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[雑記] 伊藤誠は死んでいい / 終了雑感・映画雑感

そろそろ大型改変期間近の昨今,皆様いかがお過ごしですか? …誠は死んだほうがいいよな(笑)? 主役の最低最悪ぶりが洒落にならないレベルに達している「School Days」ももうすぐ終幕.あんだけ無茶苦茶やられると,今期終了作品の中ではぶっちぎりで決着が気になります(苦笑).登場人物にはどいつにも悪い部分はあるんですが,中でも悪の権化と化した伊藤誠はとことん酷い目に遭ってもらわなきゃ視聴者の気が収まりません.この作品,決着のつけ方次第で伝説になれる予感がするよ….

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今回短評を出した作品は以下の通り.

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[終了短評] ※私見:一般:電波で各5点ずつ

3:2:3 DEAD GIRLS
Gyao視聴.「RED GARDEN」のたぶん後日譚.記憶を失いながらも行き続けるという悲劇的な終末を迎えた四人の少女たちが,それでもなおしたたかに生きる様子が描かれます.記憶を失う前,あの頃の可憐な彼女たちとはそれぞれ違うキャラ付けで,長い生の中ですっかり世慣れてスレちゃってるのが悲惨やら可愛いやら面白いやら(笑).特にケイトのタフっぷりは実にかっこいい.でもなんで歌うんだろうなぁ,音程合ってないのになぁ(苦笑).
海外実写ホラードラマを彷彿とさせた「RED GARDEN」の雰囲気とはまったく別物.派手で鮮やかで蓮っ葉で…しかしその中心に咲いているのはあの赤い花.それはすっかり化け物が板についた彼女たちが未だそっと抱え続けている,少女の心と記憶の象徴のようでもあります.…できればここまでを「RED GARDEN」の枠の中で見たかったけれど,追加で作らせてもらっただけでも幸運だったと考えるべきかなぁ.「RED GARDEN」視聴者ならばお勧めです.

4:4:2 DEATH NOTE:R
深夜アニメとして終盤は相当端折りながらもちゃんと完結した良作がゴールデン枠・再編集で復活! 新しいカットも作られてはいますが大部分は深夜帯に放映されたものそのまま.シーンによって作画の差は出ていたけれど,緻密で美麗な映像は新カットと比べてもまったく見劣りしません.この作品の映像的なレベルの高さに改めて驚かされました!
原作中でも最も面白いLの敗北までを中心に再編集が行われているので,クライマックスまでのテンションの高まりは凄まじい.その分終幕は原作を知らない者には大変に不親切な作りとなってます.…こうやって見ると,たとえ蛇足に思われてもL死亡以降の展開はやっぱしあった方がいいのか….勝利したはずの主役も時が過ぎれば敗北する.人間である限り絶対的な勝者など存在しないという,滅びる者の哀れを再確認できる作品.初めて本作に触れる人だけでなく,深夜シリーズ視聴者も復習代わりに見るのをお勧め.

3:2-:1 ライディーン(2007版)
ロボットアニメ史に輝く偉大なる旧作,しかも法的な括りはともかく基本的には他社コンテンツと考えた方がいいような作品をこの時代に合わせてリメイクすることを引き受けたProduction I.Gの度胸は凄いと思いますが,最後まで見終わった段階で言えることがあるとすれば…その仕事は断るべきだったと思う(苦笑).マニア向けのWOWOWという媒体,旧作を継承せず再構築された世界観,人型ロボットとしてのケレン味に乏しいバトル…どれも古い名作が今の技術で再び息吹を吹き込まれるのを期待する視聴者の望まないものばかりで,君らは一体何がしたいんだ….
もちろんその他社の作った「超者」が「ライディーン」の冒涜の極みであることは否定のしようがないものの(笑)これだったら名前をそのまま使わなかった「ラーゼフォン」の方がちゃんとインスパイアしてた.つうかむしろ「ラーゼフォン」のインスパイアにしか見えなかったことが致命的にまずすぎると思う(苦笑).…「IGPX」の時にベタな人型ロボットが本当に苦手ってはっきりしてるんだから,手を出さなきゃよかったのになぁ.
とはいえちゃんと最後まで見てしまったのには理由があります.さすがI.G,軍組織の描写とか,主役の才賀君と白鷺部隊の日常描写はかなり良い出来で,むしろそういう日常描写でこの物語を引っ張る羽目になってしまったことが不幸.相当面白かったもんなぁ,あのうざいバイト先の先輩たちの話(苦笑).作画だって常に一定水準を保ってたのに,この努力をどれだけの人が認識してくれるんだろう….キャラは好きだったので,どうにも残念な作品でありました.

