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古代王者恐竜キング#48

悪いことをしたら謝る!

アジ島の正体はエンシェント博士たちが作ったタイムマシンだった.それを乗っ取ったノーピスは,遺伝子操作で作り出したブラックティラノをリュウタたちの住む街へと降下させる.これ以上ノーピスに好き勝手されたくないのはDキッズもアクト団も同じ.しかし自分の過去をねじ曲げられてしまったレックスは,未だに謝りもしないDr.ソーノイダに協力する気持ちになれないでいた.
うまく手を組めずにいるDキッズとアクト団を笑うノーピスは,マルムを人質に取ってディノホルダーを渡すように要求する.仕方なくリュウタたちはディノホルダーを渡し,ノーピスもブラックティラノを撤退させた.奪われたディノホルダーを取り戻すため,リュウタたちはアクト団の飛空挺に無理やり乗り込む.タイムマシンまでもう少しのところまで飛んだものの重量オーバーで墜落しかける飛空挺から捨てられたのは,やはりウサラパたちだった.

最終回まであと1話.駆け足で一応の終局に向かって走る「恐竜キング」.本作は事前に読めない放映休止はなかったはずだから,このスピード感は恐らく作り手の狙いである…はずなんだけど,実際のところはどうなんだろう(笑)? 視聴者が逆境のストレスを味わう期間をできるだけ短くする,昨今のキッズアニメのスタイルをなぞったようにも見えるけど…悠長にやってたら最終的に話数が足りなくなったようにも見えるんだ(苦笑).
今回は最終回直前ということで物語も映像も頑張りまくり.脚本の前川淳はいいとして,作画監督の金栄範は怖いリュウタや作画の不安定でおなじみのはずなんですが(苦笑)さすがにクライマックス直前なので,作画が国内で賄われているようで一安心.気になるのはマルムさんが時々下膨れな程度かな….絵コンテ・演出は高橋順.映像が全体的によく遊んでおり,特にアクションシーンではコマ送り必須の面白い画面が続出です.

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2008年1月開始アニメ雑感・1

年度末に向けて加速度つけて忙しくなっていく昨今,皆様いかがお過ごしですか? 自分は…プロジェクトが1つ本格的に動きはじめたために,感想が2本きりなのにずるずる遅れまくって困っております(苦笑).その上今期は本腰を入れて視聴できる作品がどうにも見つからなかったので,「恐竜キング」以外の感想の書き方を変えて繋いでみようかと悩み中.とりあえず今期だけ,面白かった作品に片っ端から短評つけていこうか?

写真は最近ときどき行く神田明神.

会社からそんなに遠くないので,よくIT情報安全守護を買いに行ってます.すべからく機械は壊れる原因があって壊れるものだけど,どのタイミングでどう壊れるかを支配しているのは運なので神頼みは大切!

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今回短評を出した作品は以下の通り.

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古代王者恐竜キング#47

野望のせいで悲しい生い立ち

皆の見ている前でタルボーンヌを攻撃したことから,リュウタたちだけでなく自分以外のアクト団も敵に回したノーピス.これまで隠してきた本性を剥きだしにした彼はアジ島を乗っ取り海上へ浮上させる.上に堆積していたジャングルを落としたアジ島は,ひとつの巨大なタイムマシンだったのだ.Dr.ソーノイダたちはティラノの完全化石で実験しているノーピスからタイムマシンを取り戻そうとするが,あっさりゴミ溜めに落とされてしまう.
Dラボに戻ったリュウタたちは,ジュラサンからアクト団とレックスの過去について知らされる.レックスの両親,エンシェント博士とその妻のクリテイシヤ博士,2人の助手であったノーピス,そして共同研究のDr.ソーノイダたちは今から100年以上未来の人間だった.エンシェント博士が発見した石版に記録されていたのは,絶滅に向かう恐竜たちが助けを求める意志だった.タイムマシンで過去へと飛び,恐竜をカード化することで種を保存しようとしたエンシェント博士たちだったが,Dr.ソーノイダとノーピスがタイムマシンのコントロールデータを消去して,タイムマシンを元の時代に戻れなくしてしまったのだ.

