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古代王者恐竜キング 翼竜伝説#24

いくらダメでもそりゃ逆らえないか…

リシュリュー枢機卿の乱暴な宝玉探しを止めるため,アンヌ王妃の指示でルイ国王は王宮へと戻り,王妃はコンスタンスや少年銃士隊とリュウタたちとともにリシュリューの後を追って幽霊城との噂のある城へと向かう.早速出発した王妃一行を,ウサラパたちが道の途中で待っていた.少年銃士隊が孤児だと聞いたウサラパは,ソーノイダの命令を無視してでも彼らを助けてやりたいと思ったのだ.
しかしウサラパたちを先に見つけたのはリシュリュー配下の騎馬兵たちだった.先に行かせまいとする騎馬兵たちを退けるためにウサラパはサイカニアをけしかけるが,やってきたザッパーの放ったアンキロサウルスにあえなく吹き飛ばされてしまう.遅れてやってきたアンヌ王妃の一行も騎馬兵たちに行く手を妨害され,王妃はリュウタたちを解放するのと引き換えに,騎馬兵とともにリシュリューの元へ連れて行かれることとなってしまった.

この章がどうなるのかはなんとなく見えているものの,次の章でどうなるかについてはまったく見えない「恐竜キング」.この時代で「ガイアの碧眼」と呼ばれているコスモストーンは,地で緑なんだからきっと草属性.となればパラパラが物語の中心で大活躍しておかしくないはずなんだけど…なぜか今回の主役はウサラパ様たち.ここまで6クールくらい付き合ってきた愛すべき悪役?の知られざる過去が明らかとなります.…確かにあんな存在ならば,一緒にいれば酷い目に遭うとわかっていてもウサラパたちも逆らえないか.
キッズアニメとしては結構重い設定の割にあんまり湿っぽくない過去語りの今回は脚本三浦浩児,演出杉山慶一,絵コンテ藤原良二,作画監督江上夏樹の中村プロ回.作画的にはまあまあですが,一応綺麗どころである王妃様にだけは変に気合が入っているのか他のキャラに比べて無駄に濃い気が(苦笑).エンディングではスピノ逆立ち,サイカ尻尾立ち,恐竜図鑑では恐竜と鳥の関係が紹介されてます.

前半.前回ラストで壁が倒れてきてリュウタが逃げ遅れたわけですが,当然のようにちょうど窓のところに立っていたのであっさり助かってしまうという予定調和…まあいいや(苦笑).アンヌ王妃は皇太后を何とかするように国王を王宮へと派遣,王妃自身はそのままリシュリューを止めに向かうというアクティブぶり.これからより安全な王宮に向かう国王に警護は不要と見たか,コンスタンスとダルタニアンは王妃に同行することに…確かに王妃様を命に代えてお守りする方がやりがいはありそうだけれど,あまりに国王をないがしろにし過ぎやしませんか(笑)?
壊された教会やデュマ伯の城と同じフランク王国時代の古い建物はあと1つ.北の国境近くのバサシ城が最後の1つなわけですが…そこには幽霊が出るという噂が.しかしリシュリューたちもそこを目指しているだろうし,幽霊なんか恐れている余裕はありません.リュウタたちも少年銃士隊とともに,コスモストーンを入手するためにもその幽霊城を王妃とともに目指します.てなわけで一人で戻る国王はやっぱし心細そうですが,「笑って! ルイルイルイ」…ターゲットが明らかに大人向けの敷居の高いギャグを混ぜてくるなぁ(笑).
