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古代王者恐竜キング#46

動き始めた黒い歯車

リアスが修理していた謎のアンドロイドが,ガブの噛み付きでついにまともに意識を取り戻した.彼の名はジュラサン.過去の記憶のほとんどはノーピスに奪われているものの,どうやら誰かの執事をやっていたらしい.そんなジュラサンには,Dr.エンシェントという名とともにレックスの網膜パターンが記憶されていた.
恐竜島ではノーピスがティラノを使って無茶な実験をやっているのをロアが目撃してしまう.実験の結果ティラノは倒れてしまうのだが,ノーピスにDr.ソーノイダの身柄を盾に脅されたロアは祖父にも原因を話すことができない.ロトとロアはティラノを連れて竜野動物病院を訪問するが,倒れた理由を話さねば治療できないと言われたロアはついに,Dr.ソーノイダを助けてほしいと皆に頼むのだった.恐竜を愛さず改造の材料にするノーピスこそ,恐竜たちとアクト団とDキッズの共通の敵だったのだ.

伏線回収も終了間近.ついに予測されたクライマックスに突入する「恐竜キング」! サンライズのオリジナルキッズ向けなら絶対やってくれるはず.そういう信頼にきっちり応えた最終構図がついに視聴者の前に姿を見せてきましたが…すげえ,ノーピスが感動的なほど真っ黒だ(苦笑).確かに純粋なキッズ向けとしては,ラスボスに甘さや弱さがあるとラストをピリッとさせるのが難しくなってしまうので,ここで目一杯悪役を演じてもらわないと困るわけですが…にしてもあまりに黒すぎて,むしろ笑えてきちゃってどうしよう(笑).
謎のじいさんことジュラサンの正体,そして天涯孤独なレックスの正体…実態は次回送りとなった部分もありますが,主なところは今回で明らかに.…実はレックスは博士当人ではないかとまで思ってたんだけど,さすがにそこまではやらなかったな(笑).この件にカタがついたら,レックスはどちらの時代を選ぶことにするんだろう.脚本は重要回なので平野靖士,絵コンテ・演出は渡辺正樹,作画監督が石川てつやで,決して絵が悪いわけではないんだけれどいつもにない線の強弱は独特.

