魁!!クロマティ高校#26

「タツオ様が見てる・ノーフューチャーな男たちの巻」

都立クロマティ女子高校.そこは乙女の園.神山高子様はその容赦ないお嬢様ぶりで周辺の高校から恐れられるクロマティ女子高校の1年生.クラスメイトは口と手が同時に出るあだなのない前田様やツインテールにモヒカンの林田様.他のクラスにはアダルトなフレディ様やゴリラ様や渋い声のメカ沢様や乗り物酔い以外パーフェクトな竹之内様という漢気あふれるお嬢様が.そしてそんな乙女の園に君臨するために,北斗様が子分とともに転校していらっしゃったりと学園はいつでも大騒ぎ.
クロ高2年生のクロマティ4天王,一瞬の出番のみで退場.
林田たち,急に将来のことを考えはじめる.以前書いた文集には「かえるになりたいです」という謎の夢.ただしありふれた人生は嫌だということはなんとなく伝わってくるような気のせいのような.しかし神山は今日を生き抜くのに精一杯,というか将来なんかどうでもいいと思えるくらいにふっきれている.さすがにそれはよくないんじゃないかと突っ込む前田だが,神山は窓の外のメカ沢,フレディ,ゴリラ,マスクド,馬という脅威の存在を示す.自分よりあいつらの将来のほうがずっと心配だ.

クロ高もこれで最終回.あたかも悔いを残したくないかのように,「とりあえず思いついたからやっちゃえ」的な敷居の高すぎるギャグが展開されます.25話は同じ監督のやっている他作品を知っていなければ全てに納得することはできませんでしたが,今回は他の監督やら他の番組やら視聴者にとっては知らなくて当たり前なネタが前半に集中.ただし漢臭いクロ高世界を女性化してみるってのは元ネタがわからなくてもそれだけで笑えるはずなので,ぜひ「マリ見て」を知らないで26話を見てしまった視聴者の意見を聞いてみたいところです.それにしても,まさか現在放映中の別のアニメをネタにするなんてことをやってのけるとは思いませんでした.例えば「ドッコイダー」では終了した「シスプリ」を借りてきてギャグをやったりしているのですが,今回のは相手も現在放映中のアニメだってところがバカです.この1点だけでアニメ史に残りかねないほどなのですが,その成果によってもたらされたのがあの映像では,いかにマリア様でも目をそむけたくなるに違いありません(笑).
そんな偉業こと「花のクロマティ女子高校」.おさげやらツインテールやら見覚えのある髪型が続出なわけですが,当たり前の話でどうしようもなく似合いません.ついでに顔と首から下のミスマッチも致命的.そして名前に「子」とつければ女性名になるという判断はいかがなものかと.北斗武士子って人名じゃねえよ.こんなてきとーな状況の中,「あなたの中に住む悪魔が見たくてよ.」と囁く林田様の台詞が異様にハマっていて大好きです(笑).あと,メカ沢新一姫(16)という名前の破壊力も抜群.そしてそんなしょうもない状況を見守っていらっしゃる「タツオ様」こと佐藤竜雄監督.いや,そこで見守られても…(苦笑).

顔のペイントが微妙なクロマティ四天王.あまり出番がなかったのはあのペイントに関する権利が微妙すぎるからなのだろうか.とりあえずいなくても番組全体にはまったく影響がないのでまあいいのですが.そして,あまりにも最後に思えない最後のネタは,スタンダードなものですがそれゆえに素晴らしい.クロ高内での最凶の面子と言えば彼らで間違いなさそうですが,確かに進路はどうなるんだろう….刹那を生きるあいつらの存在に比べれば,どんな悩みも小さく見えてしまうのは当たり前の話で.ただし神山のふっきれぶりはクロ高のせいではなくむしろ本人の素質のなせる業.「不良に将来はない」というのはけだし名言です.そして最後の最後で「大変だー!」 ああ,こんな愉快番組が来週はもうやっていないだなんて!

