですからね.本作の場合はその基本的な映像の質を,実写であることと芸達者な役者の演技で毎度クリアできたのが大きかった.メインキャストは皆安定していましたが,特に健介役の大熊啓誉のノリっぷりが素晴らしかった! あ,矢吹春奈22歳の変な老けっぷりもナチュラルに見事だったような…(苦笑).
金のない作品なのでゲストの数も限られましたが,最悪3人でも話を回せる作品なので何の問題もありません(笑).そんな虎の子のゲストもパパイヤ鈴木まではなんとかなったけど,バブル女は本当にひどかったなぁ.…あまりに悲惨で書けなかったけど,ポワトリンが大変なことになりすぎていたよ(苦笑).御大以外の脚本家の個性も結構よく出ているので,短期シリーズだし頭のネジが外れた人にはぜひお勧めしたい.確信犯のおふざけは面白いよ!

|

« 美少女戦麗舞パンシャーヌ#11 | トップページ | Shining Tears X Wind#8 »

「アニメ短評」カテゴリの記事

「アニメ終了雑感」カテゴリの記事

アニメ開始短評」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5112/15631701

この記事へのトラックバック一覧です: [雑記] 7月開始新番組とか / 開始雑感・終了雑感:

« 美少女戦麗舞パンシャーヌ#11 | トップページ | Shining Tears X Wind#8 »