前半.ノーピスにデータを取られた上にレックスたちを庇って破損,機能停止していた謎のじいさんの修理がとうとう完了…してないなぁ.リアスさんの修理では「わたしは,カモメ,かもめの,ジュラサン」…電源が入って自律行動し,言葉も発するようにはなったんだけど,意思疎通はどうやら無理の様子.目覚めたジュラサンは早速Dラボの骨格標本に夢中で,データベースには恐竜の情報が記録されているのか….どうにも彼は今のロボット工学で作られたものじゃない.宇宙?というよりは未来からやって来た感じなのです.
確かに敵の基地は未来的だったし,タルボリンコというアンドロイドも使っていた…って名前が違う(苦笑).アクト団は未来人? そのアクト団と関係ありそうなジュラサンも恐らく未来で作られたのではないか? けれど彼はレックスとマルムをわざわざその身で守ってくれて,完全な他人とも悪人とも思えない….恐竜好きのジュラさんはガブたちとも仲良し.でも,ガブにガブられ頭がひっくり返り!さらに目が光る! 「ここは,私はここで何を」…正常な意識を取り戻したのか.
さっきまでのとぼけた態度はどこへやら.「あなたがたは」と礼儀正しく尋ねてくるカモメの…ではなくただのジュラサン.ただし記憶回路は未だ不調のままのジュラさんのご主人様は…探すジュラサンが見つけたレックスの瞳,それはこれまで見たことのない男が抱いていた赤子の目と同じで「Dr.エンシェント…」とジュラサンが呟くと「レックス・オーエンですけど」と不思議そうなレックス.ジュラサンは自分の呟きすら曖昧で覚えてないけれど,これこそがレックスの過去が明らかとなる兆しだったのでありました!
さて,恐竜島ではここ最近ずっとノーマークだったために好き放題していたノーピスがティラノを使って実験中.使わせたい技が余りに強すぎて,ティラノでは技に耐え切れず先に潰れてしまう.恐竜の体力を消耗させないプロテクトが必要…とか人でなしなことを考えているノーピスが見つけてしまったのは予期せぬ闖入者.いつの間にか部屋にロアが来ていて,実験の様子を見ていたのだ! 「さっきの技はなんだったの…ティラノは大丈夫なの!」すっかり怯えるロアに問われるノーピスは,大丈夫だと応えて…ここから先は真っ黒です.
まだ腰の治っていないロアの祖父,ドクターに代わって新しい技の実験をしているのだと大嘘をさらさら並べた上に,「今は誰にも邪魔されたくないんだ.ロア,ここで見たことは喋っちゃだめだよ」と穏やかな物腰で強行に口止めしてくる黒いノーピス.このことを話せばびっくりしてドクターが腰を痛めてしまうかもしれない…だけじゃない.「もっとひどいことになるかも」とロアに笑いかける顔がもう闇夜のように黒い! 怖い! 滅多に見せない笑顔で「ドクターが心配なら,誰にも黙っているんだよ.お兄ちゃんにもね」ってもう完璧に脅迫だ….
無理な技の発動ですっかりぐったり.カードからちび恐竜に戻ってもまだ苦しんでいるティラノ.すぐにでも治してやりたいけれど,ロアはティラノの病状をドクターに知らせることができない…なんせさっき真っ黒いノーピスに脅迫されたばっかりなので,自分が何を見て,なぜティラノがこうなったのかをドクターどころかロトにすら伝えることができない可愛そうなロア.それでもともかく病院には連れて行きたいので,ロトの助けを借りて以前風邪を治してくれた動物病院…マルムさんの家へと飛空挺で向かいます.
Dラボに竜野動物病院から緊急連絡.ロトたちが病院にやってきた! 連れてこられたちびティラノの容態は随分と悪くて消耗が激しい.一体ティラノちゃんに何をさせたのかを竜野医師が尋ねてもやっぱりロアは答えられない…あまりの妹の黙りぶりの異常さに,兄がようやく気づきます.正直に話してくれなければ治せないと竜野医師がロアを促していたところで到着するリュウタたち一行.もちろん敵同士なんだからリュウタは最初は喧嘩腰.けれどロアの雰囲気がなんだかおかしくて,喧嘩する雰囲気ではないのです.
ティラノに一体何があったのかについて「ノーピスが喋っちゃいけないって」「喋ったらおじいさまが酷い目に遭っちゃうかも…」…ロアの言葉にリュウタたちどころかロトまでびっくり.リュウタたちから見てノーピスが一番ヤバげな男に見えていたのも当然.恐竜の改造を「進化」とか言ってた…どころじゃなくて,アクトメタルの精錬のために工場吹っ飛ばしたことの方が大変だろう(苦笑)? どうやら誰かの執事だったらしいジュラサンも,不確かなメモリーながらシベリア鉄道で情報を抜き取っていったノーピスが「悪い奴」であることを思い出します….
ノーピスがティラノを使って変な実験をしていたと白状したロアは「お願い,おじいさまを助けて!」といきなり場の一同に懇願してきてリュウタたちもびっくり.さらに一同を驚かせるのは外の轟音,ジュラサンがロトたちの飛空挺を勝手に借りて旅立とうとしていて…ジュラサンの顔にロアは覚えがあった! ジュラサンが目指すのは悪い奴.強いアクトロイドを世界の発掘現場に勝手に派遣して,何かを探させていたノーピスのいる恐竜島だ!