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魁!!クロマティ高校#25

「前田の!魁クロマティ高校にょの巻」

すっかり忘れ去られていた野球部だが久しぶりに練習しようと思ったら馬(黒龍号)のおかげでグランドが荒れているので休止.というか普通に馬が走っている学校というのはどうなのか.神山理論で心を安らげる動物はすごいということで突発的に動物愛好会が結成される.北斗の子分のペットは犬(実写).犬の名前は聞くが子分の名前は聞かない神山.前田のペット(ハムスター)は林田のペット(大蛇)に食われてご臨終.
クロマティ高校内のペット小屋(厩舎)で働く前田とマスクド竹之内.前田はなんで自分が他人のペットの面倒を見なければいけないのかと不満で一杯.しかしマスクド竹之内は,おっさんらしく前田の他人に頼る姿勢にお説教.その上人の話をうのみにしすぎだと.世の中を良くするためにはまずは身近な不満から考えていくべきだ.
ペットの世話に心地よさを感じ始めた前田.そのヒーリング効果によって動物大好きに洗脳されかかる.それに気づいた前田,神山たちに文句を言いに向かうと,飽きっぽく無情な神山たち,なんと動物は飽きたから捨てようとか言い出した.その飽きっぽさには問題大有りだ.お前ら動物のことを考えろと訴える前田,しかしその訴えに神山理論が始動.「猫の気持ちは猫にしかわからない」.前田が動物が喜んでいると思っても動物はそう思ってないかもしれない.動物の気持ちを知るためにまずは猫になってみたら? そんなわけで前田の1週間の猫耳暮らしがはじまる.

番組が終わるのをいいことに,週を重ねるごとに上がっていく番組の敷居.先週は原作とアニメを十分知っている人間にしかわからないネタが展開されましたが,今週はさらに1段上昇.監督の他の作品,「デ・ジ・キャラット」がわからないと笑えない部分が後半に.その「もはや視聴率とかどうでもいいし.そもそも原作者も見てないだろうし」という監督のやりたい放題ぶりがさすがにやりすぎです(苦笑).しかも次回26話はさらに敷居が上がります.

25話はクロ高随一の突っ込み,前田の一人舞台.厩舎で汗して働き,猫耳でおしゃれするという前田の晴れ姿.的確に突っ込むものの押しが弱く,それゆえに周囲の奇人の論理の間に埋もれてしまう前田を見ていると,クロ高がいかに異常な空間なのかがよくわかります.マスクド竹之内に己の不満をぶつけたり,動物の世話をしているうちにそれが楽しくなってしまったり,他の連中に比べると前田の思考の流れは非常に常識的で,視聴者にとっては感情移入のしやすいタイプです.北斗の子分と並んで,視聴者の代理となるキャラクターですね.そんな前田が異常な状況に巻き込まれていくと,ある程度感情移入して見ている視聴者も一緒にその状況に巻き込まれていく気分が味わえるわけです.あれ?この役神山の役だったはずなんだけどなぁ(苦笑).
マスクド竹之内もその素性とマスク以外は常識的なキャラクターなのですが,今回は素性の異常性(おっさんであるということ)によって前田との会話が激しく脱線.いいかげんなやつが多すぎる→日本はだめだ→日本経済を憂う→それは受け売りじゃないのか→自分自身の意見を出せ→身近な不満→足拭きマットと明後日の方向に飛躍していく主題.とりあえず,お風呂の足拭きマットは毎日洗わないとだめみたいですが,洗っても日本は良くならないんじゃないかな.
そして前田を厩地に追いやった原因こと神山たちの無情ぶりは深刻.しかも神山の氷の論理,究極の自己保身によってなぜだか前田の頭には猫耳が乗ることに.そして猫耳つながりで満を持してご登場のでじこさん,前田の周囲でたわむれます.でも当の前田は猫耳が乗ってもちっとも萌えやしません.そう.コスプレはコスプレする前にその出来が決まるものなのです! そんなこんなで1週間後,考えすぎでやつれてしまった前田は,「人間は動物の気持ちはわからない」ということを悟ります.おめでとう! その勲章があの猫耳.だから外してはだめ…ってことはないよな.やっぱり神山たちの嫌がらせですね(苦笑).
さて,掛値なしに問題作の最終回は項を改めさせていただきますわお姉さま!