そんな感じで出発したアンヌ王妃一行を森の中の道の途中で待ち受けているつもりのウサラパたち.後ろには墜落した飛空挺を荷車に載せて幌をかけ,牛に引かせて…普段はそんなマメなことしない癖に(笑).ウサラパが特に待っているのは少年銃士隊.なんとしても彼らを守ってやりたいと随分珍しい意気込みぶり.危なっかしくて見ていらんない,他人のような気がしないとノラッティ~たちも含めてダルタニアンたちには随分と思い入れているのが珍しい,
しかし先にこの道へとやって来たのは騎馬兵たち.あまりに荷物は不審だし格好もおかしいし,怪しいから先には行かせないと言われて当たり前.そんなぁお役人様とウサラパは哀れにねだるけど.リシュリューの命令で隣村まで行くだけでも馬一頭通すこともできないと断られ…怒ったウサラパ様はサイカちゃんをでかくして役人たちを襲う! もちろん恐竜相手では騎馬兵たちが頑張ったって当然相手にはならず,その隙に突破…しようとしたところでザッパーが登場!
今日のコスモストーン探し当番はザッパー.コスモストーンレーダーの反応から鶏小屋を探し回るも当然そんなところにあるわけない.コスモストーンとボスと鶏に翻弄されるザッパーはなかなか気の毒ですが,鋭い彼の「いんちき」という言葉をボスがちゃんと拾ってエンシェント夫妻を疑いはじめたあたりは,なかなかいい働きをしてるよなぁ.…てなわけで探知機の指す別の地点を指定されたザッパーは,たまたまリシュリュー配下の兵と合流することになったのです,
コスモストーンについて聞かれても知らないと答えるウサラパたちに,ザッパーはアンキロサウルスを召喚しサイカを吹っ飛ばす.銃士たちも同調して反撃するのでウサラパたちは一目散に逃げ…ることができない.でかくて重い飛空挺なんか牛に引かせて運ぼうとするから動けない(苦笑)! 結局アンキロのビックボールアタックに飛ばされたサイカに激突されて荷車もウサラパたちもお気の毒なことに….ここでもザッパーはウサラパたちは知ってそうにないと,即座に正しい判断を下してますね.
ウサラパたちを倒した(苦笑)騎馬兵たちはそのまま南下して今度はリュウタたちを発見,不審な少年たちはすぐに全員捕まってしまい,アンヌ王妃の解放命令も簡単には聞き入れてもらえない.リシュリューの後ろにはたかが14歳の王妃よりもずっと偉いマリー皇太后が控えており,何の罪も犯していなくても解放してはくれなさそうです.…ここで騎兵隊の隊長は不遜にも王妃に条件を出しました.王妃が騎兵隊と一緒に来てくれれば少年銃士隊は解放すると言うのです.
リシュリューから王妃の保護命令も受けているという隊長.もちろんこれはリシュリューの妨害工作で,宝玉探しに邪魔な王妃をどこかに閉じ込める魂胆だと侍女のコンスタンスは助言しますが,それを聞いてなおアンヌ王妃は「参りましょう」と凛々しく決断.リシュリューに直接会ってガイアの碧眼探しを諦めるように言うと決めた王妃の判断でリュウタたちは解放され,代わりに王妃の馬車は騎馬隊とともにリシュリューのところへ連れて行かれることが確定.
リュウタたちを置いて去っていく王妃の馬車と騎兵隊.ダルタニアンたちが追おうとするのをリュウタたちは止めようとするものの.国王に王妃様をお守りすると約束したと,ダルタニアンたちは忠義ゆえにリシュリューたちのいる方向へとロバを走らせます.残ったリュウタたちはまず冷静にコスモストーンの確保を優先.先にコスモストーンを見つけてしまえばリシュリューの野望を止めることができるんだけれど…それ以上にわざわざ危険の中へと飛び込んで行ったダルタニアンたちがどんどん心配になってくるのです.