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[映画] ※私見:一般:電波で各5点ずつ

4:4-:1 劇場版ヱヴァンゲリヲン:序
前シリーズ視聴済,前作映画視聴済.アニメのみならず現代文化に少なからぬ影響を与え,今を生きるアニオタなら基礎教養として見ておくべき10年に1度レベルの傑作が映画化…もちろんまたですかとは思いましたが,異様に評判が良かったので見に行きました(笑).内容は前シリーズの内容やら裏設定やらを把握しているほど本作との意図的な差異に気づくという構造なので,間違いなく前作は視聴しておいた方が楽しい.その分完全な一見さんが見るには展開があまりにも速く感情移入しにくいのが難点なので一般にマイナスがついてますが,視聴済ならば4+にしたい.
作画はさすがドリームチームだけのことはあって大変に良好.大画面に映える緻密な画がダイナミックに動く様が素晴らしい! また前シリーズ放映当時に比べ格段に3DCGで表現できるものの幅が広がっているので,エヴァや使徒をはじめとしたいろいろが適宜ポリゴンモデルに置き換わっているのもポイント.前シリーズ放映当時から一番好きだったヤシマ作戦がクライマックスに配されていますが,特にここでの画面密度は圧巻です.
赤い海のこの世界は前シリーズの終幕後再び何者かの手によって作り直されたものなのか,それとも純粋なパラレルワールドなのか,あるいは前シリーズよりも前のループの中の出来事なのか…もし前シリーズの映画,あるいはテレビ版の終幕があの世界にとっての最善であったなら,この物語がそこにたどり着くための試行の1つである可能性は十分あると思うんだよなぁ.そうなると最善の展開に持ち込むためには…てな感じでファンならばざっと見ただけでも相当色々考えさせられる作品で,劇場では終了後に観客たちが一斉にこの作品の解釈について語り始めたのが凄く印象的でした.時間を感じさせないくらい面白かったので,続きも見にいきたいです!

3-:3-:1 劇場版AIR
原作未プレイ,別シリーズ未見,テレビ視聴.泣きゲーの最高峰の1つを東映が劇場アニメ化.恐らくは原作のおいしいところをつまんで総集編のようにつくっているので,なんとなく上記の劇場版エヴァと構造は似ているんですが…作画の力と画面密度があまりに違い過ぎるのがテレビで見ても如実にわかるのが辛い(苦笑).話のまとめ方自体はそれほど悪くなかったし,実際ラストは胸に来るものはちゃんとあったんだけど,この密度だとテレビでちょうどいいくらいなんだよなぁ….
出崎節や出崎演出の無茶さがどうにも馴染まない部分はやや見られるものの,致命的ではありません.ファンよりも薄い自分のような視聴者が物語全体を大まかに把握するのに向いた作りなので,逆にディープなファンには物足りないでしょう.怒涛の波音はなかなか凄かったので,音響面だけは劇場がうらやましいかもしれない.

4:1+:4+ 愛欲の罠(実写)
アニメファンには大和屋暁氏の父でおなじみ,大和屋竺氏が若き頃低予算フィールドで好き勝手に大暴れした脅威の作品(笑).ゴルゴみたいな殺し屋と女たちの話で,一応ロマンポルノなのでそういうシーンは山程入っているものの,双方乗り気でないのとか片方乗り気でないのとか乗り気なんだけど立たないのとか快楽どころか殺されてるのとかの割合が多すぎて興奮するのが難しすぎるっていうか無理です.勘弁してください(苦笑).
プライド高く性欲も強い腕利きの殺し屋はちょっとした油断であっと言う間に追われる身へと転落.しかも愛情を注いだ女たちは組織からの追跡者に無残に殺され,ついには煮えたぎる怒りとともに反撃を開始する…というダイナミックな筋立て.映画としては異例に軽快な展開で,現在のテレビドラマのテンポと比較しても相当早い.その中で繰り返される殺すこととヤることはいつしか繰り返しのギャグにしか見えなくなっていきます.…そして最後の最後は本当に綺麗にぶん投げて終了! 暁氏のぶん投げ芸が親譲りとは思いませんでした(笑).誰にも薦められませんが,面白かったです!

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真面目に見ていて最後まで不甲斐ないと,どうしても辛口になってしまうなぁ(苦笑).

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