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魁!!クロマティ高校#24

「ゴリラはゴリラの巻」

朝の築地魚河岸にやってくるゴリさんことゴリラ.新人だが魚選びの目の確かさは折り紙つきだ.舌も肥えているゴリさんは賄い料理もなかなかのもの.そんなゴリラの働くゴリラ寿司に地上げ屋がやってきた.地上げ屋を殴ろうとするゴリラだが,それを止める親方.その地上げ屋は親方の息子だったのだ.
自らの拳で自分の息子を殴る親方.殴るのは2度目.最初はまな板の洗い方で殴っていた.息子を立派な寿司屋にしたいという親方の思いのこもった鉄拳ではあった.しかし息子にも漁師になるという夢があって,その夢を親方に頭ごなしに否定されていた.思いがすれ違い苦しむ親子を救うため,ゴリラは一計を案じる.

とりあえずゴリラに尽きます(苦笑).台詞はなく,その仕草と目線のみで全てを語る技巧派役者.今回は脇を固める主要な役者を新規に準備し(見守るゲスト出演多数),アイキャッチまで挟み込み,「ゴリラの寿司」という作品をきっちりつくりこんできやがりました.ただし問題があるとすればこの番組が「魁!!クロマティ高校」であるという事実で,出てくる人々が真剣であればあるほどナンセンスになっていくという構造です.そこを笑わせるためのテロップがちゃんと流れるところがおかしいし偉い.ゴリラにはゴリさんという人間相当の役がついているのですが,彼がゴリラであるというその属性は変わりようがなく,それゆえに訪れる最後の悲劇は最初から約束されているのです.
普段のクロ高だとメカ沢話が同様の構造.ただしクロ高は不条理が発生すれば即座に神山たちツッコミが機能する掛け合い漫才ですが,今回は終盤の親方たちを除けば突っ込みが皆無,というか本来の突っ込み役が背景にまぎれこんでじっと見守っているために不気味な緊張感が.そして溜めに溜めて爆発させる,というか溜める一方で観客を呆れさせる不条理コントぶりが楽しい.もちろんこの手法はお客さんを置き去りにする可能性が高いので,視聴者に「ゴリラはゴリラである」ということがすっかり浸透したシリーズ終盤にこの話を持ってきた判断は正しいですね.演じる声優さんたちも今回は異様にノッていて楽しそうで仕方がありません.

話の展開はハイスピードになればなるほど変な面白さが出てくるもので,今回は特にスピード感溢れる展開になっていてそれだけでもおかしいわけです.寿司屋人情物ドラマのエッセンスだけで構成されているがゆえに展開の予測も簡単.バナナ寿司が出てきた時点でそこから先の展開がほぼ完全に予測できてしまう自分が情けないですよ(笑).しかしリンゴでもミカンでもなくバナナなのは,「ゴリラはゴリラである」の駄目押しで,ここで押しておいたがゆえに最後によりがっくりきてしまう構造になっていますね.
そして,「たとえ肉親であっても,自分が好きだからって人に押し付けるのは良くない」とか,「人間は根本的にわがままなものだ」とか,そんな教訓すらあくまで笑いのための道具です.だからしみじみと納得なんかしちゃいけません.だってゴリラはゴリラなんだから.

