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Kawaii! JeNny#2

まだ3話なのにもうこれか!

(A)エイブラン基地での会議中,シスターBがお洒落とスイーツを駆逐したい真の理由を知ったくまさんたちはその身勝手ぶりに驚いた.しかもその個人的な理由で自分たちをこき使って何の反省もないことに怒り,ついつい理性をなくし野生に帰ってしまう.街で暴れるくまさんたちを止めさせるためにMr.クラウンはジェニーたちを呼び出すも,行きたくないジェニーたちは寝たふりをして呼び出しに応じない.
(B)バスケット部のキャプテン・ハリーはジェニーの憧れの人.かっこいい彼を見つめていたら,アキラやなでしこがハリーの周囲で自分の得意技を披露しはじめる.友達がハリーに気があると気づいたジェニーは残り時間を丸々使う妄想をはじめた.自分がシンデレラ,ハリーが王子様,シスターBが悪い姉という妄想の中,アキラとなでしこは自分を助けてくれる妖精のはず…だったのに.

まさにアバンから予告まで全編がネタ.玄人受けするメタネタ極まる「かわいいジェニー」.おしゃれとスイーツを守るために悪のエイブランと戦えジェニー! たとえ口が動かなくても動きが不自然でも戦えジェニー(笑)! 主題歌は普通にいい歌なのに,背景の映像がアレだと面白くてどうしようもないなぁ….「カブトボーグ」が終了した今,浦沢御大作品の恐ろしさはこの作品でしか痛感できません.
15分一話の本作は今回で3話.そこでもう悪の組織の解散話になっているというわけのわからなさこそ,実に御大らしいストーリーテリングだってんだから困ります.最高! 敵相手以上に味方相手のときに容赦がないとか,ろくにオチもつけずに終了とかも本当に浦沢脚本らしくて敷居が高すぎです.ただでもわけがわからない上に,通常の深夜アニメならサービスシーンとなる水着も人形なのでまったくエロくないし…こんな作品を一体誰が見て喜んでいるんだ(苦笑).

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古代王者恐竜キング#35

幸せな場所はどこですか?

どう頑張ってもDキッズに勝てないウサラパたちは,ついにアクト団内で犬扱いされることになってしまった.人間並みの仕事をするまでは「わん」しか喋らせてもらえない.食事も犬並みのものに変更されて,屋外の犬小屋暮らしまで強制された上,アクトホルダーだけ与えられロケットで適当に打ち上げられる.カードを見つけるまでは帰れないウサラパたちだが,オーストラリア・エアーズロックに落下した衝撃でアクトホルダーまで故障した.
カードを見つけないと帰れない哀れなウサラパたちの前に現れたのはイグアノドン.困っていたウサラパたちをオアシスへと案内するイグアノドンは,ロケット落下の衝撃でカードから実体化し,実体化直後に見たウサラパによくなついていた.アクトホルダーのコントロールなしでも背中に乗せてくれるこのカード恐竜のことが,ウサラパは段々好きになっていく.

サンライズのキッズ向けなんだから絶対に侮れない「恐竜キング」.シリーズも中盤,最近はやや作画の乱れも目立ってましたが今回は凄い! 作画美麗,アクションはシャープで派手で,物語やキャラの掘り下げはダイナミックかつ繊細…まるでお手本,あるいは全編バンクのようなこの回のスタッフは脚本丸尾みほ,作画監督平岡正幸,絵コンテ演出菱田正和…そりゃ当然この出来になるはずという,まさに眼福の傑作回です!
テーマは母と子っぽい愛.いろいろ抱えてるレックスへのフォローはもちろん忘れず,しかしメインを張るのはなぜかウサラパ様! おばさん扱いが大嫌いで本当に懲りない小悪党の女ボスそのもので…けれどなんでこんなに可愛いんだろう今回は(笑).自分たちが犬のようにこき使い取り合っていたカード恐竜の温かさをはじめて知ったウサラパ様はとても魅力的で…彼女の今後の動向がとても気になります.