最終クール最後のクライマックス突入中! このときのための伏線を爆発させる「恐竜キング」.ジュラサンによって明かされるアクト団とレックスの過去は,ここまでの伏線に矛盾しないごく順当な内容でありました.決戦構図はDキッズ+アクト団対ノーピスとなるはずなんですが,過去が明らかになったことによりドクターとレックスの間に加害者と被害者という緊張関係が生まれてしまったのがややこしい.つうか,こうなるとあの古代博士すら,凄くまともな博士に見えてくるのがなぁ…(苦笑).
脚本はダイナミックな三浦浩児.演出工藤寛顕,絵コンテ伴山人,作画監督高橋晃・和田喜彰なダブ回なので映像はもちろん安定.本作でははじける個性をあまり強く押し出さずやってる工藤氏だけど,こういうスタンダードな芝居でもやっぱり上手いなぁ…ノーピスの黒っぷりはさすがにハジケていたし,別れ際のVサインはほとんどの視聴者が元ネタに気づかないと思う反則ぶりだったけど(苦笑).見逃せないのがエンディング,ガブが見栄を切るところでサイカ乱入.お帰り,サイカ!

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Kawaii! JeNny#13

男としてもゴミモンスター

シスターBの乗るイタズランIIを唆し,仲間割れさせることでダイカイテンを倒したゴミモンスター.しかし敗北の許されないISPは最後の希望,超天使ロボカシマCを準備していた.ダイカイテンを倒したことで思い切り浮かれ,ついでに恋に落ちそうになるゴミモンスターとイタズランIIの仲は愛らしいカシマCの登場によりあっさり破局.ゴミモンスターは邪魔なイタズランIIを攻撃し破壊してしまう.
己の恋路を邪魔するものを消したゴミモンスターはカシマCへの求愛を開始.けれどカシマCはゴミモンスターがゴミで臭いために彼のキスから逃げ回っていた.失礼なことを言われたゴミモンスターだが,正直は貧乏人の財産ということでカシマCを許し,かわりに消臭剤を自分にふりかけて臭いを消した上でさらに迫る.もちろんカシマCも,中に乗っているジェニーたちもゴミモンスターにキスされる趣味はない.かくなる上は戦ってゴミモンスターを消滅させるしかない…という物語がなぜかミュージカルで展開する.

映像的にも内容的にも斬新すぎる「かわいいジェニー」もついに最終回! やりたい放題を最初から最後まで貫き通して描いた軌跡は…これは本当に誰にも真似できないというか,真似しようと思う奴がいないというか…(苦笑).とはいえこんなNHK教育みたいな映像を30分1クール作り上げられた意義は大きい.造形の質も映像の質も悪くない,問題は脚本と悪乗りだけである作品をコンスタントに出せたこと自体が凄い.それはNHK教育にも「マイキー」にもできなかったことで…「モノノ怪」総評と同じようなことを書いている自分にびっくりです(笑).
崩れた効果をわざと狙っている場合以外は,基本的にギャグはシリアスより作画・演出の質は良くなければ面白くなりません.これは,たまには素人の苦し紛れの崩れっぷりが面白いこともあるけれど,繰り返し見続けていくならば事前に練られきっちりと作り上げられたプロの芸の方が面白いのと同じこと.そういう意味で本作は徹頭徹尾見事なプロの仕事,プロの芸でありました!

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古代王者恐竜キング#46

動き始めた黒い歯車

リアスが修理していた謎のアンドロイドが,ガブの噛み付きでついにまともに意識を取り戻した.彼の名はジュラサン.過去の記憶のほとんどはノーピスに奪われているものの,どうやら誰かの執事をやっていたらしい.そんなジュラサンには,Dr.エンシェントという名とともにレックスの網膜パターンが記憶されていた.
恐竜島ではノーピスがティラノを使って無茶な実験をやっているのをロアが目撃してしまう.実験の結果ティラノは倒れてしまうのだが,ノーピスにDr.ソーノイダの身柄を盾に脅されたロアは祖父にも原因を話すことができない.ロトとロアはティラノを連れて竜野動物病院を訪問するが,倒れた理由を話さねば治療できないと言われたロアはついに,Dr.ソーノイダを助けてほしいと皆に頼むのだった.恐竜を愛さず改造の材料にするノーピスこそ,恐竜たちとアクト団とDキッズの共通の敵だったのだ.