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魁!!クロマティ高校#23

「イメージという名の魔物祭りの巻」

マスクド竹之内,年齢のせいか最近視力の悪化が気になる.そこで眼鏡を買って装着.もちろん笑いをとるためではない.
食事に誘われたがあっさり断る神山.そのことから,「最近つきあいが悪い」,「最初よりも冷たくなった」という声が巻き起こる.神山,それは自分の「おとなしい」とか「優しい」というイメージのためだと神山理論を展開.例えば足を組んで机の上で上げるにしても.本を読むにしても,神山がやるのと林田がやるのでは伝わってくるイメージが違う.というわけでさらに実験です.…実験?
神山理論(詭弁)にも負けず,「そりゃイメージのせいもあるかもしれないが神山もやっぱり変わった」とのご意見.確かに変わったかもしれないが,でも変化なしには進化はないとまたもや神山理論炸裂.しかし変わらない良さというものがあることもまた事実で.
デス高の山口,子分の石川とともに寿司を食いに.しかし寿司屋にはゴリラ.しかも板前.そんな厳しい状況で時間差ノリツッコミ(天然)を披露する石川に,山口は師匠気分ですっかりご満悦に.

ある事物についてつきまとう,真実ではないが強力なイメージこと「偏見」.今週はそれに惑わされる15分.神山の屁理屈&脱線ぶりはすでに安心して見ていられる領域に達しています(笑).人間が世界を見るときには,その人間のすでに持つ偏見やイメージの枠組みのフィルター越しに見るのが普通です.それはつまり心の眼鏡.だからこそ.「たまにしか怒らない人が怒る」なんてのは眼鏡に合わないから驚いてしまうし,ゴリラに本を読ませるのもマイクを持たせるのも選挙に出すのも当然眼鏡に合うわけがない.ただし投票まではさすがに,という判断にクロ高生の限界点の常識を見ました(笑).それから,夏休み明けに髪を染めるクラスの女子と新マスクのマスクド竹之内は同類で鳥人間であるという判断でよろしいですか?

山口&石川&ゴリラの寿司屋コント.天然ボケらしく素晴らしい時間差ノリツッコミを見せる石川ですが,一度気がついてしまうとすっかり及び腰で面白くありません.林田だったら,ゴリラに気がつかずに料金払ってそのまま店を出るところまで披露してくれたかもしれないのに惜しいなぁ.山口,ゴリラの存在を「こんな面白いシチュエーションはない!」と大絶賛なわけですが,奴はクロ高では日常風景の一部に過ぎないというのもまたクロ高の層の厚さを示すものと言えましょう(苦笑).ゴリラが転がり込んだ感動の物語(ベタ)を適当にでっち上げる山口がとても楽しそうだ.
そして今週もナレーションが最高.その上EDが校歌で野球編.素晴らしい! 見えなくなってますが予告のラスト,フレディが潰れていませんね.

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魁!!クロマティ高校#22

「名は体を表すってんだよの巻」

北斗の子分,子分をやめたいと言い出す.林田は断固反対.だってやめたらなんて呼べばいいんだよ! 「北斗の」が落ちて誰からも「子分」呼ばわりされるんだぞ.それでも北斗の子分,ちゃんと名前があるんだと主張するものの,林田理論からすれば戸籍上の名前には意味がないのだ.
北斗の子分,北斗に子分をやめると挨拶.去るものは追わずと引きとめない北斗.しかし今度は神山が,「引き止めないのか」と妨害工作.北斗の脳裏を走る幼き日々の思い出.
フレディとゴリラ,見た目は立派なのだが役に立たないということで,喧嘩に行かせることに.神山に通訳を頼むと絵を描いて意思疎通に成功.フレディが喧嘩に行くことに.ところがフレディ,その強さ以外は幼稚園児並みに使えない男であった.

全体的に画面が平面であるということをよく生かした効果を積極的に使っていて,それが台詞回しのテンポとも相まって面白い.情報量を限界まで上げることによって生まれるスピード感は,ろくなアクションシーンがないはずなのになかなかのものです.