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モノノ怪#12

新しい世界,新しいモノノケ

地下鉄1両目に市川節子の死に関わる者たちを集めた化猫は,それぞれから情報を引き出した上で片付けていった.最後に再び車両に戻されたのは毎朝新聞社のデスク,森谷清.市川節子の上司であり未だ真実を語っていない彼に,化猫は真実を見せつける.それは何も語らぬうちに車両から落ちた福田市長の物語でもあった.
福田市長の汚職の証拠を掴んだ市川節子は,森谷に認めさせるために汚職の証拠を掴んで新聞社に戻った.森谷は1面に載せるこの記事を市川一人で仕上げるように命じる.特ダネが社内にも漏れないようにと缶詰まで命じられた市川は認められたと感激し涙を流すが,森谷は彼女を旅館へと送り出した後,ある場所へ電話をかけていた.

あの映像で1クールなんて暴挙にしか思われなかった第2期シリーズもちゃんと完結.12話無事に走っただけでかなり偉すぎる「モノノ怪」.さすがに初代「化猫」の凄さを越えることはできませんでしたが,「鵺」のような回を重ねなければできないものもちゃんと生まれたので,シリーズとしてはなかなかの完成度となったんじゃないかと思います.毎回初代「化猫」クオリティでは,いくら東映でも制作現場が完全にぶっ壊れるだろう(苦笑).
初代の影を引きずる2代目「化猫」のクライマックスは,市川節子殺しの真相の暴露であり,登場人物たちの最も汚い部分の暴露でもあります.暴露は真犯人のみならず被害者の市川節子も例外でなく,ひたすら気の毒で美しいだけだった初代「化猫」の姫様とは大違い…けれど同じ立場なら,無力な姫様も高慢な市川節子となるのではあるまいか….人間は時を経れば世界だけでなく心や欲望すら変え,そこからは新しいモノノケが生まれてくるのです.

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古代王者恐竜キング#34

肉食忍者でコント全開!

古代博士について発掘現場にやってきたリュウタたち.わざわざ来たのに恐竜の化石でないことがわかってがっかりするものの,その帰り道に忍者村の看板を見つけた.最初は渋っていた古代博士も即座に夢中になる忍者村では,ペットと一緒に忍者修行をするイベントを実施中.リュウタたちもガブたちとともに苛酷な忍者修行コースに参加することにした.
最初は石跳び渡りや網登り程度だったのが,あっと言う間に苛酷さを増す忍者修行.最後の崖登りを制したのはリュウタとガブで免許皆伝の巻物をもらう.その直後に古代博士を追いかけて3頭のディノニクスが登場.しかもこの3頭はDr.ソーノイダの忍者修行を受けさせられたシークレット恐竜たち.小さな体で身軽な上に肉食だ!

完全に盤石なパターンを確立したので,逆にいつパターン崩しをはじめてもおかしくなくなった「恐竜キング」.いつこの均衡が壊れるかわからない状況でアニメを見るのは凄いスリル!…こういう楽しみ方は明らかに考え過ぎの賜物だ(笑).結論としてはパターンは今回も維持されますが,作画の不安定さは本作らしからぬレベルに達し…ここでパターン崩してどうする(苦笑).作画監督が外人というのはサンライズとしてはかなり思い切ったなぁ.
作画監督のみならず原画動画にも外人が並ぶ今回は,特に崩れ顔が凄い状態になっていますが(笑)絵コンテ菱田正和は伊達じゃなくてどうにも面白い(笑).ぜひ突っ込んでくれと言わんばかりの意図的にうかつで展開が続くんだけど,将来,この愉快な日々を懐かしく切なく思う日が来るのかなぁ? ちなみにこの週は4番組合同プレゼントをやったんだけど,キーワードを伝えたのはなぜかレックス.一応ヒーローはリュウタなわけだし…ヒロイン(笑)?

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2007年10月開始アニメ雑感・1

10月期の改編も一段落,そろそろ継続と切りを分けられそうな昨今,皆様いかがお過ごしですか? 全体的な本数が減ったことが大きいようで,自分も今期は全体的な視聴総量は減り気味…ただし長期前提のジャンプ原作ものを押さえているので,大きく総量が変わったりはしないんだけどね.
これまでの地獄のような改編期に比べると,実写ドラマ系増量のせいか比較的アニメは小物揃いの今回の改編.その中でも本命は「ガンダム」…じゃなくて「もやしもん」だと信じて疑わないわけですが(笑)「ガチャガチャもやしもん」はいいね! すごくいい!