伏線回収も終了間近.ついに予測されたクライマックスに突入する「恐竜キング」! サンライズのオリジナルキッズ向けなら絶対やってくれるはず.そういう信頼にきっちり応えた最終構図がついに視聴者の前に姿を見せてきましたが…すげえ,ノーピスが感動的なほど真っ黒だ(苦笑).確かに純粋なキッズ向けとしては,ラスボスに甘さや弱さがあるとラストをピリッとさせるのが難しくなってしまうので,ここで目一杯悪役を演じてもらわないと困るわけですが…にしてもあまりに黒すぎて,むしろ笑えてきちゃってどうしよう(笑).
謎のじいさんことジュラサンの正体,そして天涯孤独なレックスの正体…実態は次回送りとなった部分もありますが,主なところは今回で明らかに.…実はレックスは博士当人ではないかとまで思ってたんだけど,さすがにそこまではやらなかったな(笑).この件にカタがついたら,レックスはどちらの時代を選ぶことにするんだろう.脚本は重要回なので平野靖士,絵コンテ・演出は渡辺正樹,作画監督が石川てつやで,決して絵が悪いわけではないんだけれどいつもにない線の強弱は独特.

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Kawaii! JeNny#12

うかつなバカしかここにはいません

(A)ダイカイテンによって宇宙に返されたはずのゴミモンスターだが,すぐに宇宙のゴミを吸収してパワーアップし地球に戻ってきた.パワーはともかく乗り心地の悪すぎるダイカイテンだけではこれ以上の戦いは無理かと思われたそのとき,修理の完了したイタズランIIが戦線に復帰する.ISPの正義の力とエイブランの悪の力が合わさることで,地球の敵であるゴミモンスターをもう少しで仕留めるところまで来たのだが.
(B)古城からの無料招待状をもらったエイブランの1人と3匹は,早速社員旅行がわりに揃って古城へと出掛けた.不気味な雰囲気の城には魔女や幽霊のような老婆が待っており,城に入ったシスターBたちにお前たちを食ってやると宣言.恐怖でパニックを起こしたシスターBたちを次々に襲う西洋甲冑に城のお姫様,実はこれら全てジェニーたちが仕掛けた罠だったのだ.

最終回目前だろうとバカはバカでやることは変わらない「かわいいジェニー」.日本の誇る技術の粋を無駄遣いしまくって作られた本作は,たぶん作っている人たちが一番幸せな部類の作品で…金をもらってこんなもの作らせてもらえるなんて,本当にうらやましすぎるなぁ(苦笑).でも,こういう尖った作品で技術を上げた後で作られる大衆向け作品は大当たりすることも多いので,川北監督の今後の展開は注目していきたい.でも「ジェニー2」だったらどうしよう(笑).
今回の脚本は前半が御大で後半が川端信也氏.御大のは次回最終回に向けての積み上げ回なので爆発は緩め.それでも何の迷いもなく裏切るシスターBは素晴らしいですが(笑).後半の川端氏はまだまだ他の超脚本家の皆様に比べると堅い! 主に「シンデレラ」の再利用で一本という趣旨なんだけど,他の脚本家ならもっともっとバカでダメな方向へ突っ走ることができるのが見えてしまい…こんなどうしようもない方向に目が肥えていく自分がちょっぴり悲しくなってきたなぁ(苦笑).

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古代王者恐竜キング#45

不幸も幸せなクリスマス!

クリスマスを迎える古代家では,パーティを前に子ども達よりもリュウタの父母が浮かれていた.マルムがサンタ風のドレスでやってきたことから今晩のパーティもコスプレでやることが決まってしまい,リュウタやレックスまでやりたくない仮装をさせられる.そんな恥ずかしくも幸せな古代家の様子をアクト団のロトとロアが庭から見ていた.Dr.ソーノイダに頼まれて,Dキッズから恐竜カードを奪い取りにやってきたのだ.
未来からこの世界に望まずやってきて帰れないロトとロアは,両親と一緒で楽しそうなリュウタたちのクリスマスを壊してやろうと考えた.最初はケーキを取りに行った母親を足止めしている間にリュウタたちをおびき出し,恐竜カードを取り上げてやろうと思ったのだが失敗.なぜか古代家のパーティに加わることになってしまう.亜紀さんだけは何も知らないものの,ロトたちの正体を知っているリュウタたちがロトたちと一緒に仲良くパーティするのは凄く難しいことだった.