押しも押されもしない一流のバカ,林田君の超絶理論炸裂よりスタート.これは記号論です(笑).少なくともクロ高では,彼が北斗の子分であるからこそ,「北斗の子分」=彼,というルールが共有化されているので,北斗の子分でなくなることは,「北斗の子分」=彼(北斗の子分) という等式の関係を崩すことになります.それはクロ高全体で共有化されているルール,すなわち彼らにとっての常識や主観的世界そのものに変更を加えることに等しい.
等式のルールを崩さないためには「子分」=彼(**の子分)という形でおさめるしかないのですが,「子分」という言葉は「**」の存在なしには成立しないので無理.ということで子分の離脱を必死で引き止める林田.もちろん北斗の子分にとっては,「戸籍上の名前」=自分というルールが成立しているのですが,クロ高中ではあくまで彼のローカルルールで大勢を占めるものではないというのが不幸なところ.
で,もし実際に子分でなくなったとしたら,たぶん「北斗の子分」=彼という関係だけ残ってしまい,子分でもないのに「北斗の子分」と言われ続けるか,「北斗の子分」という言葉がより短く,元のわからない形に変形し,「変形したあだな」=彼という関係がすぐに成立することになるんじゃないかと.いや,あいつのことなんか「北斗の子分」で十分なんですけども.どさくさにまぎれてベータが踏まれてましたね.そして子分の離脱を引き止める神山がちょっと熱血入って日曜に活躍中の別人の声に.

人語がどうも怪しいフレディに対して神山が見せた絵が…いや,ちゃんと通じるなら別にいいんですけど,案の定間違って別の標的ことヤクザの人をフレディが叩きのめしてしまってるのでやっぱり通じてない(笑).フレディの「はじめてのおつかい」を,物陰からどきどき見守る4人組.そして神山に引率されてるフレディが哀愁漂ってしまってどうしようもなく.あれ,方向音痴の自分にとっては他人事には見えないので余計情けないですよ.間違ってイマイさんと入れ替わってしまったフレディ.とりあえず社運を託してネクタイつけてみるという対応は,あまりに軽率です(笑).

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魁!!クロマティ高校#21

「ハイスピード修学旅行新幹線の巻」

竹之内,アメリカよりようやく戻ってくるものの,悪しくもその日は修学旅行.脅威の敵新幹線と戦おうとするも,やはり勝てない.仕方なくトイレに向かうがそこには天敵が入っていた.
北斗と子分は乗るべき車両を間違える.誰もいないのをいいことにクロ高校制覇計画を練ろうとする2人だが,同じ車両には影の薄い男もいた.
デス高の山口.奇しくも京都の結婚式へ向かうため同じ新幹線に乗っていた.そこで入った車内アナウンス,「お客様の中に,医者,力士,八百屋さんはいらっしゃいますか?」 どんな事態だと2号車に向かった山口の見たものは.
神山,大変なミスを犯す.本当は京都でクラスの連中を起こすはずが寝てしまって既に電車は新大阪.皆に謝る神山だが,さすがクロ高,皆桁外れの馬鹿で話が絶望的に通じない.それは行き先,京都についての知識も一緒だった.
学校に戻ってきたクロ高の連中.旅行は楽しかったようなしかし京都には行ってないような.神山は主張する.「旅行は心に残るもの」だと.で結局行ったのかというとやっぱり.

ハイペースで畳み掛けるように話が展開.複数の笑いを細かく切って並べ替え,モザイクのように1つに再構成していてまるで新幹線の速さを示すよう.こういう表現は時間をコントロールできる動画でないと効果的にできないものなのでたっぷり満喫.マンガや小説でもできなくはないけれど,読む個人のスピードの完全なコントロールはできないもんなぁ.かと思うと画面のあちこちでふんだんに遊んでいてこっちも面白い.

竹之内,やっとアメリカより帰国.実に#11以来なので10話ぶりってのがすごいや.「隣の人が吐いていると吐きたくなるのは,隣の人が悪いものを食べた可能性があるということで,人間の体が見ただけで反射的に吐きたくなるように出来ている」ってのは嘘ですので本気にしないでください.神山は長時間トイレで何やってたんだろう…
前田は加速をつけて影薄くなり中.そのうち見えなくなってしまうのかも.そして医者,力士,八百屋の三題話に挑戦し敗北する山口.いくらボケとしての努力をしても突っ込み向きなので,天然ボケ揃いのクロ高の連中には勝てるわけがないわけで.
車中では神山が大ミスを犯すわけですが,バカをこじらせているクロ高の連中には地理の知識がまったくなし.金貨くじ・銀貨くじの壮絶な頭の悪さに大笑い.そりゃ神山ですら頭抱えたくもなるさ.結局新幹線セットとなってしまった修学旅行なのですが,竹之内君は生きて帰れたのだろうか….