後半.恐竜島では,相変わらず壊れているタルボーンヌがウサラパたちとドクターに勉強させる気満々.子どもと大人を取り違えているタルボーンヌはいい大人を晩御飯抜きにしようとする始末で身が持たない! …けれどドクターは実はタルボーンヌを直せない.お友達アンドロイド簡単組み立てキットで外見をデザインし性格を設定しただけで,中のAIまではわからない.…簡単キットであのレベルって未来ってすごいなぁ(笑).今のタルボーンヌは作った会社に持ち込まねば修理など無理.ドクターの技術者としてのレベルはやっぱり大したことないんだな.
ティラノサウルスの完全化石を相手に何かをやっていたノーピス.DNAの状態も良さそう…と前準備をしている彼のところにノラッティ~がやってきたので一緒にドクターのところへ赴きます.ドクターにロトとロアとティラノの行方を聞かれてもノーピスは知らない.ロトたちが持ち出したに違いないアクトホルダーとの通信もできないということで「ワシが腰を痛めとる間,なんかつまらんことをしでかして,故障させたんじゃないぞいか?」…ドクターは初めてノーピスを疑いはじめるんですが,正直もうそれどころじゃねえよ(苦笑).
疑う気持ちを和らげドクターの機嫌を取るために,ノーピスは即座に良い報告を開始.マシンの第2段階の試運転が可能となったと聞いてドクターは大喜び! 現状で98%確実なのに,さらにシミュレーションをして確実にしたい…ってのは時間稼ぎをしてましたと言っているのと同じだ(苦笑).それでは早速試運転を開始しよう…というところで侵入者が来た! 戻ってきたロトたちの機に乗っていたのはドクターたちも知っているあのジュラサン.彼に危害を加えたノーピスには大変に困った相手の襲来だ!
凄い力で基地を壊し,ツヨイアクトロイドも掌底と蹴りで次々に潰していくかっこいいジュラサン.エレベーターも無理に侵入して垂直落下…その暴れっぷりは未来からきたサイボーグのようだ(笑).なぜにジュラサンが侵入してきたかわからないドクターたちに対し,ノーピスはさすがに逃げの体勢に入っています.「悪い奴を探しに参りました」なんて言われたら,ノーピスだけは彼が誰を探しているのかわかってしまうので….ジュラサンが探しているのは「悪い奴」ことノーピス.しかしドクターはいきなり勘違い.なんせ普段の行いが悪すぎるため,自分たちが悪い奴だと勘違いしてしまうのです(苦笑).
Dラボではすいすいとコンピュータを操るロト.未来だからなのか普段の勉強量が違うのか元々の素質が違うのか,ともかくリュウタとは大違い(苦笑).ロトが島を隠蔽するためのセキュリティを遠隔解除したおかげで,アジ島の恐竜反応がDラボの地図上に表示されるようになりました! 後はディノホルダーさえあれば直接島に転送で戻れるはずで,アクトホルダー内にも石盤のかけらが入っているからあと一人なら一緒に移動も可能だ.
この急展開する状況を冷静に分析し推測した上,取られたら何もできなくなるほど大切な石盤のかけらをあっさりと敵のはずのリアスさんに託すロト.さらに大事な妹のロアにはここでティラノとともに留守番するように言うあたり,ロトは随分とリュウタたちのことを信頼しています…前回はあんなことがあったし,これまでの戦いの中で,リュウタたちがバカではあっても卑怯ではないと理解してくれたからなんだろうなぁ.
ちなみにアジ島での恐竜反応は,ウサラパがジュラサンと戦うために召喚したスピノのもの.高機能のアンドロイドは恐竜とも互角に渡り合います.簡単組み立てなタルボーンヌよりもジュラサンの方が高機能らしくて,軽々とスピノをやっつけてしまう始末.こんだけ圧倒的な上にティラノも不在ではもはや対応策を練る余裕もなく,ついには命乞いするどうしようもなく情けないドクターたちに,「申し訳ありませんが,悪い奴を探させて頂きたいのですが」とジュラサンは言うのだ.
ここでリュウタたちが転送されて到着.一緒にやってきたロトが裏切ったとか考えるような場合じゃない.「ノーピスが,おじいちゃんに黙って何か妙なことをたくらんでるんだ!」…彼は隠れてずっとずっとやらかしていた! ツヨイアクトロイドを引き連れて一人逃げ出そうとしているノーピス.そんな彼に勉強させようと迫るタルボーンヌに「私はやることがあるんだ」とアクトロイドをけしかけるだけでなく,ちっと舌打ちした上で電撃を思い切り食らわせて倒したその様を…皆が見ていた!
