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2008年1月開始アニメ雑感・2(終了雑感つき)

関東まで明日は雪ということで冷え込む昨今,皆様いかがお過ごしですか? 自分は…今から明日の「恐竜キング」新シリーズが楽しみで仕方がありません! 対象年齢が上がるということで,今までよりも「陰陽」に近づいてくれるんじゃないかとかなり期待してるんだけど,どうなるかなぁ….

写真はヨドバシアキバ.

雪が降った日の朝に撮ったもの…なんだけどこの写真だと雪がわかりにくい(苦笑).明日の雪は都心でも積もるかもしれないらしいので,遊びに行くときは足元に気をつけて.そして電車が止まってもいい覚悟で!

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今回短評を出した作品は以下の通り.

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[開始短評] ※事前の期待→数話視聴後の印象

△→○ 狼と香辛料
原作未読.主題歌から内容,背景,キャラたちの動きに至るまで全体として一定のトーンにコーディネイトされているのがなかなか偉い作品.海外スタッフは他の作品に比べても多いんですが,そうとは思えないほどの映像の質の高さにびっくりです.確かに最近の海外スタッフは,作監クラスが出るくらい優秀になってきているのは間違いないんですが,会話劇でも全体としてこの雰囲気で頑張れているのは純粋に凄いと思います.
裸体さらしまくりのホロさんは妖艶ながら愛らしく,そんなホロさんに振り回されるロレンス君は福山潤では声が若すぎる気がするけれど,声優本人はそろそろ30代なわけだから…声が若すぎるって言われても本人は困りそうだよなぁ(笑).そんな声の若さ以外は特段文句をつけるところのない良作であるのは間違いなし.課題はやっぱし中盤以降での息切れによる作画の乱れかなぁ…作り手の作品に対する愛情やこだわりが見えてくる佳作候補筆頭.お勧めです.

△→△ GUNSLINGER GIRL
原作既読,前シリーズ視聴済.ある意味神懸かる出来だった前作は本当に衝撃的だったけど,今回は…かなり頑張っているけれど普通? 他の深夜アニメに比べればそれほど劣るところのない出来.この作品から入った視聴者は不評の理由がわからないかもしれないけれど,前作があまりにも凄かったことでどうしても物足りなく見えてしまうことに….うーん,これは物凄く気の毒ではあるけれど,なんとか前と同じ主要スタッフか,同格の個性を持つスタッフを揃えるわけにはいかなかったんだろうか?

△→○ PERSONA
原作未プレイ.超自然の力が現実に介入する,一見して物凄くありがちな上に,下手すれば陳腐と思われるような物語を紡がねばならなくなった大変な作品.過去を辿れば本作のルーツこそがこの手の世界観の源流の1つのはずなのに,今では普通に中2病世界に見えてしまうのは気の毒な話です(苦笑).とはいえ本作の世界と物語の描きっぷりは,変に奇をてらうことなくしかしちゃんと面白い! …これはむとう脚本の威力でしょう,素晴らしい!
リアル寄りな世界観は謎めき,主役を含む3兄弟の過去もさらに謎に満ちあふれています,あの能力はなぜ,どのようにして彼らに宿ったのか,両親の不在も当然それに関係してくるのだろうし,現在あのような力を持ち,このような事態に巻き込まれているのも過去に全てがあるためだろうし…「神霊狩」と似ながらもより中高生の好みそうなベタ設定が実際にどこまで受け入れられるかも含め,楽しみです!

○→○ 墓場鬼太郎
原作未読,他シリーズ視聴済,キッズ向けの「ゲゲゲ」をやりつつアダルト向けのこっちもやる,東映アニメの英断が光る本作! 何度もシリーズを重ねることですっかり子供向けのキャラとして定着した鬼太郎たちですが,元は「あの」水木先生が作り出したキャラなんだからキッズタイムやゴールデンタイムに適さないのは当然,深夜大人向けという時間帯にぴったりとハマる暗さどぎつさ,そして容赦のないシュールさが凄まじい…,
「化猫」「モノノ怪」の成功により,オリジナル高年齢向け作品を展開すべき領域として怪奇ジャンルを見いだした東映アニメ,日本のホラーは世界的に見ても独自なことは既に映画業界で証明されているので,この道を選んだことは決して間違いではないと思います.…課題があるとすれば,どうしても「モノノ怪」と原作の単純なミックスに見えてしまい,このアニメならではの魅力が今ひとつ打ち出しきれていないこと.ただ混ぜただけ,足しただけ以上の魅力が終盤までに引き出せるとなおいいんですが.