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魁!!クロマティ高校#20

「バージョンアップにリスクはつきものの巻」

肉を薦められる夢にうなされていた北斗ぼっちゃま.「いろいろな問題」を抱えストレスが溜まっている模様.それを心配するじいやの顔は林田そっくりだった.林田に「じいさんいるか?」と聞いてみる北斗,「いる」と返事の林田.しかし生き別れの状態とのこと.そこで北斗,気をきかせて2人を引き合わせてみた.
メカ沢が最近元気がないらしいと話し中の神山と林田.そこに来たメカ沢ベータがCDを持っていた.メカ沢用の新しいOSだ.OSを新しくすることには相応のリスクが伴うものの,悩むメカ沢の言葉,「恋に落ちてしまった」「新しい自分に生まれ変わりたい」により神山が冷血モードを発動させる.
朝から北斗家に林田がやってきた.「大変なことが起こったぞ!」でも「びっくりしすぎて忘れちまった」.なんだそれ.豪勢な北斗家の朝食のご相伴に預かり,食後はソファーでごろごろとくつろぐ林田.で,大変なことというのはなんだったのかというと.

夢想と現実の乖離,また,ある存在を存在たらしめる「個性」とは何であるのか.着想のベースがフロイトとかラカンとかデリダとかヘーゲルのわけはきっとないと思うのですが(苦笑),にしても,北斗とメカ沢という方向性のまったく違う存在を並べると,全体として哲学的に見えてしまうのが面白い.そしてその2人の間を繋ぐ林田は相変わらずの良心のあるバカっぷり.特に神山と並べるとその良心がより鮮やかに.じいやとの関係は他人なんだろうけど,気は合いそうだ.

メカ沢について,神山は「(パソコンみたいな)メカ」,林田は「(変わった体質の)クラスメート」とまず考えているらしく,それがゆえの神山の冷血発動が取り返しがつかなくて大笑い.パソコン講座・OS編はわかりやすいなぁ.ゲーテ(「若きウェルテルの悩み」?)を前に悩むメカ沢は,材質はどうあれ立派な人間だと思うのですが,OS当てると不具合の出かねないメカでもあって,恋心どころかその存在全てが他人の手で操作されてしまう始末.中身はプリクラ並みと思われるので,ネットワークにつながるなら,ドライバさえネットワーク経由で入れればネットワークプリンタにはちゃんと繋げられると思うけど(笑).
神山の髪の毛で遊んでる?ベータが可愛い.メカラッタ.シリアルがあっちについてるってことはベータが本体ですか? メカ沢は付属品なのですか? つうことは最後は付属品に何かがくっついたってこと? そして,予告ならともかく本編のオチであれやっちゃうと再放送のときに困ると思うんだけど,いいの?
EDがいつもの奴に戻りました.先週のはメカ沢スペシャルのための特別版だったみたいですね.