フジテレビの「もやしもん」公式サイトで遊べるゲームと,それに連動しているデスクトップアクセサリ.毎日ランダム5種ずつ菌を集めることができて,そのうち特定の5種のみ,デスクトップのシャーレで飼うことができます.デスクトップアクセサリにはスクリーンセーバーがついているのも楽しい.…毎日公式サイトに通いたくなる,インタラクティブ要素の強いアイテムは,ファンの忠誠度を上げる気がするよ!

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今回短評を出した作品は以下の通り.

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Kawaii! JeNny#1

悪夢レベルの珍奇映像!

(A)ちょっとドジでお洒落とスイーツの大好きなハイスクールの2年生,ジェニー.彼女はMr.クラウンの指令を受けて,友達のアキラやなでしことともに秘密結社エイブランと戦うスイーツエンジェルズの一員だ.今日の敵はエイブランの首領,シスターBの操る巨大ロボイタズラン.ビルにいたずら描きする間抜けなメカを止めるのだ!
(B)ジェニーがスイーツエンジェルズにスカウトされたのは今年の春のこと.桜餅よりも専属モデルオーディションを受けたかったジェニーを妨害したのは,同じオーディションを受けようとしていたシスターB.悪の首領として箔をつけるためにオーディションに参加しようとした彼女だが,ジェニーの可愛らしさの前では勝てないと悟り,くまさんたちを使ってオーディション会場から引き離すのだった.

題材とスタッフと撮影手法の事前チェック時点でもう頭の痛かった「KawaiiJeNny」.数々の狂気を我々に見せてくれた浦沢御大作品としては比較的よくあることだったので今回もある程度は覚悟していましたが…こんなに映像的に打ちのめされたのはいつ以来だろう(苦笑)! かわいいジェニー人形などの手足を動かし,でも口は動かないので小刻みに動かすことで口パクのかわりにして演じさせるスタンダードで強烈にクレイジーな物語.いくら仕事がないからってこれでいいんですか川北さん…最高です(苦笑)!
監督だけでなく企画にも川北氏がちゃんと入ってるあたり,本作はどうなるかをわかった上でシリーズ構成に浦沢義雄御大を持ってきた確信犯のはず…それでも映像の暴力はオープニングから視聴者を徹底的に打ちのめします.野川さくら,小林ゆう,桑谷夏子に桃井はるこという一流声優の皆さん方の名前が並ぶことがもうナンセンス.くまさん,くまくん,くまちゃんに至ってはそれが役名で本当にいいのか? スーツアクターがいたり「ダイナミック・トイメーション」という謎の名称がついていたり,気がついたらサンダーバードだったり変身していたり,お前ら悪ふざけもいい加減にしろ(苦笑).…こんなの,こんなの,自分がレビューしないわけにいかないじゃないか!

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古代王者恐竜キング#33

夕日の向こうに見つけた夢はそれでいいのか?

インドのお城のような大邸宅で暮らすミーナの夢は,聖なるガンジス川で夕日に向かって泳ぐこと.そうすれば願いが叶う,まだ見ぬ王子様が現れるかもしれないと思う彼女は,夜,恐竜の出現で壊れた壁を越え家から逃げ出した.逃げ出した街で出会ったのが,恐竜を探しにやってきたリュウタたち.ミーナは彼らに恐竜の情報を渡すかわりに,街での行動につきあってもらう約束をする.
日本から来た3人とともに街を楽しむミーナだが,すぐに家から自分を探す者たちがやってきた.けれどミーナは夕方のガンジス川で泳ぐまで帰りたくない.ここでお姫様暮らしに憧れるマルムが身代わりになると立候補.互いの服を交換し,マルムはミーナのふりをしてタージム家に向かう.その直後に昨夜の恐竜が街に出現.何かを探すデルタドロメウスが周囲を荒らしはじめた.