-→○ のらみみ
見た目は時間帯に反するファンシーさなのにやってることは実に大人向け…オタ向けの時間帯には逆に不向きな気が(笑).こういう作品こそ沢山の人が見るもうちょっと早い時間帯に持っていくべきであり,TBSのアニメ戦略の迷走ぶりが透けて見える気もしますが作品に罪はない! 愛らしいキャラたちが普通に子どもたちと同居する未来を皮肉一杯に描きだす佳作.なんたって本作のキャラたちは子どもの頃に通過する娯楽…アニメやら漫画やらおもちゃやらを暗喩しているわけであり,それらから卒業できなかった気の毒な大人がこの作品を見ているわけで…(苦笑).
子どもたちに比べればキャラたちは総じて大人,ただし主役ののらみみ君はその中ではまだまだ若造なので,うまくふるまえないことも色々…とはいえ彼が頑張る回よりもゲストが活躍する回の方が今のところ魅力的なあたりが,のらみみ君のキャラの弱さを示しているんだろうなぁたぶん(笑).この淡々とした調子できっとラストまで行くのだろうから,安心して視聴していけそうです.ちなみにオープニングは今期中でもかなり完成度高いので必見!

△→△ ヤッターマン
前作たぶん視聴済.うーん,これは,ターゲットにも時間帯にも合ってるんだけど…なぁ.偉大なる前作を背負って頑張るにはどうしてもあまりにも物足りない.いっそタツノコではなく,それこそガイナックスとかが主導で作ったら全然違うことになっただろうに.偉大なる前作効果で視聴率が維持できるのは恐らく2,3ヶ月程度,それより前にこの作品ならではの強味を打ち出せるかどうかが勝負…なんて考えるのはオタだけで,一般は普通に受け入れてしまいそうな気もして読めません(苦笑).


[終了短評] ※私見:一般:電波で各5点ずつ

4:3+:2 古代王者 恐竜キング
狙うは幼児から小学校低学年と一緒に見ている大人のみ.1話完結できっちりと作り上げたいかにもサンライズらしい純正のキッズアニメ! 結果としてオタからすっかりノーマーク状態となりましたが,それでこそ正しいキッズアニメなのでまったく問題ありません.2年目が決まったこともこの作品への高い評価の証.放っておけば着実に奇をてらう(笑)制作スタジオの個性を必死で抑え,淡々と着実にラストまでパターンを貫き通した秀作! 期待通りに,谷田部氏平野氏平岡氏の最強のトリオはキッズの王道へと通じていたよ!
熟練の技で王道を拓いたベテラン3人の功績は素晴らしいですが,そこにさらに見事な映像をつけて見せたスタッフたちもまた見事でした.「陰陽」から凄かった菱田氏長生氏の気合の入った2Dと,小畑氏今西氏の渾身の3Dが切磋琢磨することで毎回のように映像がパワーアップしていった序盤から中盤が凄かった! 特に3Dでの恐竜表現は相当ハイレベルな領域に達しており,毎週このレベルで恐竜のハッタリ効いた3D映像を作り出せるスタジオなんか,世界中探したって他にはないに違いない!
物語はアクト団と戦いカードを手に入れるという黄金パターンがシリーズの大半を占めていましたが,その割にしっかりと大きな物語が動いていたのが素晴らしかった.黄金パターンに慣れきってしまった中盤がやや退屈で,逆に終盤はかなりの駆け足となってしまったものの,べったりではなくさらりとした情動の描きっぷりや,どいつもこいつも問題満載の研究者たちなど(笑)この作品ならではの面白さも十分打ち出せていたと思います.次シリーズはもう少し対象年齢を上げてくれるらしいので,連続物としてのさらに豪快な展開を楽しみにしたい.この先もついていきますよ!

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東映まんが祭りっぽく,「墓場鬼太郎VS薬売り」が見てみたい.

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