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魁!!クロマティ高校#19

「メカ沢バイク再びの巻」

満月の真夜中にキーオ峠を攻める3台のバイクの音.伝説のライダーサダハルを倒すため,今日も3人の男が峠に踏み込んだのだ.しかし王者サダハルは暴力的とも言えるライディングテクニックで3人を軽くけちらす.誰も彼に追いつくことはできない.そのはずだった.
クロマティ高校の陸上大会.100メートル走に自分の存在意義をかける勢いで張り切っていた前田.しかし一緒に走るグループにメカ沢バイクの姿が.たちまち徒競走が2人を巻き込む大惨事に.メカ沢はついこの間まで仲間ではあったものの,やはりバイクはバイクだ.しかし次の競技は高飛び.これにはバイクではどうしようもあるまいと思ったら….
かつあげされている田中.そこにメカ沢バイクにまたがった正義の味方,神山参上.ついでにジャンプしてみろと不良に言われ,神山,メカ沢にまたがったままで垂直ホバリングをお見舞い.その奇行に逃げ出す不良,その一方で集まってくる警察.しかし今日の神山は完璧だ.ミサイルも撃ってない.ヘルメットもかぶってる.メカ沢バイクの整備も完璧だ.警察に捕まる可能性は微塵もないと余裕だったのだが.
意外と飽きずにやっていた野球の練習帰りの神山組.そこに暴走族ラインバックが来襲.しかし神山にしてみれば,メカ沢バイクに比べればフツーのバイクの100台程度どうということはない.

メカ沢バイクと神山のコンビ再び.最初のサダハルがあらゆる意味で敗北する様子に爆笑.そりゃあんなもの見てしまったら引退だってしたくなるわけで.むしろあれを見て事故らなかっただけでもすごいだろう.とんでもない姿勢で乗っていた,神山の真面目な顔がなんとも言えません…
今回は終始メカ沢バイク,とてもとてもいい声で爆走.ちくしょういい声だ(笑)! メカ沢話でのお約束,ミュージッククリップが前回のバイク話と同じ状況で入ってきて楽しい.ただ,今回は特に曲が進むに従って無関係な絵がごろごろと混じるけれど,それは味なのでこのままでよし.全体的に前回との共通点が多いんですが,OPのテロップ芸はなかったですね.出してしまうと峠の段階でネタを予測されるからだろうか?

陸上大会では久しぶりに前田がかなり喋っていましたが,折角出てもあれなんだもんなぁ(苦笑).天蓋へ舞い上がっていくメカ沢の姿がとてもいい.「改造によって人間を越えた力を持ってしまった存在を人間は仲間と思うことができるか」ってのはありがちなSFや不条理小説,あるいはジュブナイルのネタですが,メカ沢の場合最初からちょっと違うのがポイント.ただし本人は絶対「普通だ」と言い張って認めない気がするけれど.最後のオチのあと,メカ沢の威を借りていた神山たちの運命は如何に.そしてメカ沢は一体どこへ?
EDがクロ高校歌に変わりました! にゅっと出る連中の頭が楽しい.

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魁!!クロマティ高校#18

「人間見た目で全てが決まりますか?の巻」

プータンのサイン会に集まるファンたち.そこにはプータンマニアのゲイル小学校5年・城戸の姿も.デビュー当初からのコアなファンである城戸は,その見た目からいかにもプータンを理解できていなさそうなデス高の山口を敵視したり.そして,やっとはじめて握手してもらえると思ったら….
大人気のため,代役を立てるしかない状態のお笑いユニットプータン.そこに小学生城戸が「だまされた」とクレームに.そこで一考したプータンの中の人は,ひげをつけて対応し切り抜けようとする.
中の人が変わってしまったため,芸風も変わってしまったプータン.元・プータンの中の人は戻りたいのだが,元相方に「実はお前のこと好きじゃない」とぶっちゃけられる始末.「中は誰でもいいんだ」と言い切る相方.そう,確かにそれは真実だったのだ.
山口,プータン(中の人は違います)に遭遇するが,なぜか公園でタイマンすることに.そこにやってきたクロ高の連中と元プータンの中の人.元プータンの中の人はぬいぐるみを返せと迫るものの,プータンは返さない.「これはプータンになりきってしまったのだ」と神山は言う.「ぬいぐるみを返してもらうには,実力を示すしかない」と!