原作つきとは違ってまだ決まっていない道を自分たちなりの速さと方向で進んでいく「恐竜キング」.さすがに最近は回によって荒れも見られるようになってきましたが,映像と物語の平均値は相変わらず高めに推移しています.時折はっちゃけるけど基本的には子ども達以外に媚びないこの作品.その中でもこの回はまるでキッズもののお手本みたいだ! 作画は高橋晃・和田喜彰のダブ回なので良好.けれど見所は明らかに演出面です.
世間知らずのお姫様がお屋敷から抜け出して主役と一緒につかの間の冒険!というのは典型的なローマの休日.しかも今回のゲストのミーナさんはなかなかの美少女で,正直,不健全なマニア向けにやろうとすればいくらでも青少年向けに狙える回だし,絵コンテ・演出の工藤寛顕氏はそれが得意な人だけど,ぐっと抑えて健全に終結させたことが本当に凄い(笑)! …唯一お手本から外れちゃってるのは.本来はマルムさんの描写がもっと濃くないといけないのに完全にミーナさんに食われちゃったところくらい(苦笑).

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モノノ怪#11

エゴは女と猫を殺す

自殺したはずの市川節子はモノノケとなり,地下鉄の1両目に己の死に関わる人々を集めた.新聞配達の少年にだけは猫を抱いてこの車両に乗る彼女の姿が見えている.あの早朝,陸橋に人影があったのを証言していなかった少年,目撃者がなく有力な証言もなかったことから事件を無理に自殺として片付けようとした刑事,彼女の死に関してあやふやな証言をした女給,猫と思い込んで落ちた彼女を引いた運転士…誰もが彼女の死の真相を覆い隠すような真似をしていた.
市川節子の自殺は皆のエゴで作られた偽りの真実.それに怒る彼女の怨念を示すかのように,車内を闇と赤い猫の群れが走り抜けていく.駅に停車しながらも1両目の扉だけは開かず,記者と刑事が無理に扉をこじ開けると,化猫の闇に飲まれた刑事は市長のように命を落とす.逃げ場のない車内だけでなく,車両の外の世界すら化猫に支配されているのだ.

最終エピソードの2話目では,人の持つ些細な闇を悪趣味に拡大して見せつけてくる「モノノ怪」.赤の他人たちのちょっとしたエゴが市川さんを自殺に仕立て上げてしまうことを次々暴露していくあたりはサスペンスな芝居のようですが,ここでも大きな壁となるのがキャラのデザイン.前の「化猫」とはまったく別の人間たちだと頭では理解できても,特にチヨが無残な様子になるのを見るのは,心ではなかなか耐え難い….
化猫の強烈な揺さぶりによって明らかになっていく市川節子の死の状況.考えてみれば被害者である市川節子は事の真相を一番よく知っているはず.犯人だけを血祭りに上げればいいわけだから,わざわざ真実を明らかにするためだけに死後関わった人を巻き込むのは本当は不思議…ことによると今回の死の中には,自分が轢かれる原因を作った猫の怨念もかなり混じっているのかもしれません.

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古代王者恐竜キング#32

恐怖は勇気に絶対勝てない!

水がどうしても苦手でシャワーからも逃げ出してしまうエース.水嫌いを克服するために磯遊びに出かけてみるものの,落ちたマルムを助けに海に飛び込むこともできない.水の傍ではとても戦力になりそうにもないエースだが,恐竜が出現したのはナイアガラの滝のすぐ近く.しかしエースだって水が克服できないままでは嫌なはずだとレックスは考え,リュウタたちとともにナイアガラへと向かうことになった.
一足先に恐竜反応を察知し,人間魚雷に乗ってナイアガラに到着したものの直後に滝壺へと落下していたアクト団.怯えるエースを気遣って,レックスとは別行動していたリュウタとマルムが遊覧船に乗っているのを横目に,ちゃちなボートで滝壺へと近づいたところでまたも滝壺に飲み込まれた.水中にいる彼らを狙って泳いできたのがバリオニクス.スピノによって妨害されたバリオニクスは,傍の遊覧船につけられた作り物の大きな魚に襲い掛かる.