後半.フランク王国時代の古い建物は残り1つ.バサシ城を目指していたリシュリューたちの滞在する館に連れてこられたアンヌ王妃とコンスタンス,王妃は直球でリシュリューに宝玉を諦めるように言うものの,諦める気など皆無のリシュリューは皇太后の御意志だと話を聞いてくれなくて…王妃の勇気は完全な無駄足であるだけでなく,ダルタニアンたちをわざわざ危険な場所へおびき寄せることに繋がってしまいました.しかもそんなダルタニアンたちを心配して,一度は別方向に向かったリュウタたちやウサラパたちまでやってきちゃうという…はた迷惑な誘蛾灯め(苦笑).
皆に心配されているとも知らないダルタニアンは勝手にリシュリューの館へと乗り込んで王妃探し.そこには既にウサラパたちが潜入しており,曲がり角でばったり顔を合わせてびっくり! ダルタニアンに何してるのと聞かれ,恥ずかしいのか答えないウサラパ…なんてやってる横から突きつけられる剣! リシュリューの部下たちにあっさり見つかったウサラパは,仕方ないねぇとティラノを召還,2階までぶちぬいて暴れさせた隙に少年たちを逃がそうとするんだけれど,少年たちは王妃を探しに行ってしまって…思いはなかなか通じない(苦笑),
恐竜騒ぎで手薄になった屋敷の中で,ダルタニアンたちは王妃たちを発見.何があってもお守りしますと忠義を尽くそうとする少年たちを…すぐにリシュリューたちがやってきて全員捕えられてしまい,本当にお前ら何しに来たんだ(苦笑).王妃を守るどころかこれ以上邪魔するならば命は保障しないと脅迫のネタにまで落ちてしまう少年銃士隊.無謀な行動に出て人質となり足を引っ張るというヒロインの仕事を,王妃と少年銃士隊が競ってこなしているようで…ゲストキャラ同士で競うなそんなもの(笑)!
王妃の代わりに少年銃士隊がリシュリューたちに捕らえられ,リシュリューたちはバサシ城へと移動を開始,それを聞いたリュウタとウサラパたちは,こうしちゃいられないと恐竜を戻してリシュリューたちを追いかけることに.リュウタたちはウサラパの馬車に同乗し…ついに長らく伏せられていた過去が明らかとなります.なぜウサラパは少年銃士隊を助けるためにティラノまで出すのか,何の見返りもなく子どもたちを守るために行動するなんてアクト団にはあまりにも不似合い.コスモストーン探しを放り出して「あの子達を放っておけなかっただけさぁ!」なんて言ってしまう理由についても勢いで,「あの子達が孤児だからだよ,あたしたちと同じだからさ!」
話の流れでついエドたち3人の秘密を吐露してしまったウサラパ様,実は彼女たち3人組は孤児であり,孤児院で荒れ放題だったからダルタニアンの気持ちはよくわかる.そしてそんなウサラパたちを引き取って育ててくれたのがソーノイダだった…なんで唐突にこんな重い設定をバラしますかねこの作品は(苦笑),ドクターが何を考えて孤児を引き取ったのかはわからない.子分が欲しかっただけかもしれない.ロトロアの父親も同じように引き取って育てており,だからウサラパたちは親代わりのソーノイダにまったく頭が上がらない….
ここまでの6クール近く,なぜウサラパたちがあんなしょうもないソーノイダに従うのかがよくわからなかったんですが(笑)ここまでの過去を背負っていればそりゃ逆らえないはず.前シリーズでウサラパたちが安住の地を見つけて暮らそうとしたエピソードも見返すと印象が変わりそうなくらいだ.「どうだい,これでわかったろ」…視聴者的にもソーノイダのいい人ぶりが大変よくわかりましたが,なぜそんないい人が自分の子どものようなものであるウサラパたちに滅茶苦茶するのか,そしてなぜそんないい人がレックスの家族にあれほど滅茶苦茶したのかについては逆によくわからなくなりました(苦笑).
吊橋を渡る直前で馬車の車輪が運悪く外れたリシュリューたちはいきなり足止めを食らったものの,人質がいれば邪魔など入らないと余裕たっぷり.実際にリュウタたちが追いついても,馬車に閉じ込められたダルタニアンたちが人質役を果たしているし,さらにザッパーも宝の場所と引き換えに仲間にすることに成功,契約に従ってアンキロサウルスを召還するので,レックスがダルタニアンたちの馬車を守るためにエースを投入.双方とも鎧で武装して今回のラストバトルが開幕!
アンキロサウルスであっさりエースを転がした上,アルマトス…ステゴサウルスの一種まで追加で投入してくる抜け目ないザッパー,ノーピス改造の恐竜はギガスと同じく最初から凄い鎧を装備してるので,リュウタたちもガブとパラパラを追加で投入.パラパラがアンキロ,ガブはエースとともにアルマトスに当たるんだけど,アルマトスはさすがに強くてエレメントブースターの鎧だけではとても勝てそうにない.そんな乱戦の中でウサラパたちが動けないところ,王妃がダルタニアンたちを助けようと馬車へ向かいます!
ところが王妃にダルタニアンはバサシ城へと向かうように進言.コンスタンスにも促された王妃の馬車は橋へと向かい,リシュリューたちがガブが吹っ飛ばされたのに巻き込まれて体制を崩している隙に強行突破! ところが残ったダルタニアンの馬車が崖の方へと転がっていき,ついには崖から転がり落ちた!…のを間一髪で救ったのはウサラパたちの飛空挺! なけなしの燃料で飛空挺を飛ばし,対岸にダルタニアンたちの馬車を運んでそのままバサシ城まで…燃料がないんだから行けるわけもなくあっさり墜落(苦笑).ハードランディングとなった馬車の中身が無事でよかった….

王妃もダルタニアンたちもなんだかんだと対岸へ向かい,残ったリュウタたちもザッパーの恐竜を仕留めるために超必殺技を放ったら…直前にザッパーが恐竜をカードに戻してしまって技は空振りに.リシュリューから宝玉の場所を聞き出したザッパーはここにはもう用はないのでさっさと飛び去ろう…としたところでさっきの合体超必殺技の残滓に巻き込まれて崖にぶつかってる間抜け振りが微妙すぎる.次々に救われたり人質になったり,ソーノイダの真意がわからなかったり,微妙展開が多いのは脚本の三浦氏の趣味ですか(笑)?
ザッパーはアクシデントでリタイア状態.リュウタたちはガブたちをカードに戻して橋を渡る! 行かせるものかとリシュリューは追いかけるように部下に命令,さらに捕らえられそうにないならば橋を落としてしまえ!なんて言ったもんだから部下たちは橋の綱を切り始め…でもリシュリューたちは橋を落とした後はどうやって対岸に渡るつもりなのだろう(苦笑)? 綱が切られて橋が崩れ,渡っていたリュウタたちは谷底へと落下していき…というヒキは当然次回冒頭であっさり救われます(笑).ガイアの碧眼の取り合いに一応の決着がつく次回に続きます!

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