今回は,不条理系芸人の存在と価値について素晴らしい示唆を与える「プータン」話と,お笑いマニアの現在を鋭く切り取る山口君話の融合のような中の人が違うような乗っ取られたような.フレディはどこにいても一定の間隔で浮世離れしてていいなぁ.学校の中でもぬいぐるみのなかでも周囲からの浮き上がり方が一緒だ(笑).見た目は全然違うものの,山口と同じ魂を持つ小学生城戸君もなかなかいい味.ただし,山口と城戸で話をはじめたら,最初はもしかしたら意気投合するかもしれないけれど,最終的には喧嘩別れしそうです.
見所としては,「テレビ見て喜んでる奴なんて,バカばっかりなんだよ」「まあ要するに誰でもいいんだよ」「そんなに自信があるんなら,ピンでやりゃいいじゃないか!」等の元プータンコンビの放つ真っ黒で素敵な台詞がたまりません.そして神山君,なんでお前ら素人が本職に説教をせつせつとかましているのかを説明してください(苦笑).

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魁!!クロマティ高校#17

「山口のお笑いについての洞察がマニアックだよの巻」

先週の続きより.自分の名前を皆にどうしても知って欲しい北斗の子分なのだが,最後の駄目押しで落ちてきた隕石からは,見た目のわりにフレンドリーな口調の宇宙人が出てきた.その宇宙人を制し,北斗の子分は自己紹介しようとするのだが.
それはさておき.ドーム会場で番長選手権がはじまった.熊ころがしなどの二つ名を持つ日本各地の番長が大集合.しかしそこでアナウンスされたのは….
日本一の番長をぶちのめしに来たデス高の山口.ご紹介された日本一の番長こと神山ことハチミツBOY.山口はハチミツの登場で番長選手権の意義を「最強のお笑いを選ぶものだ」とすっかり勘違い.そこではじまるタイマンこと早押しクイズ.なぜか戦うはずの神山が出題者になっている.
竹之内.林田に乗り物酔いについて相談する.克服したいと語る竹之内に対し,林田は「その精神的な負担がよくないんじゃないのか?」と急に人が違ったようなまともなコメントをする.「お前の話を聞いていて,自分の悩みがどうでもよくなったよ」と語る林田.実は彼にも深刻な隠し事があったのだ.

毎度なんですが,どうしてこう心をくすぐるナレーションで迫ってくれるんでしょうか(笑).今週はどこか高貴な雰囲気でお送りされているクロ高.番長選手権のアナウンサーも同じ安井邦彦さんなのでかなりお得です.自分は詰め込みすぎなくらいに情報量があって,しかもテンポが速いほうが見ていて楽しいので,今日の詰め込み具合はかなり好み.また,1つ1つの話は独立しているのですが,キャラをうまく繋げるような並べ方をすることで,全体的なまとまり感を出しているところもこの番組ならではの面白さかと.

冒頭,2週かけて引っ張って結局言えなかったというギャグなんですが,うーん,これだとこの部分先週の最後でやってしまってもよかったかも…あ,でもこの番組15分しかないから,時間が足りないんだ.番長選手権はあの女性アナのアナウンスが入った時点で嫌な予感がちゃんとしましたね(笑).やっぱり「日本一の番長」なんてものを狙うのは余程のバカだけだったってことなんでしょう.…あれ?じゃなんで正解者が優勝なんだ? バカの最下層から一番賢いのを連れてきても,人材としては限界があるぞ(笑)?

山口のずれっぷりがかなり好きです.神山とのタイマン?にクイズ番組に出る芸人と同じ方向性で対処してんのがおかしい.で,山口が考えすぎて間を外しているのに対して,林田は天然ボケがいい感じに炸裂.山口はコントとか,ちゃんとシナリオのある笑いで突っ込み役をやるのが向いている気がするんですが,彼の指向は完全なボケ志望だからうまくいかない.対して神山と林田はツッコミとボケ(たまに逆)という感じでいい相性ですね.
最後,実はエリート一家の一員であることが判明した林田の隠し事についてはぜひ実際に見ていただきたいですが,来た!つけた!違った!のあたりはスピード感溢れる演出でかなり笑いました.で,ウェイターのフレディは,どうやって宇宙から戻ってきたんだろうかとか考えてもどうしようもないんですよね.フレディだし(笑).

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