タルボーンヌを容赦なく傷つけ倒した黒いノーピスの凶行.バレてしまったと悟った彼は,駆け寄るドクターをひどく冷たい目で見ます.彼はティラノを使って非道な実験をしていた,彼はジュラサンからデータを奪った.彼は確実に何を企んでいる「悪い奴」! 「私は何も企んでなどいない…」なんて涼しく言われたって納得できるわけがないんだけど,開き直った本性は人格的にも最悪だった.「私がやっていたのは純粋な科学です! ドクターのようなくだらぬ野望を抱いているわけではありません」
確かに恐竜王国を作って恐竜キングになるなんて「下らぬ野望でなくて何なのです」ってのは間違いないんですが(苦笑)そこだけは共感できても他は一切共感できないリュウタたち.だってDキッズは「恐竜たちの味方だ! 恐竜たちをいじめたりする奴は,誰だって許さない!」…それを面白いことと言うノーピスはどうしようもなく黒くて腐ってる.彼の目的は究極進化した恐竜を作り出すこと.いじめているわけではないと言われて…それで納得できるような奴らがこの作品で主役になれるわけがない!
「人が勝手に恐竜を進化させていいわけないだろう!」「それも究極進化だって?」「何考えてんのよ!」…子どもたちから続けざまに糾弾されるくらいダメすぎる黒いノーピス…本作の研究者ってどいつもこいつも問題がありすぎる(苦笑).勝手な思い入れで技術と恐竜の命をおもちゃにするノーピスの行為は研究者として最悪なわけですが,最悪なのがもう一人.ここまでノーピスがドクターに黙って研究を進めていたのは「あなたは他人の研究を横取りするのが得意な人だ.教えたら私もDr.エンシェントの二の舞にされたはずです」…本当にどいつもこいつも(苦笑)!
どうやらドクターはエンシェントの研究を横取りする泥棒博士だったらしい.Dr.エンシェントこそが執事のジュラサンのご主人様で,ノーピスに盗まれたデータを即刻お返し願いたいとジュラサンが要請しているところでキレたドクター.バカにしくさって!とノーピスに対しスピノを召還! 一緒にロトもサイカを召還! …けれどノーピスがアクトホルダーを持ち出していないわけがない.しかも操るのは凶悪極まるサウロファガナクス! その上ティラノで実験していた超技を出してくるつもりだ!
ドクターも知らない超技を放つために「進化させた」サウロファガナクスが放つ…「食らえ,デスファイアー!」…大迫力で大技を実行,放たれた巨大な熱球は一気に恐竜2体を包み込んでカードに戻して,これは強い! 自分たちでは相手にならないと即座に悟ったドクターは3バカ&カードとともにすかさず退却.ロトも彼らを追いかけて,場に残るのはリュウタたちとジュラサンのみ.もちろん逃げないリュウタたちは3分割画面で召還.一気に止めるために3体揃ってでかくした上で総攻撃を加えるんだけれど…!
大技3本に対抗するためにサウロファガナクスは再びデスファイアーを放つ.放つ方の恐竜の体が持たなそうな大技を迷わず連発させるノーピスは異常だ.巨大な熱球は3体をあっさりとカードに戻し,その恐竜カードを反射的に回収に行ってしまったレックスに迫るサウロファガナクス! …吹っ飛ばされてディノホルダーをとり落とす彼を救ってくれたのはジュラサン.「ジュニアは,このジュラサンがお守りします」なんて言う彼は,さっきの攻撃で記憶が戻ってきたのだろうか?

この状況で戦うことはもはや無理.リュウタは落ちたレックスのディノホルダーを回収し,レックスたちとは別の方向にマルムと一緒に退避.エレベーターで外へと逃げ出した2人が見たのは,既にジュラさんとともに飛空挺で退避しているレックスの姿.置き去りにされた形のリュウタたちですが,2人の手元にはディノホルダーがあるので転送でDラボへと戻ることが可能です.一度引き上げて体勢を立て直すべきこの状況,リュウタたちの転送とほぼ同時に恐竜島が動き出す!
ジュラサンの操縦する機中からレックスが見る,海上に浮上していく恐竜島….島の上はすっかり見慣れたジャングル,しかし海中に沈んでいた下部は実に未来的な姿をしていました.巨大な浮島の威容は未来の技術の力を世界に見せ付けるかのよう.これは空を飛べるどころではなく,時すら飛べる船なのだ….ついに来たクライマックス! カードは31種で残りは6種.そのうちティラノ・スピノ・サイカは敵に回らない可能性が見えてきたので実質あと3種? …ノーピスの黒さは天井知らず.あまりのハジケっぷりがむしろ笑えてしまう(苦笑)次回に続きます!

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