長期作品らしく大らかに,しかし確実に歩みを進める「恐竜キング」.表面では恐竜が出てアクト団と戦って勝ち恐竜を手に入れるという単調な物語を繰り返しているように見えますが,実際はその中で登場人物・恐竜たちの内面的な成長が描かれていたりするので侮れない.脚本神戸一彦,演出いとがしんたろーで描かれる今回の主役はエースとレックス.これまで何度も描かれてきた,エースの水嫌いという弱点がある程度克服される物語です.
やや不気味にすら見える外見と,気が小さくて繊細な割には遊び始めるとすぐハメを外す上に魚にも目がないという内面の愛らしさのギャップが素敵なエース.そのエースが今回は2Dでも3Dでも,様々なツボに来る仕草を見せまくってくれます(笑)! 作画監督は鈴木幸江.映像はベストに近いレベルで安定.冒頭から少年たちの入浴とかリアスさんのモンローとか各方面へのサービスも一切怠りありません(笑).ちなみにこの回からEDが変更.ひろみちお兄さんがアニメになりました! …さようなら,転ぶサイカ….

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2007年9月終了アニメ雑感・2

大型改変期開始から1週間,皆様は振り落とされてはいませんか(笑)? 自分はこれこの通り,終了作品の感想すら全部書けてない調子だったりしますんで,新番組の初回視聴も当然ながら遅れ気味.それでも深夜はリアルタイムで見られるのでいくつかチェックはしておりますが,今期は,特撮が相当おかしなことになってます.「キューティハニー」とか「ウルトラセブンX」とかはツッコめるけどまあいい.…なんだろうあの「ネギま!」は(苦笑)!
原作既読,コミックス全巻所持,アニメも2作とも視聴済.緩い原作ファンの端くれとしてミュージカルならともかく実写化は嫌な予感がしてましたが…まさかその不安が何万倍にも増幅されたものを目にすることになるとは! なんだろうあのオープニング,なんだろうあの微妙な学芸会,なんだろうあのアニメからいらんもんを持ってくるセンス…もうヒロシとかどうでもいいくらいの凄まじいカオス状態なので,実写だからやめとこうとか思ってた奴は後学のためにぜひ見てみるべきです.1話の電波は5.あれを地上波でやっちゃう根性は本当に凄いよ…(笑).

写真は最近の通勤途中,秋葉原某所の空.


ビルに青空と雲が映って,つい見とれてしまった.

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今回短評を出した作品は以下の通り.

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モノノ怪#10

あかの他人を結ぶ女

地下鉄の開業する福寿駅の地下ホームはどこもかしこも人でごった返し,その中にどこかで見たような人々が混じっている.市長に刑事,主婦に少年,新聞記者にカフェの女給,一番電車を運転する運転士,そして,周囲の洋装の中では一際目立つ薬売り.四両編成の地下鉄にばらばらに乗った彼らだが,万歳の声を後ろに聞いて出発し隣の駅に着くより前に急停止.上から何かが落ちてきたのだ.
そして,なぜか運転士を含めた7人だけが先頭車両に座り,他の客の姿が消えてしまった.隣の車両に移ろうとドアを開けようとしても開かず,開いても隣の車両が存在しない.直後に車両が勝手に動き出した衝撃で,市長は眼鏡だけを残し車両から消える.運転士なしに走り出す一両目.床に倒れた主婦は誰かの足音と,「許さない」という声を聞く.

他作には絶対にないモノを堂々と広げてここまで走り,いよいよ最終エピソードへと踏み込む「モノノ怪」.この物語に出てくるのは前作「化猫」の登場人物に本当によく似た…けれどやっぱり違う人たち.モノノケの形真理を探る謎解きには物語の本質こそが重要.キャラの姿形なんかぶっちゃけどうだっていいんだけれど…別モノと似ているってのは予想以上に厄介(笑).薬売りほどクールに徹することができない視聴者は,この物語だけでなく前作の幻にまで囚われてしまうことになります.
これまでは近世あたりを舞台にしてきた本作ですが,今回の舞台は洋装の近代.おかげで薬売りが世界そのものから浮きまくり…もちろんこれまでの世界でも嫌になるほど浮いてましたが,あの格好で地下鉄にすまして座ってるあいつは,絶対視聴者を笑わせようとしてるよなぁ….すっかりおなじみの派手な画面では雑踏の表現は難しそうでしたが,群集を全てマネキンで表現することでクールに処理しているのも本作らしい.

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