4クール目もそろそろ後半.クライマックス目前だからこそしみじみと心情を語る物語を投げ込んでくる「恐竜キング」.最終決戦時の構図は未だ見えないけれど,ここでわざわざ敵側に親近感を持たせるエピソードを投入してくるってことは,やっぱりそういう構図に持っていくつもりだろうなぁ.脚本は繊細な丸尾みほ.演出が杉山慶一で絵コンテが藤原良二ならば手堅い布陣のはずだけど作画は大荒れ.これは作画監督の江上夏樹・村上直紀の責任というよりは,動画の大観アニメクオリティでしょう(苦笑).
いかにも悩みのない主役らしく,両親健在で愛される幸せな境遇にいることをよくわかってないリュウタの行動は,その境遇に戻りたくてたまらないロトたちから見れば贅沢で横暴.そりゃ嫉妬したり空回りするのも当然で…でも自分たちよりもさらに不幸なレックスのことはさらりとスルーしちゃうあたりが,子どもって本当に残酷だ(苦笑).視野が狭くて自分の周囲の都合のいいことしか見えない,ただ可愛いとか素直とかではない,上っ面だけでない強欲な子どもらしさが描かれているのがとても面白い.

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2007年12月終了アニメ雑感

いい感じな正月ボケもそろそろ終了せねばならない昨今,皆様いかがお過ごしですか? 自分はいつもの恒例として実家に戻っておりますが,明日には東京に戻らねばならないのでありました…ああ,もっとぐだぐだと休みてえ(苦笑)!
写真は今日の夕方.寒いですよ.

さて,今日は先月終了したアニメについての雑感を並べておきます.ギャグ特化感想は前の記事になってますが,普通のアニメで去年一番好きだったのは「セイバーズ」で,「陰陽」を越える作品はなかったな.

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今回短評を出した作品は以下の通り.

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R'sM 2007年アニメ大賞

2008年がスタート.昨年は本当に色々なことがありながらも,アニメを見ることと好き放題に感想を書くことでやっと心の安定を保てたような,そんな1年でありました(苦笑).今回も恒例企画として,これまでの1年,自分を気分良く笑わせてくれた方の素敵な作品どもを讃えておこうと思います.主にここで長文あるいは短評で触れたアニメから,私的なベスト3を部門ごとに選出.見ていないあるいは触れていないあるいはシリアスなアニメは評価対象から外れます.
 2006年度の結果…R'sM: R'sM 2006年アニメ大賞
 2005年度の結果…R'sM: R'sM 2005年アニメ大賞
 2004年度の結果…R'sM: R'sM 2004年アニメ大賞

ちなみに昨年度最強のギャグアニメは「それゆけ!徹之進」で次が「マイメロ」…我ながらどんな選択基準だ(苦笑).テクニックよりはノリ重視.組み立てた高度なネタよりは一瞬で爆笑できる直球を高評価.無様ぶりが面白い作品については,作り手側が笑わせにきていることが明らかで,自分の中にその作品・キャラに対する愛がなければギャグとしては扱いません.以下に挙げるものについては本当に好きだからここで取り上げたのであって,他意は…ほとんどありません(笑).

<特別賞>
まずは新設部門として,アニメではないものの凄まじい活躍ぶりを見せた作品を称えておきたいと思います…さすがにこの作品を外すわけにはいかなかった.それぐらいこの作品は凄まじかったんだ.

 (特別賞)Kawaii! JeNny

…浦沢御大…(苦笑).人形による特撮・ドールラマという形式で作り上げられた世紀の奇作.映像と内容のかっ飛びぶりで1話の段階で視聴者を全力でふるい落とした暴れ馬ではありますが,この作品の爆発力はたった1クール作品とは思えないほどに凄まじかった.今期は実写「ネギま」や「風魔の小次郎」など愉快な作品は散見されましたが,この作品ほど笑いの濃い作品は滅多に出会えるものではありません.特撮やFlashアニメなど,今後はアニメに近いが異なる媒体で展開される笑いにも注目していく必要がありそうです.

<ツッコミ部門>
己のペースを見失わず,放っておけばぐだぐだになっていく世界を叱ることで引き締めるスパイスとなる,優れたツッコミベスト3.彼ら,彼女らの献身のおかげで作品は無事に進行していきますが…そこに不運や悲劇的雰囲気が同時に漂うのはなぜだろう(苦笑).

 1.志村新八(銀魂)
 2.キクチ(鉄子の旅)
 3.千秋真一(のだめカンタービレ)

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